1970年生まれ。結婚を機に帰省し、メーカーへ入社。平社員で入社して9年で取締役(平→課長→次長→部長→常務→専務)/激動の時代を生き抜く、人としての器を広げるための情報をXで発信中!/成功論/リーダー論/心のスキルアップ/コミュニケーション術/趣味:ピアノ・筋トレ・サウナ・愛犬ヾ(・ω・*)なでなで
激動な時代だからこそ仕事に取り入れたい稲盛和夫の8つの名言
激動の状況下を生き抜いていく上で、稲盛和夫氏の名言が心に刺さります。
仕事上においてはもちろん、日々の暮らしの中においても、
心にとめておきたい名言を8つピックアップしました。
今の自分の器を大きくし、人として魅力ある大人になるために、
実践して、共に成長しましょう。
仕事でのスランプ、伸び悩みの乗り越え方は?成長に必要な5つの資質を理解しよう!
①人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力
能力・熱意は0~100点まであり、
その積で人生や仕事の結果が決まると考えて、
『自分には飛び向けた能力はないけれども、誰よりも情熱を燃やして努力しよう』
という心構えでいれば、素晴らしい結果を残せます。
またそこにマイナス100~プラス100点の間で
3つ目の人間としての生きる姿勢をさらに掛け合わせます。
世をすね、世を恨み、まともな生き様を否定する生き方であれば、
人生や仕事の結果はマイナスになります。
人生哲学を持つか持たないかで、人生は大きく変わる。という名言です。
②利他の心を判断基準にする
自分を犠牲にしても他の人を助けようとする利他の心があります。
利己の心で判断すると、自分のことしか考えていないので誰の協力も得られません。
また自分中心だと視野が狭くなり間違った判断をしてしまいます。
一方、利他の心で判断すると、人に良かれという心で動くので、周囲が協力してくれます。
視野も広くなるので、正しい判断ができます。
より良い仕事をしていくためには、自分のことだけを考えて判断するのではなく
周囲のことを考え、思いやりに満ちた利他の心に立って判断すべき。
という名言です。
③自燃性の人となる
人間にも3つのタイプがあります。
何かを成し遂げようとするには自ら燃える人でなければなりません。
自ら燃えるためには、自分のしていることを好きになると同時に、
明確な目標を持つことが必要です。
夢や目標の考え方、見直し方は?理想の将来像を明確にして人生をプラスに好転させよう!
自燃性の人とは、
『人から言われたら仕事をする。』
『命令されたから仕事をする。』という人ではありません。
『言われる前に自分からやる。』という積極的な人こそが、
自燃性の人であり、それは仕事を好きになった人である。という名言です。
④誰にも負けない努力は自然の摂理
しかし、人間だけは、誰にも負けない努力とか
一生懸命生きるということを、何か特別なことのように感じています。
成功するために、一生懸命に働かなければならないのではなく
生きていくためには、誰にも負けない努力で働くことが
自然の摂理である。という名言です。
⑤『もうダメだ』という時が仕事の始まり
それを終点とは考えず、むしろ第2のスタート地点と考えます。
そして、そこからさらに強い意志を持って、
熱い情熱をかき立て、どんなことがあっても、とことんやり抜いていく。
そんな強靭な粘り強さが必要。という名言です。
⑥渦の中心になれ
上司、部下をはじめ、周囲にいる人々と一緒に協力し合って行うものです。
会社には、あちらこちらで仕事の渦が巻いています。
気がつくとほかの人が渦の中心にいて、自分はその周りを回るだけで、
本当の仕事の喜びを味わうことができない時があります。
自分から積極的に仕事を求めて働きかけ、周囲にいる人々が自然に協力してくれるような
状態にしていかなければならないという名言です。
⑦能力を未来進行形で考える
⑧三毒を抑える
できるだけ『欲を離れること』『怒りを鎮めること』『愚痴を抑えること』
に努めましょう。
この方法に近道はありません。
例えば、日々様々な事柄について判断を迫られる時、瞬間的に判断を下したことは、
おおむね本能=三毒から出てきた答えです。
相手に返答する前に、最初の判断をいったん保留して、
『その思いには、おのれの三毒が働いていないか、私心が混じっていないか』
と自問することが大切です。
つまり、私心を抑えることは、利他の心に近づくことであり
自分のことは後回しにして、世のため、人のために尽くす利他の心が生まれた時、
人間はよりよく生きることができる。という名言です。
稲盛和夫を知る人気ダントツの1冊
経営者本はたくさんありますが、稲盛和夫の本は人気があります。
その理由は、人としてどう振る舞うべきかという普遍的なことが書かれており、
