これで恥をかかない!デキるビジネスパーソンが知るべき正しい敬語とNGフレーズ集

2021/09/24

コミュニケーション術

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ついビジネスで間違えがちな日本語会話フレーズ【社内編】


この記事を書いた人
桑田かつみ 専務取締役

1970年生まれ。結婚を機に帰省し、メーカーへ入社。平社員で入社して9年で取締役(平→課長→次長→部長→常務→専務)/激動の時代を生き抜く、人としての器を広げるための情報をXで発信中!/成功論/リーダー論/心のスキルアップ/コミュニケーション術/趣味:ピアノ・筋トレ・サウナ・愛犬ヾ(・ω・*)なでなで


「デキる人」は使わない!勘違いしやすいビジネス敬語と正しい言葉遣い13選


あなたは、日頃何気なく使っている言葉遣いで、知らず知らずのうちに評価を下げているかもしれません。

「了解です」「ご苦労様です」など、定番だと思っているビジネスフレーズの中には、目上の人には失礼にあたる表現が数多く存在します。

ここでは、勘違いしやすいビジネス敬語とその正しい使い方を、具体的なシーンごとに13選ご紹介します。あなたの言葉遣いをチェックして、デキるビジネスパーソンを目指しましょう。



1. 仕事を依頼された時


🆖 了解です / 了解しました
「了解」は、同等か目下の人に使う言葉です。上司には失礼にあたります。

🆗 承知いたしました / かしこまりました
「承知いたしました」は、相手の意向を理解し、受け入れたことを丁寧に伝える言葉です。



2. 仕事の依頼を断る時


🆖 (理由を述べて)「ちょっと無理です」 / 「他の人に頼んでもらえませんか」
上司の仕事の優先順位に口を出すのはNGです。

🆗 「別件で急ぎの仕事を抱えているのですが、いつまでにご提出しましょうか?」
業務の優先順位の判断は上司に委ねる姿勢が大切です。



3. 上司より先に帰宅する時


🆖 ご苦労様です / 頑張ってください
「ご苦労様」は、目上の人が目下の人をねぎらう言葉です。「頑張ってください」は余計なお世話と受け取られることがあります。

🆗 お先に失礼いたします / お疲れ様です
「お先に失礼いたします」は、帰宅時に使う最も丁寧な挨拶です。



4. 上司に伝言する時


🆖 部長が「すぐに来てくれ」と言っていました
上司への伝言は、敬意を払った表現が不可欠です。

🆗 部長が「お呼びです」 / 部長が「すぐにお越しいただきたいそうです」
「お呼びです」は、相手を呼び出していることを丁寧に伝える言葉です。



5. 上司に確認する時


🆖 わかりましたでしょうか? / 課長は英語ができますか?
相手の理解度や能力を測るような言い方は避けましょう。

🆗 ご質問はありますか? / 課長は英語をお話しになりますか?
相手の立場を尊重した丁寧な言葉遣いを心がけましょう。



6. 上司の意向を尋ねる時


🆖 課長はどうしたいんですか?
上司の意思や願望をストレートに尋ねるのは失礼にあたります。

🆗 課長はどうすればよいとお考えですか?
相手の考えを丁寧に尋ねることで、尊敬の念を伝えることができます。



7. 上司からの助言に感謝する時


🆖 お話は参考になりました
「参考になりました」は、相手の助言を軽んじている印象を与えかねません。

🆗 お時間をいただきありがとうございます。貴重なアドバイスのおかげで、視野が広がりました。
相手の時間を割いてくれたことと、具体的な感謝の気持ちを伝えることで、より好印象を与えます。



8. 上司を褒める時


🆖 お上手ですね / なかなか良かったですね
「お上手ですね」は、相手を見下したようなニュアンスに聞こえることがあります。

🆗 素晴らしいなと思いました / 感銘を受けました
率直な感想を謙虚に伝えることで、真摯な気持ちが伝わります。



9. 異動先で新しい上司に挨拶する時


🆖 どこまでできるかわかりませんが / 経験がないので自信はありませんが
謙遜のつもりが、消極的な印象を与えてしまいます。

🆗 一日も早く仕事を覚えるよう頑張りますので、よろしくお願いいたします
前向きな姿勢を堂々と伝えることで、あなたの意欲が伝わります。



10. 意見が対立した時


🆖 そうは思いません / その考えは違うんじゃないですか?
相手を真っ向から否定すると、雰囲気が悪くなり、不毛な議論になりがちです。

🆗 私の考えとは違いますが、そのご意見もごもっともだと思います
自己主張をしつつも、相手の意見を尊重する姿勢が大切です。



11. 無神経な発言をされた時


🆖 そんな言い方はないでしょう / それは、私が〇〇ということですか?
感情的に抗議しても、事態は悪化するばかりです。

🆗 そのご意見について、これからよく考えてみます
感情的な衝突を避けたいときは、一度相手の言葉を受け流すことが最も賢明です。



12. 失言をカバーする時


🆖 いや、そうゆう意味で言ったのではないんです
言い繕うほど、事態は悪化します。

🆗 余計なことを言ってしまい、申し訳ありません
素直に失言を認め、謝罪することで、事態を収拾できます。



13. 悪口をたしなめる時


🆖 悪口はやめましょう / よくそんなひどいことが言えますね
直接的な注意は、相手の反発を招きかねません。

🆗 誤解する人がいるかもしれませんよ / あなたのような人に、そんな言い方は似合いません
相手への配慮や好意を伝えつつ、やんわりと指摘することで、相手は素直に受け入れやすくなります。


