営業のプロが実践する6つの法則:心理学とノウハウで成果を最大化する

2020/07/17

コミュニケーション術

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トップ営業マンの雑談術を身に付け、営業のプロを目指そう


この記事を書いた人
桑田かつみ 専務取締役

1970年生まれ。結婚を機に帰省し、メーカーへ入社。平社員で入社して9年で取締役(平→課長→次長→部長→常務→専務)/激動の時代を生き抜く、人としての器を広げるための情報をXで発信中!/成功論/リーダー論/心のスキルアップ/コミュニケーション術/趣味:ピアノ・筋トレ・サウナ・愛犬ヾ(・ω・*)なでなで


営業のプロになるための6ステップ:継続的に成果を出す仕組み作り


「営業のプロ」とは、一時的な成果ではなく、継続的に結果を出せる仕組みを自分で構築できる人のことです。ここでは、トップ営業マンが実践する6つのステップを順を追って解説します。


ステップ1:成功者の「型」を徹底的に学ぶ

まずは、身近にいる「できる先輩」を徹底的に真似することから始めましょう。話し方や資料作成、商談の進め方など、良いと感じたノウハウは貪欲に盗むのが鉄則です。職人が師匠の技を盗んで体得するように、成功者の行動を模倣することで、営業の基礎スキルを効率的に身につけられます。


ステップ2:顧客分析力を磨き、キーマンを探し出す

成功率を飛躍的に高めるには、適切なターゲットにアプローチすることが不可欠です。企業の業績や経営戦略、歴史などを事前にリサーチし、誰に会うべきか(キーマン)を正確に判断する力を養いましょう。


ステップ3:仮説力を高め、商談シナリオを構築する

日々のニュースから「自社製品が役立つ場面」を考える訓練をすることで、仮説力は鍛えられます。顧客との商談を想定し、あらゆる状況に対応できるトークシナリオを事前に準備しておきましょう。


ステップ4:質問力を高めて顧客の課題を引き出す

商談では、顧客の抱える問題や今後の計画、導入の障壁などを引き出す「質問力」が鍵となります。顧客が話しやすい雰囲気を作り、核心をつく質問をすることで、信頼関係を築き、結果に繋がりやすくなります。


ステップ5:勝ちパターンを見つけ、自分の営業スタイルを確立する

ステップ1〜4を繰り返すうちに、自分は最も成果を出せる業界や部門、担当者の傾向が見えてきます。自分だけの「勝ちパターン」を複数作り、再現性のある営業スタイルを確立しましょう。


ステップ6:人脈を広げ、紹介で営業を回す

最終的に、人から仕事を紹介してもらえるようになると、営業活動は格段に楽になります。また、他の人が辿り着けないキーマンに接触できる人脈は、あなたの強力な武器となります。異業種交流会やセミナーなど、積極的にネットワークを広げていきましょう。


「営業のプロ」として継続的な成果を出すためには、こうした具体的なスキルに加え、仕事に対する根本的な考え方や姿勢も重要になります。

なぜ、成果を出す人と出せない人がいるのでしょうか?その違いを知りたい方は、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。

成果を出すための「思考・評価・仕事術」:ビジネスで抜きん出るための3つの鉄則


トップ営業マンが実践する記憶力と観察力:顧客の心をつかむプロの技術

トップ営業の雑談術


トップ営業マンが持つ共通の強みは、並外れた記憶力と観察力です。顧客の心をつかみ、長期的な信頼関係を築くために、彼らがどのようにアプローチしているのか、具体的な事例を交えてご紹介します。



リピーター客へのアプローチ:記憶で信頼関係を築く


一度来店したことのある顧客に対しては、過去の会話を思い出し、近況を尋ねることから始めます。


たとえば、「奥様のご実家が青森だとおっしゃってましたが、最近は車で帰省されましたか?」といった具体的な質問は、「あなたは私を覚えてくれている」という安心感を顧客に与えます。特に、ファミリー層であれば、意識的に子どもの成長について話題にすることで、顧客は「自分のことを気にかけてくれている」と感じ、より良好な関係を築くことができます。



