1970年生まれ。結婚を機に帰省し、メーカーへ入社。平社員で入社して9年で取締役(平→課長→次長→部長→常務→専務)/激動の時代を生き抜く、人としての器を広げるための情報をXで発信中!/成功論/リーダー論/心のスキルアップ/コミュニケーション術/趣味:ピアノ・筋トレ・サウナ・愛犬ヾ(・ω・*)なでなで
デキる社長・リーダーの3つの習慣|問題解決、人脈、信頼を築くための実践ガイド
「デキる」と呼ばれる社長やリーダーは、特別な才能を持っているわけではありません。彼らは、会社を成長させ、チームを成功に導くための思考習慣と行動パターンを身につけているのです。
ここでは、成果を出し続けるために不可欠な、3つの習慣を詳しく解説します。
習慣1:なぜ?を問い続け、問題の本質を見抜く
表面的な問題解決では、同じトラブルが再発します。成果を出すリーダーは、常に「なぜ?」と問いかけ、問題の根本原因を見つける力を養っています。
この思考法は、トヨタ自動車の「なぜなぜ5回」として知られています。一つの問題に対し「なぜ?」を5回繰り返すことで、その奥に隠れた真の原因にたどり着くことができるのです。
思考ツールを活用する
- ロジックツリー(Whyツリー/Howツリー): なぜ?を繰り返して原因を掘り下げたり、どうやって?を繰り返して解決策を洗い出したりする思考を可視化します。
- フィッシュボーン・チャート: 問題の原因を、人、物、会社など複数の視点から洗い出すことで、抜け漏れなく要因を特定できます。
単なる机上の空論で終わらせず、必ず「現場」で現実を把握し、仮説を検証することが重要です。
習慣2:弱いつながりを大切にし、チャンスを広げる
仕事の成果は、社内の関係性だけでなく、社外の「弱いつながり」によってももたらされることがあります。ここでいう弱いつながりとは、今すぐには仕事に直結しない人間関係のことです。
弱いつながりを築く3ステップ
- 1. 気軽な雑談:セミナーや勉強会、趣味の場で知り合った人と、まずは気軽に話してみましょう。
- 2. 当日中に連絡:知り合ったその日のうちに、感謝の気持ちを伝えるメールを送ります。
- 3. 再会と紹介:数ヶ月以内に再び会い、共通の趣味や出身地を持つ知人を紹介することで、より強固な人脈へと発展させます。
人脈を広げることは、予期せぬアイデアや解決策を得るチャンスを増やし、あなたの人生の選択肢を広げることにつながります。
習慣3:部下におごり、信頼関係を築く
デキるリーダーは、部下の心をつかむことを大切にしています。その一つが、「ご馳走すること」です。高価な食事である必要はありません。
なぜおごりが有効か?
- 心の満足: 食事でお腹を満たすだけでなく、「配慮してくれた」という心の喜びが、相手に感謝の気持ちを生み出します。
- 信頼の構築: 物質的な価値ではなく、相手を思いやる気持ちが伝わることで、部下との信頼関係がより強固になります。
- リーダーとしての器: 相手を気遣い、見返りを求めない行為は、リーダーとしての器の大きさを感じさせ、部下が「この人のためについていきたい」と思うきっかけになります。
小さな差し入れでも、その「心遣い」が部下のモチベーションを高め、チームの結束力を強めることにつながります。
まとめ:デキるリーダーは「習慣」でできている
今回ご紹介した3つの習慣は、日々の意識的な行動の積み重ねです。
- 「なぜ?」と問いかけ、問題解決力を磨く。
- 「弱いつながり」を大切にし、人脈を広げる。
- 「おごる」という心遣いで、部下との信頼を深める。
これらの習慣を身につけることで、あなたは問題解決能力を高め、より良い人間関係を築き、最終的にチームや組織の成長を加速させる真のリーダーへと成長できるでしょう。
意思決定の質を高める経営者の2つのルール|変化の時代を生き抜くためのリーダー論
変化の激しい現代において、優れた経営者やリーダーには、組織を成長させるための明確な意思決定ルールと行動指針が不可欠です。
ここでは、組織を成功に導くための2つのルールと、社員のエンゲージメントを高めるためのリーダーの条件について解説します。
1. 意思決定の2つのルール
デキるリーダーは、決断を迫られた際、以下のシンプルなルールに従って判断します。
- 新しいことをやるか迷ったら「やる」
停滞は後退を意味します。未来への投資は、たとえリスクがあっても、挑戦することで新たな可能性が生まれます。
- 今やっていることを続けるか迷ったら「やめる」
既存の事業や習慣に固執すると、新しいチャンスを逃してしまいます。変化を恐れず、非効率なプロセスや成果の出ていない事業は思い切って見直しましょう。
