【役員直伝】30代・40代の「慢心」が招くヤバい末路:成長を止める5大行動原則

2021/02/17

リーダーシップ戦略

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忍び寄る慢心パターンとその対処法  イメージ


✍️ この記事の著者情報

自己成長戦略の専門家 桑田かつみの顔写真

【自己成長戦略の専門家】
桑田かつみ

💼 経歴・肩書き:

🔹専務取締役(役員)
🔹1970年生まれ

🚀 実績と提供価値:

🔹平社員から9年で役員に至った実体験に基づいた、再現性の高いリーダーシップ、仕事術、メンタル強化の「自己成長戦略」を共有。
🔹成功論 / リーダー論 / 心のスキルアップ / コミュニケーション術を専門。
🔹Xフォロワー3,000人突破!

【役員実践】「慢心」を自覚し、成果を最大化するリーダーの5つの克服戦略

一度成功すると、人は「もうこれでいい」と現状に満足し、成長への意欲を失いがちです。この慢心は、私たちのキャリアを停滞させる最大の敵となります。特に、昇進を果たした30代・40代のリーダーにとって、慣れ親しんだ「コンフォートゾーン」に安住することは、新しい知識やスキルの習得を怠り、時代の変化に取り残されてしまう致命的なリスクとなります。

今回は、私自身が平社員から取締役へ登り詰める過程で、何度も自分に課してきた、「慢心」という壁を乗り越え、常に謙虚な姿勢で学び続け、人として、そして仕事人として成長し続けるための5つの克服戦略をご紹介します。

リーダーのキャリアを崩壊させる「慢心」の4大パターンを自覚する

慢心は無自覚のうちに忍び寄ります。権威あるポジションにいればいるほど、客観的な自己評価が困難になり、その傾向は強まります。まずは、誰にでも起こりうる慢心の4つのパターンを認識することで、陥るのを防ぎましょう。

1. 成功が続く時:「現状維持」という名の「後退」

長期的な成功は、ときに「現状維持」という危険な罠につながります。成功が続くと、脳は快感物質であるドーパミンを放出し、「このやり方で間違いない」という強い確信を持つようになります。この状態に慣れてしまうと、新しいことに挑戦する意欲が低下し、過去の栄光にしがみつくようになります。変化の激しい現代において、現状維持は実質的に「後退」を意味します。

2. 目標を達成した時:「燃え尽き症候群」という目標喪失感

目標達成の瞬間、緊張が緩み、「これで十分だ」という慢心が芽生えやすくなります。私が役員に昇進した直後も、この「目標喪失感」に襲われました。これがバーンアウト(燃え尽き症候群)を引き起こすこともあります。慢心から抜け出すためには、目標達成を一時的な通過点と捉え、すぐに次の新しい「ストレッチゴール」を設定するマインドセットを持つことが重要です。

3. 権力を握った時:「裸の王様」になる傲慢な自己確信

人を意のままに動かすことができる権力を握ると、周囲には「イエスマン」ばかりが集まり、耳の痛い意見や建設的な批判が届かなくなります。自分の考えが常に正しいと思い込み、傲慢になりがちです。この状態は、権力者自身が「裸の王様」になるだけでなく、組織全体の停滞を招きます。権力を持つ期間が長くなるほど、客観的な自己評価が困難になり、この傾向は強まることを自覚すべきです。

4. 年齢を重ねた時:経験への過信という停滞

「今までのやり方でやってきたから大丈夫」という経験への過信は、最も見過ごされやすい慢心の一種です。この考え方は、「生涯学習」が当たり前になった現代社会で、自身の市場価値を低下させる大きな原因となります。過去の成功体験に縛られず、常に新しいスキルや知識を吸収しようとする柔軟な姿勢が不可欠です。