新規顧客へのアプローチ:観察でニーズを読み解く


初めて来店した顧客に対しては、まず軽い挨拶にとどめ、顧客が自由に車を見る時間を与えます。その間、トップ営業マンは徹底した観察を行います。

  • どんな車に興味があるか?(大きな車か、小さな車か)
  • どの部分をチェックしているか?(ボンネットを開けるか、後部座席を覗き込むか)

ボンネットを開ける人は「性能やエンジン」、後部座席を気にする人は「家族を乗せること」に興味があると仮説を立てます。


そして、顧客がふと視線を向けたタイミングで、「何かお探しですか?」と自然に声をかけます。これにより、スムーズに会話を始められるだけでなく、事前に把握した顧客の興味のあるポイントに絞って説明できるため、効率的で的確な提案が可能になります。


好感度や信頼を高めるのに、饒舌である必要はありません。重要なのは、「相手のことを考える」というシンプルな姿勢です。この姿勢こそが、顧客の心に深く響き、結果的に営業成績向上へと繋がっていくのです。


記憶力や観察力で顧客の心をつかむことは、営業の基本です。しかし、商談の場でうっかりNG行動をしてしまうと、せっかく築いた信頼関係が崩れてしまうことも。

商談を成功に導くためには、どんな点に注意すべきでしょうか?次の記事では、多くの人がやりがちな失敗と、それを避けるための話し方を解説しています。

商談・営業でやりがちなNG行動は?相手を楽しませて心を掴む話し方を身に付けよう


コミュ力アップ!誰とでも会話が続く6つの法則と実践テクニック

聞き役に回り興味を持たせるトップセールステクニック


「会話が苦手…」と感じていませんか?会話は才能ではなく、誰でも身につけられるスキルです。ここでは、人間関係を円滑にし、仕事やプライベートを豊かにする6つの会話テクニックをご紹介します。


1. 挨拶を徹底し、好印象を残す

第一印象は、その後の会話の成否を大きく左右します。初対面での印象は7〜8割が挨拶で決まると言われるほど重要です。どんな時でも、明るく丁寧な挨拶を心がけましょう。会話が苦手な人ほど、まず挨拶を徹底するだけで、人間関係の第一歩をスムーズに踏み出せるようになります。


2. オープンクエスチョンで会話を広げる

相手への質問は、「はい」「いいえ」で答えられないオープンクエスチョンを使いましょう。「最近、どんなことにハマっていますか?」「休日は何をすることが多いですか?」のように、相手が自由に話せる質問をすることで、相手の考えや人となりを自然に引き出せます。質問攻めにせず、相手に心地よく話してもらうことが大切です。


3. 「ありがとうございます」を多用する


人は感謝されたり、褒められたりすると嬉しいものです。「〜していただき、ありがとうございます」「〜は本当に素晴らしいですね」といった感謝や称賛の言葉を、意識して会話に加えるようにしましょう。相手の気持ちに寄り添う言葉は、あなたの好感度を高め、深い信頼関係を築く鍵となります。


4. 自分ならではの「発見」を話す

人は自分が知らないことに興味を持つものです。話題に困ったら、自分が見つけた小さな発見や気づきを話してみましょう。たとえば、「このお店の照明、実はこういう工夫がされていて…」といった、あなただけの視点から生まれる話は、相手の興味を引きつけ、会話を新鮮なものにしてくれます。


5. プライベートは「聞かれてから」話す

信頼関係がまだ浅いうちは、プライベートな情報を自分から話しすぎるのは避けましょう。相手から「休日は何をしていますか?」などと聞かれたときに、初めて「実は…」と切り出すことで、あなたの情報の価値が高まり、さらに興味を持ってもらいやすくなります。


6. 断る時は「誰かのせい」にする

相手からの頼みごとを断る必要がある場合、「私ができない」ではなく、「上司が反対していまして…」のように、誰かのせいにするのが円満な解決策です。これにより、相手は理由を納得しやすくなります。さらに、「本当はあなたのお役に立ちたかったのですが」といったフォローの一言を添えることで、相手との関係を良好に保つことができます。