このルールは、スピーディーな決断を可能にし、組織を常に前進させる推進力となります。
2. 組織を動かす「ミッション・ビジョン・戦略」
優れたリーダーは、チームを一つの方向に向かわせるための明確な羅針盤を持っています。
- ミッション(目的):
「何のためにこの組織は存在するのか」という根本的な思いを言語化し、共有します。社員が自律的に動くための大前提となります。
- ビジョン(目指す姿):
「私たちはどこに向かうのか」という、組織の将来像を具体的に示します。社員がワクワクするような、魅力的なビジョンを掲げることで、全員が同じ目標に向かって一丸となります。
- 戦略(具体的な方法):
ビジョンを実現するために「何をすべきか」という具体的な道筋を立てます。熱い思いや志を現実にするための行動計画を提示し、チームを導きます。
3. スピードとエンゲージメントを高める組織づくり
現代において、軍隊のようなトップダウン式の組織は時代遅れです。意思決定のスピードを上げ、社員のモチベーションを高めるためには、フラットな組織が求められます。
経営陣と現場の距離を縮め、誰もが自由に意見を言える環境を作りましょう。現場の若い世代の知識や感性を尊重し、優れたアイデアは積極的に経営に取り入れます。
社員に高いポジションや権限を与えることで、責任感とやりがいが生まれ、モチベーションが向上します。仕事の厳しさに応じた処遇は、社員のエンゲージメントを高める重要な要素です。
これから就職先を探す方は、経営者の掲げるミッションや情熱が本物であるかを見極めましょう。情熱を持った経営者の下では、社員もまた、生き生きと仕事に取り組んでいる可能性が高いです。
信頼されるリーダーになるための5つの習慣|部下を動かし、成果を出すための行動指針
組織を成功に導き、部下から尊敬されるリーダーには、共通の思考と行動パターンがあります。それは、単に権力を持つことではなく、人の心をつかみ、信頼を築くための習慣です。
ここでは、真のリーダーになるために身につけるべき5つの習慣を解説します。
1. 壮大なミッションを掲げ、実行する
リーダーの役割は、チームを正しい方向に導くことです。そのためには、「何のために働くのか」という明確なミッション(志・目的)を掲げることが不可欠です。
人は、単なる業務目標ではなく、社会貢献につながるような壮大なミッションに心を動かされ、自ら行動します。言葉だけでなく、リーダー自身がそのミッションを体現し、実行することで、部下はリーダーの情熱を信じ、同じ志を持って働くことができます。
2. 「無私」の心で働く
自分の利益や評価ばかりを優先する「私心」は、周囲の信頼を失います。リーダーが自分のことしか考えていないと、部下は離れていきます。
「会社のため」「部下のため」と、私心を捨てて行動することで、揺るぎない信念が生まれ、人が自然とついてくるようになります。成果が出たときは「部下のおかげ」、失敗したときは「自分の責任」と考える謙虚な姿勢が、部下からの尊敬を集めます。
3. 変化を恐れず、小さな行動を起こす
「何をすれば良いかわからない」と立ち止まってしまう時こそ、勇気を持って小さな一歩を踏み出すことが大切です。
変化の激しい時代では、完璧な計画を立てるよりも、まず行動し、そこから学ぶことが重要です。小さな行動がやがて大きな成果につながる一方で、物事を俯瞰し、長期的な視点を持つことで、より戦略的な意思決定が可能になります。
4. 権力に「畏れ」を持つ
権力を持つと、人は傲慢になりがちです。しかし、真のリーダーは、権力は振りかざすものではなく、「責任を果たすために使うもの」であることを知っています。
権力に「畏れ」を持つことで、常に謙虚な姿勢を保ち、部下を尊重する心が生まれます。部下やチームを守るためなら、自分を犠牲にすることもいとわない覚悟こそが、リーダーシップの真髄です。
5. 常に「素直な心」を持つ
どれだけ地位が上がっても、素直な心を失わないことが重要です。知らないことは「教えてほしい」と素直に尋ね、部下から学ぶ姿勢を持ちましょう。
このような謙虚な姿勢は、周囲からの信頼と尊敬を勝ち取ります。うまく成功したときは「運が良かった」「みんなのおかげ」と感謝し、失敗したときは「自分の責任」と受け止める。常に周囲から見られていることを意識し、謙虚であり続けることが、リーダーとして成長し続けるための鍵となります。
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