【仕事が速い人の段取り術】「残る仕事」をゼロにする方法5選

デキる人の段取り術：「仕事がたまらない」仕組みと解決策5選

「仕事が上手く回っていない」「常にタスクに追われている」と感じる時、その根本原因は「仕事をためていること」にあります。仕事がたまらなければ、余計なストレスからも解放され、段取りよくスムーズに業務をこなせるようになります。

本記事では、いつまでも残ってしまいがちな仕事をなくし、仕事の優先順位を正確に見極めて段取り上手になるための、具体的な解決策5つをご紹介します。

Part 1：【残る原因別】「たまってしまう仕事」をなくす対処法3選

なぜその仕事は処理できずに残ってしまうのか？原因を正確に把握することで、仕事が思い通りに進むようになります。

テクニック①：スキル不足・難しいと感じる仕事への対処法

難しい、苦手だと感じる仕事は、やる前から手こずると予測し、着手が遅れがちです。最も避けるべきは、出来ると過信して安請け合いするパターンです。

これらの仕事を引き受ける際は、『納期内にこなせるか』を冷静に判断しましょう。難しいと判断した場合、すぐに依頼人と交渉し、納期を延ばしてもらうか、手伝ってもらえる人をつけてもらうことが重要です。早期交渉こそが、トラブルを防ぐ段取りの要です。

テクニック②：やる気が起きない仕事（①どうでもいい仕事）への対処法

大した仕事に思えず、どうでもいいと感じる仕事は、着手が遅れたり、存在を忘れがちです。しかし、その中には他人にとって重要な仕事が潜んでおり、放っておくと大きなトラブルを生む危険性があります。

この仕事をしないとどんな影響が出るかを、依頼者や関係者の顔を思い浮かべながら具体的に想像しましょう。影響が大きいと判断できれば、「まずい」というリスク意識がやる気の問題を超えて働き、自然と着手できるようになります。その仕事の影響力を考えることが極めて大切です。

テクニック③：やる気が起きない仕事（②個人的に嫌いな仕事）への対処法

個人的に嫌いな仕事はモチベーションが上がらず、着手が遅れるだけでなく、質も上がりません。集中力を欠き、ミスも増えるため、計画していた段取りが崩れやすい仕事です。

こうした仕事に対しては、まず『なぜ嫌いか』を具体的にノートなどに書き出しましょう。その多くが、自分の苦手な部分（弱点）だと気づくはずです。理由が弱点だと分かれば、「克服したい」という気持ちが少なからず湧くはずです。その気持ちを強く持って、積極的な着手につなげましょう。

Part 2：【段取り上手になるため】仕事をためないための習慣2選

習慣④：多角的な視野を取り入れ「やり忘れ」をなくす

「これだけやれば大丈夫」と進めていた仕事で、「しまった！もっと前にやっておくべきことがあった」と後悔した経験はないでしょうか。この「やり忘れ」は段取りを大きく狂わせ、深刻なトラブルに発展します。

この原因は、自分の視野では見えない仕事があることです。優秀なビジネスパーソンは、他人の視野をしっかり取り入れます。自分の見えている世界を疑うくらいでちょうど良いです。上司や先輩に「他にやるべきことはないか」と一言アドバイスをもらっておけば、未然に防げたトラブルは多く存在します。

習慣⑤：長期プロジェクトを「細分化」し、定期的な予定を組む

長期にわたるプロジェクトは、実施までずっと頭の片隅に残るフラストレーションの元凶です。未完成の仕事は、それだけで「仕事が残っている」と感じさせてしまいます。

時間のかかる仕事は、できるだけ細分化し、少しずつ手をかけるのが段取りのコツです。細分化された各タスクは完了できるため、「仕事が残っている」感覚を軽減できます。

また、「まだ時間はある」という油断を防ぐため、プロジェクトが決まった直後に「週に1時間は作業する」などと、スケジュールに定期の予定を組み込みましょう。小さな達成感を積み重ねることで、目標を必達するまで着実に進んでいけます。

まとめ：段取りよく仕事をこなして、ストレスフリーな働き方を実現する

仕事が速い人は、特別なスキルを持っているわけではなく、「仕事をためない」ための仕組みと習慣を徹底しています。今回ご紹介した5つの対処法を実践し、ストレスフリーで成果の出る働き方を実現しましょう。