性別や年齢、業種や職種に関係なく、素直な気持ちで読めるからです。
稲盛本の中で特に、『生き方』という本は、
部下や社員に渡すために、役職者や人事・研修の担当者が
まとめて購入するケースもあるダントツに売れている人気本です。
部下を持ち、チームを率いる立場に
なって悩みを抱えた時は、ヒントを求めて読むことをお勧めします。
マネジメントのプロになる
マネジメント層に必要な2つの思考法
A:コンセプチュアル(概念化)思考
広い視野で考えたい時に、5つの軸を持ち、2つの視点で行き来して考えます。
- 直感的 論理的
- 抽象的 具体的
- 主観的 客観的
- 大局的 分析的
- 長期的 短期的
例:仕事が遅い部下の育成と、納期遅れの解消
長期的と短期的の視点で考える場合
【短期的】
- 新人Aに作業を任せていると、顧客が指定した製品納期に間に合わない
- 新人Aの作業速度は上がり、多少は成長するだろうが、納期順守に一抹の不安が残る
- 新人Aに任せるため、取引先に納期を半日延ばしてもらう必要がある
【長期的】
- 代わりに自分がやってもいいが、新人Aが育たないと、この状況が続くので助言しよう
- 新人Aの今後の成長も考えて、修羅場を経験させておこう
- 取引先に頭を下げて、新人Aの成長を優先させよう。自分でやり遂げた経験は新人Aの自信になるはずだ
B:シナリオ思考
先行き不透明な状況でやるべきことを考える時に使い、
起こりえる未来を洗い出し、対策を進めていく時に使用します。
例:
現在:売り上げは順調でこのままなら予算達成できそうだが、
今後、どんなことが起こるだろうか?
未来①:うちより低価格の競合が現れる
→価格以外の売りを作っておこう
未来②:売り上げ予算を引き上げられる
→新規顧客を開拓しておこう
未来③:エース社員のA君が異動する
→B君、C君の育成を急ごう
現在と未来は繋がっておらず、計画通りにはいかないと考え、
身の回りの変化に、常に意識を向けることが大切です。
日々の仕事に役立つ6つの思考整理法
①セパレート思考
ゴチャゴチャした問題を抱えた時に使用します。
例1:タスクの優先順位
A:やるべきこと
B:やった方が良いこと
例2:利益目標を達成する方法
A:売り上げアップ策
B:コスト削減策
複数に見える問題は、シンプルにしてから考えるようにしましょう。
②Q思考
新しいアイデアが全く浮かばない時に使用します。
・アイディアを生む3つの質問
A:なぜ?
B:もし○○だったら?
C:どうすれば?
例:残業時間が多い
人手が足りないから。と安易に片付けず、なぜ、残業時間が多いのか。と疑問を持つ。
↓
もし、ミーティングを3分の1に減らしたら?と仮説を立てる。
↓
ミーティングを減らす代わりに、メールでやり取りを行い、
時間を30分増やしてみて、成果を確認する。
このようになぜ?を繰り返し、仮設を考え、時間をかけずにどんどん試します。
- 世間の常識にとらわれずに考える
- 関連情報を集めすぎない
- 思考の過程では他人に筋道立てて説明できなくて良いと割り切る
危機管理(リスクマネジメント)の3原則
危機管理(リスクマネジメント)について
報告と業務に分け、それぞれ3原則を端的にまとめました。
この3原則を実行することで、組織を腐らせず活性化させ続けることが可能です。
危機管理(リスクマネジメント) 報告の3原則
- トラブルはすぐ報告せよ
- 悪いことから報告せよ
- 嘘はつくな
一番大事な安全・安心を守ろうと思ったら、トラブルはすぐ報告するのが鉄則です。
上司はトラブルの報告を受けたら、まず褒めましょう。
叱ったらその人は次から報告しなくなります。
報告は悪いことから先に。良いことは後からでも聞けます。
トラブルが隠されたり、放置されたりすれば、会社に危機が訪れます。
そのため、誰がやったといった責任追及から始めるのではなく
大事なのは報告することです。
上手な仕事の報告&相談の仕方は?期待に応えるためのポイント、コツを解説
危機管理(リスクマネジメント) 業務の3原則
- 簡素化
- 透明化
- 分権化
この3原則と逆のことを行った時、会社は弱くなります。
会社の中にはたくさんの規則があり、問題が起こるたびにさらに規則を作るため、
物事が複雑化してしまいます。
簡素化とは、何事もシンプルに考え、既存の規則やルールを今よりも簡素化することです。
会社は本来、何の秘密もないはずです。ところが偉い人はなぜか隠したがります。
情報は大抵、上に集まり、そこで留まりがちですが、
情報を上から流せば、社員はそれに応じて、様々なことが考えられます。
そうすることで組織が活性化されていきます。
分権化により、権限を委譲することで、任されると人は元気になり、
責任感を持って事に当たろうと努力し、成長します。
0 件のコメント:
コメントを投稿