記憶力や観察力で顧客の心をつかむことは、営業の基本です。しかし、商談の場でうっかりNG行動をしてしまうと、せっかく築いた信頼関係が崩れてしまうことも。

商談を成功に導くためには、どんな点に注意すべきでしょうか?次の記事では、多くの人がやりがちな失敗と、それを避けるための話し方を解説しています。

商談・営業でやりがちなNG行動は?相手を楽しませて心を掴む話し方を身に付けよう


営業の成約率を上げる「質問力」:顧客のニーズを引き出す3ステップ

顧客の心理を問う3つの質問を使い、営業の場での商談勝率を上げよう


商談の場では、つい自分が話したいことばかりを伝えてしまい、顧客との間にズレが生じることがよくあります。成約率を上げるためには、そのズレを解消し、顧客の心理やニーズを深く理解するための「質問力」が不可欠です。

ここでは、営業のプロが実践する3つの質問ステップを解説します。



ステップ1:顧客の警戒心を解く「クッションワード」


まず、顧客が質問に答えやすい雰囲気を作ることから始めましょう。冒頭に「クッションワード」を挟むことで、顧客の心理的なハードルを下げることができます。

  • 忙しそうな顧客に:
    「お忙しいところ恐縮ですが、1つだけお伺いしてもよろしいでしょうか?」
    → これで「1つだけなら」と、確実に質問に耳を傾けてもらえます。
  • 本音を聞き出したい時に:
    「個人的な見解で構いませんので、〜」
    → 会社の方針に縛られず、率直な意見を引き出しやすくなります。
  • 予算感を尋ねる時に:
    「正確なお見積もりをお出しするためにお伺いしたいのですが、〜」
    → 自然な流れで、お金の話に繋げることができます。

これらのさりげない一言が、質問の入り口で顧客の心を開く鍵となります。



ステップ2:ニーズを深く掘り下げる「掘り下げ質問」


クッションワードで顧客が話すモードになったら、次は「掘り下げ質問」でニーズを深掘りします。この段階では、顧客が主役です。質問は簡潔にし、相手に多く話してもらうよう心がけましょう。

  • 「もう少し詳しくお伺いしてもよろしいですか?」
  • 「それは具体的にどういうことでしょうか?」
  • 「他に何かお困りのことはありますか?」
  • 「それはなぜですか?」

これらの質問を重ねることで、顧客自身も気づいていない潜在的な課題を引き出すことができます。



ステップ3:認識のズレをなくす「特定質問」


掘り下げ質問で顧客のニーズが見えてきたら、次は提案に繋げるための「特定質問」を行います。質問の範囲を2択に絞るのがポイントです。

例:
「御社の課題は業務効率化とのことですが、時間やコストを減らしたいのでしょうか?それとも、社員がこなせる作業量をもっと増やしたいということでしょうか?」

このように、選択肢を提示することで、顧客は答えやすくなり、認識のズレを防ぐことができます。また、「御社の課題は何ですか?」のような漠然とした質問ではなく、「決算前にどのような課題が浮上していますか?」のように、条件を絞ることで、より具体的な回答が期待できます。

卓越した話術がなくても、この3ステップを意識するだけで、顧客の心に寄り添った提案ができるようになり、商談の勝率を格段に上げることが可能です。


「質問力」を高めることは、営業成績を上げる上で非常に重要です。しかし、質問だけでは、顧客との信頼関係を築くことはできません。

顧客の本音を引き出し、深く信頼されるには「聴く力」が不可欠です。次の記事では、あなたの会話力をさらに高めるための傾聴・質問・承認のテクニックを解説しています。

聴くスキルは仕事で最強の武器!本音を引き出す傾聴・質問・承認テクニック


なぜか売れる営業マンの共通点とは?説得力を高める4つのトーク術

トップセールスがやっている、お客さんを惹きつけるポイント


商品やサービスを売り込む際、言葉を並べてもなかなか契約に繋がらない…。その原因は、あなたが「売りたいこと」ばかりを話してしまい、相手が「知りたいこと」を伝えられていないからかもしれません。


