【役員直伝】「厄介な人」を戦力に変える戦略と自己防衛術

2021/02/07

コミュニケーション戦略

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職場での厄介な人への対処法 イメージ



✍️ この記事の著者情報

自己成長戦略の専門家 桑田かつみの顔写真

【自己成長戦略の専門家】
桑田かつみ

💼 経歴・肩書き:

🔹専務取締役(役員)
🔹1970年生まれ

🚀 実績と提供価値:

🔹平社員から9年で役員に至った実体験に基づいた、再現性の高いリーダーシップ、仕事術、メンタル強化の「自己成長戦略」を共有。
🔹成功論 / リーダー論 / 心のスキルアップ / コミュニケーション術を専門。
🔹Xフォロワー3,000人突破!

【役員直伝】「厄介な人」を戦略的に動かす!職場の人間関係をコントロールする3つの鉄則

職場に「厄介だな」と感じる人がいると、あなたの集中力は削がれ、仕事のストレスは増える一方です。この状態を放置することは、昇進を目指すリーダーにとって致命的な時間の損失となります。

しかし、感情的に反発したり、無視したりする従来の対応は、状況をさらに悪化させるだけです。私が長年、組織のトップとして多くの社員を見てきて学んだのは、彼らが厄介な態度を取る背景には、過去の苦い経験や、組織への不満、自己肯定感の低さなどが隠されていることが多いという事実です。

私は、彼らを「問題社員」として切り捨てるのではなく、「戦略的に対処すべき対象」として捉えることで、成果を出し続けてきました。まずは「好きでこうなったわけではない」と気持ちを切り替え、人間関係を円滑にし、自分自身のストレスを大幅に減らすための3つの効果的な戦略をご紹介します。

1. 「でも」「しかし」を封印!返事は常にポジティブな相槌を心がける戦略

相手の意見に納得できなくても、まずは「はい」や「そうですね」といったポジティブな相槌を打ち、話を聞く姿勢を示しましょう。これは表面的な同意ではなく、相手の承認欲求を満たすための重要なビジネススキルです。

人は自分の意見が受け入れられていると感じると、心理的なバリアを解き、心を開きやすくなります。特に厄介な人は「自分は否定されている」という被害意識が強い傾向にあるため、このステップが決定的に重要です。

「でも」「しかし」といった反論の言葉は、相手に「否定された」という印象を与え、さらなる対立を生むきっかけになります。たとえば、私が会議でよく使うのは、「なるほど、そういう見方もありますね」や「おっしゃる通りです」といった言葉です。相手の意見を一度受け止めることで、その後の建設的な議論を進めるための土台が築けます。この姿勢は、あなた自身の感情をコントロールする訓練にもなり、冷静なリーダーシップを保つことにつながります。

2. 「厄介な本音」を見抜く!相手の話を最後まで遮らずに「傾聴」する戦略

たとえ話の途中で「それは違う」と感じても、決して相手の言葉を遮ってはいけません。途中で口を挟む行為は、相手を軽視しているという印象を与え、彼らをさらに頑なにしてしまいます。

重要なのは、単に聞くだけでなく、「傾聴」の姿勢を持つことです。最後まで相手の言い分を尊重して耳を傾けることで、相手は「この人は最後まで話を聞いてくれる」と安心感を覚えます。怒りの感情がピークにあるときは、まずすべての不満を吐き出させることで、相手は冷静さを取り戻しやすくなります。

そして、相手が感情的でなくなれば、その話の中に隠されていた本当の問題点や、解決の糸口が自ずと見えてくることも少なくありません。私は役員として、この傾聴を通じて、一見無意味に見える不満の裏に隠された組織構造のボトルネックや、優秀な人材の離脱リスクを何度も発見してきました。この傾聴のスキルは、どんな人間関係においても深く信頼されるためのリーダーの基盤となります。

3. 認知の歪みを正す!意識して相手の「良いところ」を見つける戦略

人には誰でも、良い面と悪い面があります。「厄介だ」と感じているときは、無意識のうちに相手の悪い面ばかりに焦点を当てている可能性があります。その認知の歪みを正すため、意識して相手の良い面を探してみましょう。

仕事以外の場面や、些細な行動にも目を向けることがポイントです。たとえば、「細かいことは気になるけど、資料作成は丁寧だ」「口は悪いけど、実は面倒見が良い」といった一面が見つかるかもしれません。日常的に「あの人の良いところはどこだろう?」と考える習慣をつけることで、彼らに対する見方が変わり、結果としてあなた自身のストレスが軽減されます。

相手の良い部分を意識すると、その人への接し方も自然と変わり、予期せぬ協力関係が生まれることもあります。このテクニックは、自分自身の感情をコントロールし、職場の人間関係をより良い方向に変えるための強力なツールとなるでしょう。優秀なリーダーほど、感情で判断せず、この戦略を意識的に使っています。

🤯【上級編】戦略が通じない「攻撃的な人」への自己防衛術

【役員の実戦経験】心を病まず、職場で自分自身を守り抜く技術

本記事の「戦略的な動かし方」は多くの場合有効ですが、中には劣等感からくる攻撃性が強く、傾聴すら通用しない手ごわい相手も存在します。
そのような状況では、自身のメンタルヘルスを守るための具体的な「自己防衛」と「境界線の引き方」の技術が不可欠です。

私が取締役として最も重視した、攻撃的な相手から冷静に身を守るための、より専門的な対処法を徹底解説しています。

  • ✅ 劣等感の強い人が攻撃的になるメカニズムと対処の初期段階
  • ✅ 攻撃的な言動から心を隔離し、健全な距離を保つ具体的な方法

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平社員で入社して9年で取締役まで登り詰めた経験から、激動の時代を生き抜く、人としての器を広げるための情報を様々な話題から発信中!                      問い合わせいただく、記事転載希望のご質問ですが、リンク、転載元を明記していただければ、全記事、転載自由です。

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