慢心しない方法とは?仕事で成長を続ける5つの克服法

2021/02/17

心のスキルアップ

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忍び寄る慢心パターンとその対処法  イメージ


この記事を書いた人
桑田かつみ 専務取締役

1970年生まれ。結婚を機に帰省し、メーカーへ入社。平社員で入社して9年で取締役(平→課長→次長→部長→常務→専務)/激動の時代を生き抜く、人としての器を広げるための情報をXで発信中!/成功論/リーダー論/心のスキルアップ/コミュニケーション術/趣味:ピアノ・筋トレ・サウナ・愛犬ヾ(・ω・*)なでなで


一度成功すると、人は「もうこれでいい」と現状に満足し、成長への意欲を失いがちです。この慢心は、私たちの成長を止め、キャリアを停滞させる最大の敵となります。慣れ親しんだ「コンフォートゾーン」に安住することで、新しい知識やスキルの習得を怠り、時代の変化に取り残されてしまうリスクが高まります。


今回は、誰にでも起こりうる慢心のパターンを深く理解し、それに陥らずに常に謙虚な姿勢で学び続け、人として、そして仕事人として成長し続けるための5つの方法をご紹介します。



慢心パターンを知る

誰にでも起こりうる慢心の4つのパターンを認識することで、陥るのを防ぐことができます。

1. 成功が続く時

長期的な成功は、ときに「現状維持」という危険な罠につながります。成功が続くと、脳は快感物質であるドーパミンを放出し、「このやり方で間違いない」という強い確信を持つようになります。この状態に慣れてしまうと、新しいことに挑戦する意欲が低下し、過去の栄光にしがみつくようになります。変化の激しい現代において、現状維持は実質的に「後退」を意味します。

2. 目標を達成した時

目標に向かって努力している間は、緊張感と集中力が保たれ、成長が加速します。しかし、目標を達成した瞬間、その緊張が緩み、「これで十分だ」という慢心が芽生えやすくなります。この目標喪失感は、ときに「燃え尽き症候群(バーンアウト)」を引き起こすこともあります。慢心から抜け出すためには、目標達成を一時的なゴールと捉え、すぐに次の新しい目標を設定するマインドセットを持つことが重要です。

3. 権力を握った時

人を意のままに動かすことができる権力を握ると、周囲には「イエスマン」ばかりが集まりやすくなります。耳の痛い意見や建設的な批判が届かなくなると、自分の考えが常に正しいと思い込み、傲慢になりがちです。この状態は、権力者自身が「裸の王様」になるだけでなく、組織全体の停滞を招きます。権力を持つ期間が長くなるほど、客観的な自己評価が困難になり、この傾向は強まります。

4. 年齢を重ねた時

年齢を重ねると、体力や気力が衰え、新しいことを学ぶのが億劫になることがあります。「今までのやり方でやってきたから大丈夫」という経験への過信は、最も見過ごされやすい慢心の一種です。この考え方は、「生涯学習」が当たり前になった現代社会で、自身の市場価値を低下させる大きな原因となります。過去の成功体験に縛られず、常に新しいスキルや知識を吸収しようとする柔軟な姿勢が不可欠です。



慢心への対処法

慢心を克服し、常に成長し続けるためには、意識的に「謙虚に学び続ける姿勢」を作り出すことが不可欠です。具体的な対処法を3つご紹介します。


1. 高い目標を設定する

達成が困難なほど高い目標を設定することで、常に努力し続けるモチベーションを維持できます。目標設定は、単なるゴール設定だけでなく、自分の思考の枠組みを広げ、現状の自分を客観視するための重要なツールです。「どうすれば達成できるか?」を常に自問自答することで、新たな知識やスキルの必要性に気づき、成長の機会を見つけ出すことができます。

2. 耳の痛い意見を大切にする

あなたの欠点を指摘してくれる存在は、成長にとって不可欠な「鏡」です。上司、同僚、部下、あるいは友人など、立場に関係なく「イエスマンではない」人たちとの関係を大切にしましょう。フィードバックを受け取る際は、感情的にならず、相手の意図を冷静に汲み取ることを心がけてください。建設的な批判を素直に受け入れ、改善に活かすことが、自己成長のフィードバックループを確立します。

3. 新しい環境に身を置く

同じ場所に安住していると、自分のやり方が通用しなくなっていることに気づきにくいものです。積極的に「コンフォートゾーン」の外へ踏み出しましょう。

  • 人に教える: 自分の知識を体系化し、他者に伝える過程で、知識の曖昧さや理解不足に気づかされます。
  • 部署を異動する: 新しい環境では、これまでの経験が通用しないことも多く、謙虚に学び直す姿勢が強制的に生まれます。
  • 現場に出る: 管理職が現場の最前線に立つことで、現状を正確に把握し、自身の知識やスキル不足に気づくことができます。

まとめ

慢心は、誰にでも起こりうる心の状態です。しかし、それに気づき、積極的に行動することで、私たちは常に成長し続けることができます。謙虚な姿勢で学び続け、現状維持に甘んじないことが、あなたのキャリアと人生をより豊かなものへと導いてくれるでしょう。


この記事では、一度の成功や目標達成に満足することなく、常に謙虚な姿勢で学び続け、人として、そして仕事人として成長し続けることの重要性をお伝えしました。


耳の痛い意見に耳を傾けたり、新たな環境に身を置いたりすることで、現状維持に陥らず、常に高みを目指すことが、ご自身のキャリアをより豊かなものへと導いてくれるはずです。


もしあなたが、現状に留まらずさらにステップアップしたいと考えているなら、次に何を学ぶべきか、どのようなスキルを身につけるべきか、検討しているかもしれません。


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