どんなに良い商品でも、売り手の主観ばかりでは押しつけがましく聞こえてしまいます。顧客の心を掴むためには、客観性と具体性が不可欠です。ここでは、説得力を飛躍的に高める4つのトーク術をご紹介します。



1. 具体的な数字で信憑性を高める


あなたの言葉に重みを持たせるためには、具体的な数字を活用しましょう。

たとえば、「多くの方が満足しています」と漠然と伝えるよりも、「利用者の76%が『素晴らしい』と回答しています」と具体的なデータを提示するほうが、はるかに説得力が増します。数字は客観的な事実であり、話の信憑性を高める最も強力なツールです。


2. 「ユーザーの声」を借りて話す


最も効果的なのは、第三者の言葉を借りて話すことです。

「この商品は素晴らしいです」と自分で語る代わりに、「一緒に食事をした友人が、『こんなに綺麗な夜景は初めて見ました』と言っていました」のように、他者の感想を伝えることで、あなたの言葉に客観性が生まれます。ユーザーの声には、売り手にはない真実味とリアリティが宿っています。


3. 「物語の力」で記憶に残す


日本人は物語が好きです。商品名だけを伝えるのではなく、その背景にあるストーリーを語ることで、顧客の記憶に強く残すことができます。

「京都にある創業400年の老舗が、日本人が最も好む甘さと濃さを研究し、長い年月をかけて仕上げた信頼の味」といった物語は、単なる商品紹介を超え、感情に訴えかける力を持っています。


4. メリットとデメリットを正直に伝える


顧客からの信頼を得るためには、正直さが何より大切です。

自社製品のメリットだけでなく、競合製品のメリットも正直に伝えましょう。その上で、「他社製品は安くて手軽かもしれませんが、当社製品は購入後1年間はどんな修理でも無料で承ります。その後も十分なアフターサポート体制で、末永くご愛用いただけます」のように、自社が提供できる独自の価値を明確に伝えます。

この姿勢は、顧客に「この人は自分のことを真剣に考えてくれている」と感じさせ、長期的な信頼関係の構築へと繋がります。

これらのトーク術を実践し、顧客の心に寄り添うことで、あなたの営業成績は必ず向上します。


説得力を高めるトーク術は、あなたの営業成績を大きく左右する武器になります。さらに一歩進んで、顧客に「イエス」と言わせるための「心理戦略」を学びませんか?

次の記事では、科学的に証明された交渉術と、相手の心理を動かすテクニックを詳しく解説しています。

説得力を高める話し方と交渉術:ビジネス心理戦略


なぜか忘れられない人になるには?心理学で学ぶ「記憶に残る」4つの方法

相手に自分の存在を印象づける秘密の営業裏ワザ


「あの人、なんだか印象に残るな…」。そう思わせる人は、無意識のうちに相手の記憶に深く刻み込まれる行動をしています。これは特別な才能ではなく、心理学に基づいたテクニックを使えば、誰でも実践可能です。

ここでは、あなたの存在感や発言を相手に自然と刷り込み、仕事や人間関係を有利に進める4つの方法をご紹介します。



1. 20分で切り上げる「時間制限サブリミナル」


商談やプレゼンでは、あえて時間を20分と区切り、時間になったら途中で切り上げましょう。

テレビドラマの次回予告のように、相手は「続きが気になる」「もっと聞きたい」という心理状態になります。これにより、相手の関心を引きつけ、次の機会へと繋げることができます。

また、もし相手が商品に興味を示していない場合は、「アドバイスをいただきたいのですが」と相談する形で話を進めてみましょう。人は頼られると無意識に協力したくなるものです。その結果、相手はあなたの提案について繰り返し考え、親近感を抱くようになります。