リーダーが常に成長し続けるための「慢心克服」5つの戦略

慢心を克服し、常に成長し続けるためには、意識的に「謙虚に学び続ける姿勢」を作り出すための仕組みを構築することが不可欠です。

戦略1:達成が困難な「ストレッチゴール」を常に設定する

達成が困難なほど高い目標を設定することで、常に努力し続けるモチベーションを維持できます。目標設定は、単なるゴール設定でなく、自分の思考の枠組みを広げ、現状の自分を客観視するための重要なツールです。「どうすれば達成できるか?」を常に自問自答することで、新たな知識やスキルの必要性に気づき、成長の機会を意図的に見つけ出すことができます。

戦略2:トップダウンの意見を「戦略情報」として処理する

あなたの欠点を指摘してくれる存在は、成長にとって不可欠な「鏡」です。特にリーダーは、部下や他部署から意見を聞き入れる際、感情的にならず、相手の意図を冷静に汲み取ることを心がけてください。【私の経験談】私は、役員になってからも、部下や若手の厳しいフィードバックを、個人的な批判でなく「事業の成長データ」として処理するよう努めてきました。建設的な批判を素直に受け入れ、改善に活かすことが、自己成長のフィードバックループを確立します。

戦略3:コンフォートゾーンを出る「異動」や「現場」への意図的な挑戦

同じ場所に安住していると、自分のやり方が通用しなくなっていることに気づきにくいものです。積極的に「コンフォートゾーン」の外へ踏み出しましょう。

  • 人に教える: 自分の知識を体系化し、他者に伝える過程で、知識の曖昧さや理解不足に気づかされます。
  • 部署を異動する: 新しい環境では、これまでの経験が通用しないことも多く、謙虚に学び直す姿勢が強制的に生まれます。
  • 現場に出る: 管理職が現場の最前線に立つことで、現状を正確に把握し、自身の知識やスキル不足に気づくことができます。

戦略4:「誰にも見られていない仕事」で差をつける成長の複利効果

慢心は「誰も見ていないから手を抜いてもいい」という意識から始まります。逆に、誰にも見られていない小さな仕事(報告書の品質、資料の整理、自己学習)こそ、成長の差を生む鍵です。私は、平社員の頃から「誰が見ていなくても手を抜かない」姿勢を貫きました。その小さな習慣が、知識と実力の「複利効果」を生み、取締役になってからの意思決定の土台になりました。

戦略5:知識インプットを「強制」し、自己成長を業務に定義する

忙しさを理由に、自己成長のための学習を止めると、すぐに知識が陳腐化し、周回遅れになります。自己成長を「時間があればやる」趣味ではなく、「必須の業務」としてスケジュールに組み込み、強制的に行いましょう。「インプットを止めた同僚が、数年で社内評価を失速させた実例」を私は見ています。常に新しい知識を吸収し続ける姿勢こそが、キャリアを長く、強く維持する唯一の戦略です。

👤【次の戦略】慢心を完全に断ち切る「外部の視点」導入戦略

【役員の実戦経験】自己投資を次のキャリアに活かす方法

本記事で解説した慢心克服戦略は、すべて「外部からの適切なフィードバック」が前提となります。
しかし、自分のキャリアの次の目標や課題は、一人で安易に設定すると、再び自己流の慢心に陥りがちです。

私が取締役として、昇進を目指す30代・40代に最も推奨してきたのが、専門家による客観的な視点を導入することです。特に、地域連携プラットフォームのようなサービスは、あなたの市場価値を正確に測り、停滞を許さない「ストレッチゴール」を設定するのに役立ちます。

  • ✅ あなたの市場価値を正確に測ってくれる第三者の存在
  • ✅ 現状のスキルセットでは達成困難な「ストレッチゴール」の設計

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平社員で入社して9年で取締役まで登り詰めた経験から、激動の時代を生き抜く、人としての器を広げるための情報を様々な話題から発信中!                      問い合わせいただく、記事転載希望のご質問ですが、リンク、転載元を明記していただければ、全記事、転載自由です。

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