新しいアイデア・発想を生み出す方法は?アイデア発想技術を身に付け、ビジネス感性を高めよう!

2020年7月24日

リーダーシップ術

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発想を生み出す イメージ




仕事での行き詰まり感を解決するための5つの要素とは

仕事での行き詰まり感を解決するための5つの要素とは


①情熱

情熱を持って成功するまで絶対に諦めない志。

何事も諦めたらそこで終わりです。
諦めないためには情熱が必須です。

失敗は成功へのプロセスで起こる通過点と捉える覚悟が大切です。



②単純化

足し込むのではなく、そぎ落とすことが重要です。


他社を圧倒する商品やサービスを考えて欲しいといった難題に立ち向かう時は、

機能を足して差別化など足し算で考えがちですが、

それが逆効果になるケースは少なくありません。


足し算の手法は多機能ですが、どれも中途半端といった、

全体像をぼやけさせてしまう危険性があります。

課題を解決する時は、むしろ引き算で考えたほうが良い場合も多いです。


これ以上削ることができないところまで

単純化させたシンプルなデザインや操作性で成功した

i-Phoneをイメージすると参考になります。


発想する時には単純化して洗練させることが必要です。


③関連性

これまでにない斬新なアイデアを考える場合、
ゼロベースではなく、組み合わせで考えましょう。

アイデアは、既存の要素の新しい組み合わせです。

組み合わせるとうまくいきそうだと思いつき、
組み合わせる要素の詳細を把握し、
うまくいきそうと感じることができれば、成功の確率は高まります。


④構想化

大きな構想を描きつつ、中長期視点で考えましょう。

アイデアを考えている時に陥りやすい罠は
目の前の課題に注力しすぎて、高い視座や長期的な視点で
物事が見られなくなることです。

その時々で儲かる事業を作るのではなく、
儲かる事業を持ち続けられる組織を
つくり上げることを考えていくことが必要です。

アイデアを考える時は、短期的な視点だけではなく、
10年、100年後といった大きな構想も描いて検討することが大事です。


⑤顧客の中

いろいろ手を打ったものの一向に解決の糸口が見つからない場合、
原点に戻り、顧客の中に答えを求めましょう。

顧客の話を真摯に、注意深く聞くことが何かしらの気づきが生まれ、
その声に耳を傾ける努力が、問題解決の突破口を作ります。


発想を生み出す方法


まず、お客の話を丹念にヒヤリングする作業が、
発想を生むために大切なことの半分以上を占めます。

相手の微妙なニュアンスまで捉え、情報を整理して、状況を把握し、
問題を明らかにして、課題を設定しましょう。

その段階で解決策が見つかることも多いです。

この過程で重要なのは、対象の本質や問題の本質をつかむことです。

発泡酒をヒットさせた例を参考に見ていくと、

まず『発泡酒とは何なのか』と引いて考える過程で、
『ビールの廉価版』というネガティブなイメージが問題であることに気づきます。

それなら課題は、
『発泡酒独自のポジティブな位置を確立すること』が必要と考え、

ビールに比べて『コクが足りない』のではなく、
『ライトな飲み口の現代的な飲み物』に置き換えて、
デザイン化したことで大ヒットを生みました。

このように、本質を引き出すことがアイデアです。

アイデアとは、突然ゼロから生まれるものではなく、
常に対象の中にあると考えましょう。

本質がそのままアイデアとなるのは
それが人に最も伝わるからです。

本質というのは、人間に例えると、
その人らしさ。その人らしい存在感の示し方です。

そうでないと
印象に残らないどころか、印象が悪くなる恐れもあります。

その商品の本当の価値は何か、
その会社の本質的な存在理由は何かをとらえて
表現しないと、不自然な印象になってしまいます。

インパクトの強さを狙ったアイデアは
一瞬人の目を引いても、すぐに忘れさられてしまいます。

本質こそが、人の心に強く訴えかけ、結果的に長く残っていきます。

そのため、最もやってはいけないのは、エゴを出すことです。

状況把握ができていないうちに、
コンセプトを決め付けたりしてはいけません。

対象への思い入れがなければ、いいものは作れません。
自分との間に接点を見つけて自分事にして考える努力が必要です。

アイデアは掛け合わせて生み出す



人は誰でもアイデアは出せるようになれます。
なぜなら、アイデアは既存の知識の組み合わせに過ぎないからです。

新しい製品やサービスを考える時、組み合わせの元になるのは、豊富な知識です。
アイデアマンには博識な人が多いです。
彼らは自分の職域にとらわれず、常に様々な分野の知識を吸収し、
それを組み合わせ、斬新な発想を生み出しています。