2. 接触回数で脳に「必要性」を刷り込む


人は、自分に必要ないことは覚えようとしません。しかし、人間の脳には、繰り返し目にするものや耳にするものを「自分にとって必要だ」と認識する習性があります。

この習性を利用し、相手と会う機会や連絡する回数を増やすことが重要です。定期的に顔を出す、短いメールを送るなど、接触機会を増やすことで、相手の脳は無意識のうちにあなたの存在を「必要なもの」として記憶に刷り込んでいきます。


3. 「返報性の法則」を利用した小さなプレゼント


訪問時には、菓子折りなど大げさなものではなく、相手が負担に感じない程度の小さな手土産を持参しましょう。

これは、心理学の「返報性の法則」を利用したテクニックです。人は何か親切にしてもらうと、「何かお返しをしなければ」という感情を抱きます。小さな「ギブ」を積み重ねることで、相手に気づかれずに「貸し」を作り、あなたの好感度を上げることができます。


4. 1週間後に送る「忘れられないお礼メール」


訪問後すぐのお礼メールは、礼儀としては大切ですが、相手の記憶には残りません。なぜなら、その行動が「当たり前」だからです。

記憶を効果的に定着させるには、1週間後にお礼メールを送りましょう。人間の短期記憶は1週間で約25%しか残らないと言われています。このタイミングで再度連絡を入れることで、相手は「そういえば、あの人から話を聞いたな」と思い出し、あなたの情報が短期記憶から長期記憶へと移行し、より強い印象を残すことができます。

これらの心理学テクニックを日々の行動に取り入れることで、あなたは自然と相手の心に残り、人間関係やビジネスで大きな効果を発揮するでしょう。


伝える技術:なぜ、あなたの話は「つまらない」のか?

20秒で考えや思いを相手に伝えやすくする方法


「自分の伝えたいことが、相手にうまく伝わらない…」

そう感じたことはありませんか?その原因は、相手があなたに興味を持っていないからかもしれません。

私たちは、自分や家族、恋人以外には、それほど深い興味を持っていません。そのため、どんなに一生懸命話しても、相手に聞いてもらえなければ意味がありません。

では、どうすれば相手に「聞きたい」と思ってもらえるのでしょうか?

そのヒントは、「何を話すか」ではなく、「どうなってほしいか」にあります。



目的思考でストーリーを組み立てる


商談やプレゼンでは、つい商品の特徴をすべて伝えようとしてしまいがちです。しかし、本当に重要なのは、相手に「買いたい」と思ってもらうこと。商品説明は、あくまでそのための手段です。

伝えるべきは、「商品やサービスが、相手のどんな悩みを解決できるか」です。


まずは相手の課題や悩みをじっくりと聞き出しましょう。そして、その解決策として、あなたの製品やサービスがどのように役立つかを提案するのです。相手の課題を解決するパートナーとして寄り添う姿勢が、信頼関係を築き、結果へとつながります。



勝負は最初の20秒:相手の心をつかむ「ビジュアル」の力


人は、自分にメリットがない話には、耳を傾けません。相手の関心を引くには、最初の20秒が勝負です。この短い時間で、相手の頭の中に「それ、いいな」と思わせる「ビジュアル(情景)」を思い描かせることができれば、成功は目前です。

一度心に描かれたイメージは、その後の話と結びつき、あなたのメッセージの説得力を増していきます。


【車のセールスの場合】

  • NGな説明: 「乗り心地が良くて、燃費も良いんです。」
  • 心に響く言葉: 「この車があれば、同乗するご家族がいつもニコニコ笑顔になりますよ。」「街を走れば、みんなが思わず振り返りますよ。」

具体的な情景を想像させることで、ただの説明が「ワクワクする未来」へと変わります。



視覚に訴えるテクニック


言葉だけでビジュアルを伝えるのが難しければ、写真やイラストを活用するのも効果的です。

例えば、バルミューダのトースターの広告は、その好例です。当初はスタイリッシュな商品写真を検討したそうですが、「おいしいトーストを食べたい」という消費者のイメージを喚起するために、最終的にバターが乗った焼きたてトーストの写真がキービジュアルに選ばれました。


このように、相手に語りかけるように「ちょっと想像してみてください」と前置きしたり、ビジュアルを提示したりすることで、相手の心をぐっと引き寄せることができます。

本当に伝えたいことがあるなら、ただの「説明」に終わらせず、相手の心に響く「コマーシャル」を作るつもりで挑みましょう。あなたの話は、きっと相手の心をわしづかみにするはずです。


なぜ、あなたの話は相手に届かないのでしょうか?

