【役員直伝】過去への慢心を捨てろ|最善の妥協点を見極め、損切りを成功させる戦略

2022/09/23

成功仕事戦略

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✍️ この記事の著者情報

自己成長戦略の専門家 桑田かつみの顔写真

【自己成長戦略の専門家】
桑田かつみ

💼 経歴・肩書き:

🔹専務取締役(役員)
🔹1970年生まれ

🚀 実績と提供価値:

🔹平社員から9年で役員に至った実体験に基づいた、再現性の高いリーダーシップ、仕事術、メンタル強化の「自己成長戦略」を共有。
🔹成功論 / リーダー論 / 心のスキルアップ / コミュニケーション術を専門。
🔹Xフォロワー3,000人突破!

【役員直伝】過去の成功という「慢心」を捨てろ|損切りできないリーダーが妥協点を見極める4つの思考法

「せっかくここまで頑張ったのに…」「これだけの予算を投じたのだから」。

私たちは、これまでの努力や投資を無駄にしたくないという心理から、サンクコスト(埋没費用)にとらわれ、不合理な判断を下してしまいがちです。しかし、取締役として多くのプロジェクトを統括してきた立場から言わせれば、この「もったいない」という感情こそが、組織を沈める最大の慢心です。

この記事では、サンクコストの罠を打破し、冷静に損失を最小化するための思考プロセスを解説します。リーダーとして「最善の妥協点」を見極める決断力を手に入れてください。


あなたは大丈夫?サンクコストの罠を招く「慢心」の正体

たとえば、高額な自腹のセミナーと、会社負担の無料研修を想像してください。内容が今の自分に不要だと気づいた時、自腹の方は「元を取らねば」と無理に受講を続け、時間を浪費しませんか?

冷静に考えれば、支払ったお金も時間も二度と戻りません。しかし、自分の投資が絡むと人は「自分は間違っていない」という慢心に流され、不合理な行動を取ります。リーダーがこの罠にハマると、引き際を誤り、チーム全体を共倒れさせる「負け癖」の原因となります。


損失を最小化する「損切り」4つの思考プロセス

感情を捨て、論理的に最善の妥協点を見つけ出すためのステップです。

1. 感情を排除した「徹底的な現状分析」

「今までいくら使ったか」は一度忘れましょう。大事なのは「今、手元に何があり、市場はどう動いているか」だけです。客観視できないリーダーに、正しい判断は下せません。

2. デッドライン(残り時間)の確認

判断を先延ばしにするほど、傷口は広がります。「いつまでに答えを出すか」という期限を切り、最悪の事態を先読みして動くことが重要です。

3. 「捨てる」ことから最善の答えを導く

すべてを守ろうとするのは強欲であり、慢心です。損失を最小化するために「何を捨てるべきか」を明確にしましょう。これがプロの選ぶ妥協点です。

4. 決断即実行:迷いを断ち切る

答えが出たら、ためらわずにすぐ行動します。ここで立ち止まると、再び「もったいない」という悪魔の囁きに負けてしまいます。


【実例】原価割れでも販売に踏み切った役員の決断

ある新製品A(原価1,200円)の在庫を大量に抱えていた時のことです。競合が1,000円で高性能な新製品Bを発売しました。社内には「原価割れは許されない」という空気が流れました。

  • 役員の判断:製品AはBには勝てない。時間が経てば価値はゼロになる。
  • 導き出した妥協点:「600円でも売れるうちにすべて処分し、キャッシュを回収する」。
  • 結果:即座に半額セールを実施。在庫を完売させ、被害を最小限に抑えました。

もし「原価で売れるはずだ」という慢心に固執していたら、全在庫が不良資産となり、損失は数倍に膨らんでいたはずです。


まとめ:正しい決断が「人間の幅」を広げる

「もったいない」という感情は、判断を曇らせる最大の敵です。サンクコストを切り捨てる勇気こそが、リーダーとしての信頼を生み、あなたの人間の幅を広げます。過去に縛られず、常に「今ここから」の最適解を選び続けましょう。

🏆【年代別】キャリアの「損切り」と「再投資」戦略

キャリアにおけるサンクコストを捨てるには、今の自分の市場価値を正しく知り、「次の武器」を手にすることが不可欠です。役員の視点から、年代別に最も投資価値の高い解決策を厳選しました。

▼ 20代・30代の方へ:プロと描くキャリア戦略
「今の会社に居続けるリスク」を可視化し、理想のキャリアへ損切りをサポートする。39歳までの方がまず受けるべきポジウィルキャリアの真実を解説します。

【役員検証】ポジウィルキャリアの評判と費用対効果 »


▼ 40代以上の方へ:専門性を武器にする自己投資
組織に依存せず、一生ものの国家資格で市場価値を上書きする。私が役員視点で注目した地域連携プラットフォームでの資格取得が、なぜ最強の自己防衛になるのかを評価しました。

【役員評価】地域連携プラットフォームの評判と実力 »

⚠️【あわせて読みたい】その判断、実は「慢心」かも?

サンクコストの罠にハマる最大の原因は、過去の成功や自分の投資に対する「無意識の執着」です。

役員として多くのリーダーを見てきた私が確信しているのは、優秀な人ほど「慢心」という名の見えない壁にぶつかり、成長を止めてしまうという事実です。あなたが今、損切りをためらっている理由がどこにあるのか。成長を止める5つの行動原則からチェックしてみてください。

  • ✅ 知らずに陥っている「慢心」のサインとは?
  • ✅ 成長し続けるリーダーが絶対にやらない5つの「ヤバい行動」

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