1970年生まれ。結婚を機に帰省し、メーカーへ入社。平社員で入社して9年で取締役(平→課長→次長→部長→常務→専務)/激動の時代を生き抜く、人としての器を広げるための情報をXで発信中!/成功論/リーダー論/心のスキルアップ/コミュニケーション術/趣味:ピアノ・筋トレ・サウナ・愛犬ヾ(・ω・*)なでなで
仕事に役立つ「教養」とは?ビジネス書より文学や歴史書を読むべき理由
現代ビジネスにおいて、専門知識やスキルを磨くことは重要です。しかし、それだけで本当に成功できるのでしょうか?
実は、ビジネスの世界で真に活躍している人は、専門領域を超えた幅広い「教養」を身につけています。教養とは、単なる知識の量ではなく、複雑な物事を深く理解し、本質を見抜く力のこと。
今回は、仕事や経営に不可欠な「人間力」を高めるための教養の身につけ方について解説します。
なぜビジネスに「芸術」が役立つのか?
「芸術なんて、仕事には関係ない」と思うかもしれません。しかし、演劇、音楽、文学、絵画といった芸術は、人間の心や感情を深く探求するものです。
仕事や経営の本質は「人」にあります。組織を動かすのも、お客様の心をつかむのも、すべては人とのコミュニケーションの上に成り立っています。
表面的なノウハウだけを学んでも、矛盾を抱える人間の複雑な心理を理解することはできません。芸術に触れることは、多様な価値観や感情を疑似体験することであり、それが結果的に人の心を理解する力、つまり「人間力」を養うことにつながります。
ビジネス書より「名作」を読むべき理由
効率的なノウハウや成功事例を求めてビジネス書ばかり読んでいませんか?
もちろん、ビジネス書も有用ですが、本当に教養を深めたいなら、名作小説、歴史書、偉人の評伝などを読むことをお勧めします。
なぜなら、それらの書物には、時代を超えて多くの人々に支持されてきた普遍的な人間の本質が描かれているからです。
例えば、歴史書は、過去に生きた人々の成功や失敗、そしてその背景にある思考を学ぶことができます。これにより、未経験の出来事や将来の予測が立てられるようになり、不確実な時代を生き抜くための知恵が身につきます。
もし歴史書に抵抗があるなら、アダム・スミスの『道徳感情論』から始めてみましょう。人の心理に他者が与える影響について深く考察されており、読みやすい文章で解説されているものも出版されています。
リンク
教養の力をさらに高める2つの習慣
読書で得た教養を「最高の実用」にするためには、次の2つの習慣を身につけましょう。
1. 自分の頭で徹底的に考える
現代は、インターネットを使えば瞬時に情報が手に入ります。しかし、多くの情報に触れるだけでは、真の教養は身につきません。
重要なのは、得た情報を鵜呑みにせず、「なぜそうなのか?」「本質は何なのか?」と自分の頭で深く考える習慣です。これにより、物事の本質を見抜く論理的思考力や、新しいアイデアを生み出す発想力が磨かれます。
2. 様々な人と直接会って話す
本で得られる知識は「二次情報」です。本当の学びは、人との交流から生まれる「一次情報」にあります。
会社以外の人、異なるバックグラウンドを持つ人に積極的に会いに行きましょう。講演会やセミナーに参加したり、友人のツテを頼ったりして人脈を広げることが大切です。
直接対話することで、多様な視点や生きた知恵を吸収し、読書で得た知識を自分ごととして血肉化することができます。
教養を深め、人間力を高めることは、仕事のパフォーマンスを向上させるだけでなく、人生を豊かにする最高の投資です。ぜひ、今日から実践できることから始めてみましょう。
まとめ
この記事では、読書や芸術を通じて教養を深めることが、物事の本質を見抜く力や、他者の心を理解する力を養う上でいかに重要かをお伝えしました。自分の頭で深く考え、本質を捉える力は、仕事や人生を豊かにする「本物の武器」となります。
もしあなたが、このような教養を通じて得た洞察力や思考力を活かし、人々の仕事や人生の悩みに寄り添い、サポートする専門家として活躍したいとお考えでしたら、「キャリアコンサルタント」という道がその力を最大限に発揮できるかもしれません。
人々のキャリア形成を支援するプロフェッショナルを目指せる「地域連携プラットフォーム キャリアコンサルタント養成講習」について、実際に受講した方々のリアルな声や評判をまとめた記事をご用意しました。次のステップを考える上で、ぜひ参考にしてください。
0 件のコメント:
コメントを投稿