それは、「何を話すか」にばかり気を取られ、「どういう状態にしたいか」を考えていないからです。

今日から、あなたの伝える技術を少し変えてみませんか?


【営業ノウハウ】受付突破からアポ獲得まで:デキる営業マンが実践する3つの鉄則

新規開拓営業で初対面の相手と人間関係を作るコツ


飛び込み営業や新規開拓で、なかなか担当者につないでもらえない…そんな経験はありませんか?

受付に「アポはありますか?」と聞かれ、「ありません」と答えた瞬間に、冷たい対応をされてしまう…。それは、あなたの態度が相手に「重要人物ではない」と判断されているからかもしれません。

ここでは、初対面の受付突破から、担当者とのアポ獲得までを成功させるための3つの鉄則をお伝えします。



鉄則1:堂々と振る舞い、「重要人物」を演じきる


初対面で「すみません」を連発したり、腰を低くしすぎたりしていませんか?

相手に「この人は付き合う価値がある」と思ってもらうためには、自信に満ちた態度が不可欠です。堂々と落ち着いた姿勢で話すことで、相手に「何か重要な用件があるのかもしれない」と認識させることができます。

もちろん、高飛車な態度は禁物です。尊敬の念を示すために、声のトーンや姿勢、言葉遣いは丁寧に。自信と敬意を両立させることで、相手はあなたに耳を傾けるようになります。



鉄則2:訪問の目的と「キーマン」を明確に伝える


受付で名乗る際は、訪問目的と具体的な相手を簡潔に伝えましょう。

  • NG例:「〇〇の件で参りました。」
  • OK例:「〇〇の購入責任者の方にお取次ぎいただけないでしょうか。」

このように、「誰に会いたいか」を明確にすることで、担当者につないでもらえる可能性が高まります。

たとえアポなし訪問でも、臆することはありません。「本日はお約束をいただいておりません」と胸を張って答えましょう。

断られても落ち込む必要はありません。次の訪問につなげるチャンスです。

  • 「ありがとうございます。後日改めて参りますので、その際はどちら様にお会いすればよろしいでしょうか?」

と尋ね、担当者名を聞き出しましょう。さらに、「失礼があってはいけないので、役職も教えていただけますか?」「直通のお電話はありますか?」と切り込むことで、次のアポ取りに役立つ貴重な情報を手に入れることができます。



鉄則3:電話は「面会」をゴールに、短く切り込む


後日、担当者への電話がつながったら、「3分だけよろしいでしょうか?」のように、最初に短時間を約束しましょう。相手は忙しいことを理解していると示すことで、話を聞く姿勢になってくれます。

電話の目的は「面会のアポを取ること」。長々と商品説明をする必要はありません。もし相手から「価格が高い」などと反発が出ても、弱気になってはいけません。

  • NG例:「申し訳ないです…」
  • OK例:「では、性能についてはご満足いただけましたでしょうか?」

と、別の質問で切り返しましょう。会話を続けることで、最終的な目的である面会につなげやすくなります。


面会の約束を取り付ける際も、「7分だけお時間をいただけますか?」と短く具体的に時間を伝えるのが効果的です。「なぜ7分?」と相手の興味を引く工夫もしてみましょう。

成功の鍵は、「自分はこの会社にとって有益な情報を持っている」というセルフイメージを持つことです。この自信が、あなたの態度を堂々とさせ、相手の心を動かす力となります。

さあ、今日から実践して、あなたの営業活動を成功に導きましょう。


自己紹介

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