さらに上の「デキる大人」を目指すなら


言葉遣い以外にも、あなたの評価を左右するビジネスの作法はたくさんあります。
身だしなみや立ち居振る舞い、メールの書き方まで、ワンランク上の作法を身につけたい方は、以下の記事もぜひお読みください。

読むだけで差がつく!デキる大人が実践する22の作法

「デキる人」は使わない!社外で恥をかかない正しい言葉遣い9選

ついビジネスで間違えがちな日本語会話フレーズ【社外編】


社内で通用する言葉遣いが、社外でも通用するとは限りません。

ビジネスの場では、ほんの少しの言葉選びが、あなたの評価を大きく左右します。「名刺を切らしてしまい…」といった言い回しが、知らず知らずのうちに信頼を損なっているかもしれません。

ここでは、社外で勘違いしやすい日本語とその正しい使い方を、具体的なシーン別に9つご紹介します。



1. 名刺を切らしてしまった時


🆖 申し訳ありません、名刺を切らしていまして…
語尾を濁すと、準備不足で頼りない印象を与えてしまいます。

🆗 申し訳ございません。私の名刺は後ほど郵送させていただきます。ご挨拶だけで失礼します、〇〇株式会社の〇〇と申します。
まずは謝罪し、その場でできないことを明確に伝えます。その上で、堂々と名乗り、真摯な姿勢を示すことで、かえって好印象を与えられます。



2. 携帯電話が鳴ってしまった時


🆖 ああ、すみません
軽い謝罪は、相手の話を軽視している印象を与えてしまいます。

🆗 お話を伺っていたところでしたのに、大変失礼いたしました。
謝意と共に、相手への配慮を示すことが大切です。



3. 自社を表現する時


🆖 我が社
「我が社」は、自社に強い誇りを持つニュアンスがあり、社外では傲慢に聞こえることがあります。

🆗 弊社/当社
「弊社」は謙遜の意味合いが強く、社外で最も一般的に使われます。「当社」は中立的な表現です。



4. 飲み物を勧められた時


🆖 お茶でいいです
「〜でいい」という言い方は、「別に何でもいい」という消極的な印象を与えてしまいます。

🆗 お気遣いありがとうございます。では、お茶を頂戴いたします。
相手の好意に感謝を伝え、丁寧に承諾することで、洗練された印象を与えられます。



5. 来社した顧客を出迎える時


🆖 暑かったでしょう?悪かったですね、来てもらって
親しげな言葉遣いは、相手をぞんざいに扱っているように聞こえることがあります。

🆗 お暑いところ、お越しくださいましてありがとうございます。
相手の状況を慮りつつも、敬意を払った丁寧な言葉遣いを心がけましょう。



6. 「知っている」を丁寧に言う時


🆖 (会議のことを)私は存じ上げません
「存じ上げる」は人に対して使う言葉です。

🆗 (会議のことを)私は存じません
物事を対象に「知らない」ことを謙譲語で伝える場合は「存じません」が正解です。



7. 提案をやんわり断る時


🆖 それはちょっと… / それは駄目です
語尾を濁すと頼りない印象に、ストレートな拒絶は相手を不快にさせます。

🆗 貴重なご提案、ありがとうございます。恐れ入りますが、もう一度ご検討いただけますでしょうか。
まずは感謝を示し、相手の立場を尊重しつつ、再考を促す表現を使うことで、角を立てずに断れます。



8. 新しい担当者として挨拶する時


🆖 不慣れでございますが、よろしくお願いいたします
謙遜のつもりが、「未熟でも我慢してほしい」と受け取られる可能性があります。

🆗 前任の〇〇から御社について引き継ぎを受けております。一日も早くお力になれるよう努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。
相手の不安を払拭し、これから貢献していくという積極的な姿勢を伝えましょう。



9. 着任の挨拶をする時


🆖 4月1日から営業部の部長になりました
「〜になりました」は、会社の任命であることを軽んじている印象を与えてしまいます。

🆗 このたび、4月1日付で営業部の部長を拝命いたしました。
「拝命いたしました」は「命じられました」の謙譲語であり、責任ある立場になったことを丁寧に伝えることができます。


デキるビジネスパーソンは、言葉遣いのその先へ

言葉遣いをマスターしたら、次はマネジメント術を身につけませんか?
信頼と成果を生み出す「デキる上司」になるための、部下育成・指導法を以下の記事でご紹介します。

信頼と成果を生む「デキる上司」のマネジメント術

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