✍️ この記事の著者情報

【自己成長戦略の専門家】
桑田かつみ
💼 経歴・肩書き:
🔹専務取締役(役員)
🔹1970年生まれ
🚀 実績と提供価値:
🔹平社員から9年で役員に至った実体験に基づいた、再現性の高いリーダーシップ、仕事術、メンタル強化の「自己成長戦略」を共有。
🔹成功論 / リーダー論 / 心のスキルアップ / コミュニケーション術を専門。
🔹Xフォロワー3,000人突破!
【役員実録】平社員から9年で取締役に這い上がった私が、調子に乗りかけて大失敗した話
私は2003年にこの会社に平社員として入社した。当時は右も左も分からず、ただ泥臭く足繁く顧客に通うだけの毎日だった。それが運よく少しずつ数字が作れるようになり、入社して3年目を迎えた頃、私の心には猛烈な「慢心」が芽生えていた。
「俺の提案の通りに動けば間違いない」「他の奴らとはセンスが違う」──そんな傲慢な鼻息荒く臨んだ製造業の大型コンペで、私は完璧に足元をすくわれ、競合他社に大差で負けた。見積もりの金額でも、商品のスペックでも負けていなかった。敗因の理由はただ一つ、「決裁権者ではなく、現場で苦しむ職人たちの本音を一切聞いていなかったこと」だった。窓口の担当者とだけ表面上の話を合わせ、俺のやり方ですべてをねじ伏せようとした結果、社内からも顧客からも完全に見放されたのだ。
この大失敗こそが、私のビジネス人生を根底から変えた。その後、私は己の我流をすべて捨て、徹底的に「人間の幅」を広げる泥臭い段取りへと舵を切った。結果として、その9年後に私は取締役(専務)の座に就くことになった。当時、私が自らの血肉として叩き込んだ「一生モノの信頼を掴む6つの段取り」を、包み隠さずここに実録として明かす。
1. 「俺はデキる」という慢心を捨て、トップの型を丸ごと完コピした日々
当時の私は、先輩のアドバイスを「古臭い」と聞き流し、自分のスマートなやり方固執していた。しかし大敗北を喫した日、私は社内で圧倒的な数字を叩き出していたトップセールスの先輩の行動を、一週間ストーカーのように観察した。
彼らは決してかっこいい提案などしていなかった。顧客からのメールには3分以内に返し、案件の進捗は1時間単位で管理し、顧客が言い淀む小さな違和感を決して聞き逃さなかった。私は自分のプライドをゴミ箱に捨て、その先輩の動きを1ミリも狂わず完コピすることからやり直した。我流の慢心を捨てた瞬間から、私の数字は再び右肩上がりになった。
2. 役員になった今だから分かる「決裁権者と現場の温度差」を突くリサーチ
取締役となった現在、日々数多くの営業マンが私のもとに提案にやってくる。その中で、一発で「あ、こいつはダメだ」と見抜くポイントがある。それは、社長や役員である私の顔色ばかりを伺い、実際にその製品を現場で朝から晩まで使う「現場の人間が抱えるリアルな悲鳴」を一切調べてきていない時だ。
かつての私もそうだった。経営層の予算ばかりを気にして、現場で汗を流す人間への配慮を怠っていた。名刺交換の前に、その会社の工場や現場が抱えている隠れたボトルネック、過去のトラブルの歴史まで調べ上げる。この事前の段取りを怠る営業は、どんなに弁が立っても役員の心には絶対に響かない。
3. ニュースを「うちの顧客の明日起きる危機」に翻訳する作業
平社員の頃、私は経済ニュースを「就職活動や昇進試験のための教養」程度にしか捉えていなかった。しかし、本物の営業になる過程で、ニュースのインプット方法を180度変えた。
「この原材料の高騰や法改正の動きは、明日、あのクライアントの現場にどんなコスト爆弾を落とすか?」──これを商談の前に徹底的にシミュレーションした。顧客がまだ気づいていない未来のトラブルやリスクを、こちらから「御社、来期このままだとこの部分で赤字が膨らみますよ」と先に切り札として差し出す。この瞬間から、営業と顧客という関係は消え、対等な「ビジネスの同志」へと関係が進化する。
4. 自社商品の自慢をピタリと止め、「言語化できない痛み」をえぐる技術
若い頃の私は、自社が扱う商品の優れた性能をプレゼンボードにびっしり書き込み、それを得意げに語ることで仕事が取れると本気で信じていた。だが、それは単なる「売り手の自己満足」でしかなかった。
本当に信頼される営業は、商品の説明などほとんどしない。代わりに、顧客自身もモヤモヤとしか言語化できていない「組織の膿(うみ)」や「見えない非効率」を、鋭い質問によって引きずり出す。「本当は、今の古い体制のままだと、来年あたりに現場が持たなくなると感じておられませんか?」──この痛みの核心を突いた時、顧客の目の色が変わる。「こいつは、俺たちの痛みを誰よりも分かっている」という信頼が生まれた瞬間、商品のスペックなど関係なく、受注は向こうから転がり込んでくる。
5. 自分の好不調をなくすために「勝ちパターン」をノートに書き殴った夜
売上がいい月は「今月はツイていた」、悪い月は「運が悪かった」と片付けているうちは、いつまで経っても役員の視座にはたどり着けない。平社員から這い上がる過程で、私は大型案件が取れた夜に必ず、居酒屋の片隅で「なぜあの商談が成功したのか」の全プロセスをノートに書き殴っていた。
どのタイミングで連絡を入れたか、どんな言葉で相手の警戒心が解けたか。それを徹底的に言語化し、自分だけの「勝ちのアルゴリズム(型)」に落とし込んだ。運や気合いに頼る営業を卒業し、自分の行動を自分で再現できるようになった時、会社からの評価は爆発的に変わった。
6. 異業種交流会への逃げを捨て、「目の前の120%の成果」で紹介ループを回す
若手時代、なかなか数字が伸びずに焦っていた私は、名刺集めのために無意味な異業種交流会やパーティーに毎晩のように顔を出していた。しかし、そこで手に入った名刺から質の高い仕事が生まれたことは、一度たりともなかった。
そこに時間を使うのをパッタリと辞め、私は目の前のクライアントの仕事だけに全神経を注いだ。「依頼されたことの120%を返し、相手が驚くスピードで納品する」──これを愚直に続けた結果、顧客のほうから「うちの取引先や友人を紹介させてほしい」と連絡が来るようになった。強力な紹介ループとは、小手先の営業ネットワークではなく、目の前の仕事に対する圧倒的な誠実さからしか生まれない。
【役員の結び】最後に会社が重用するのは、小手先の天才ではなく「人間の幅」を持つ人間だ
平社員から役員という立場に上り詰めて、数え切れないほどのビジネスパーソンの盛衰を見てきた。そこで確信しているのは、小手先のトークテクニックや、一時的に数字を跳ね上げるだけの「利己的な営業マン」は、時代の変化とともに必ず消えていくということだ。
最後に会社から残り続け、重用されるのはいつだって、「自分の過去の慢心を認め、泥臭く失敗から学び、人間としての幅を広げ続けた人間」に他ならない。あなたが今、営業の壁にぶつかっているなら、それは小手先のノウハウが足りないのではない。あなたの「人間の幅」を試す、最高の転換点なのだ。
💡【実戦編】商談を確定させる「戦略的段取り」
営業の「型」を身につけた次に必要なのは、現場で顧客を圧倒する「準備の質」です。売上の壁にぶつかる人の多くは、無意識の「慢心」によって、商談前の微細な段取りを疎かにしています。
役員の視点から見れば、成約は商談が始まる前にすでに決まっています。小手先のトークではなく、あなたの「人間の幅」を信頼に変え、競合を寄せ付けずに商談を勝ち取るための具体的な技術を公開しています。
一生モノの営業武器を手に入れ、市場価値を確実なものにしたい方は、ぜひ以下の記事で「本物の段取り」を体得してください。
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