例えば、ソフトバンクの孫正義氏が
下記の3つの方法を用いてアイデアを生み出していることはよく知られています。

1、問題解決法

皆が日常生活で不便と思っていることは何か常に考えてメモし、その解決法を考える

2、水平思考法

ある事柄をノートに書き、その逆を考える。
例:冷蔵庫は白い⇒黒だったらどうなる?を考える

3、組み合わせ法

既存のものを2つ以上組み合わせて、新たな価値を生み出す方法。

例:ラジオ+カセット=ラジカセ
翻訳機に、音声機能を+

最近はパソコンなどIT機器の進化で『知っている』ことの価値が薄れています。

しかし、知ることを軽視するといざ『考えるぞ』という時に、
頭から知識が取り出せなくなります。

本を読んだり、いろいろなものを見たり、多くの人と会って話したり、
多面的に知識を吸収する努力を怠らないようにしましょう。

先入観、プライドを捨てて人と会うことは、
アイデアを生み出すためにはとても大切なことです。
自分が丸腰で話を聞くことで、相手も心を開いて話をしてくれます。



そうなって初めてアイデアにつながる面白い言葉がこぼれてきます。

プライドを捨てることは、難しいことですが、
絶対に面白いものを作りたい、
皆が喜んでくれるものを作りたいという情熱があれば、
自分を守るという小さなプライドを捨てる決断ができるようになります。

もともと私も、ある程度のプライドは持っていましたが、
仕事をしていく中で、それが邪魔なものだということに気づいていきました。

私が考えたものを、人の言う通りに修正してみたら、
自分一人では絶対にできないものが作れるようになった経験から、
プライドを捨てて人と向き合うことの大切さを知りました。

また、プライドが強ければ強いほど、
周りが見えなくなり、相手が私より上か下かのような
出会い方しかできなくなってしまいます。

プライドや誇りを持つのではなく、
今の仕事が好きだから楽しくやりたいというスタンスがベストです。



アイデアを発表する場においては、
自分も一緒に考えているという感覚をその場にいる人達と共有し、
周りの力にも頼ることが、アイデアはさらに面白いものに進化し、
アイデアを生み出し続ける秘訣です。

アイデアを得るための7つのヒント

アイデアを得るための7つのヒント


ヒント① ひらめきスタイルを自分で確立しよう

過去にひらめいた時を思い出し、

  • 何時ぐらいに(ひらめいた時間)
  • どこで(ひらめいた場所)
  • 何をしていた時に(ひらめいた行動)

を手掛かりにして、自分のひらめきスタイルを把握しましょう。

ひらめいた時間は、朝、昼、晩をそれぞれ3つ程度に区切って把握すると良いです。


朝を例にとった場合、

  • 起床から出勤まで
  • 通勤時
  • 昼まで

と状況で分けると区切りやすくなります。


ひらめいた場所は、自宅、会社、外出先をベースにして、

自宅であれば、キッチン、お風呂、トイレなどと細分化していきます。


ひらめく行動は、読書、散歩、食事などに細分化しましょう。


ひらめきを無駄にしないように、

ひらめきやすい状況の時は、必ずスマホを携帯し、メモを取るようにしましょう。


ヒント② ひたすら連想してアイデアを呼び込もう


考えているだけでは、アイデアは生まれにくいです。

アイデアを生みやすくするお勧めは、目を使うことです。


例えば、

机周りに企画のターゲット写真を貼るなど、

アイデアの助けになるものを手元に置くことで、

常に企画立案すべきことを意識できるため、

無意識に情報収集ができ、発想しやすくなります。


重要なキーワードがあったら、類義語辞典で、似たような言葉を探したり、

連想を繰り返したりして、発想を膨らませるのも1つの方法です。


例えば、便利というキーワードが起点となって、

便利→重宝(類義語辞典より)→貴重な宝(連想)→宝石(連想)

というようなイメージです。


考えるだけでは導けないキーワードが浮かび、発想を膨らませることができます。


ヒント③ たたき台を作って叩かれよう


アイデアは、その考えが4割ほどまとまったら、

同僚と意見交換しながら、企画のたたき台を作りましょう。


頭の中のアイデアを文章にまとめると、

客観的に内容をチェックできるため、課題や対策を把握しやすくなります。


見える化することで、イメージしやすくなり、

アイデアをますます膨らませられるメリットもあります。


課題や本質は、

縦横に3マスずつ計9マスのフォーマットを作れば、整理することができます。

中央に核となるアイデアを記入し、

残り8つのマスに、関連するキーワードを書きます。

絶対に埋めなければ。というプレッシャーで自分を追い込むことで、

アイデアの限界を突き破りましょう。


ヒント④ 自分で自分にプレッシャーをかけよう


紙とペンを用意して、5分や10分など制限時間を設定し、

思いついたことをすべて書き込んでいくと、アイデアが膨らみます。


コツは、考えない、手を止めない、誤字脱字を気にしないことで、

タイマーが鳴るまで書き続けます。


時間が制限されているため、書いたものが、

人には見せられない支離滅裂なものになっている

可能性はあるものの、新しいアイデアのもとになります。


また、出すべきアイデアの数値目標を設定するのも効果的です。


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100個のアイデアを出すと決めて、

1つ出すごとに、あと〇個!と意識すれば、モチベーションに繋がっていきます。


ヒント⑤ 五感を使ってアイデアを促そう


聴覚、嗅覚、味覚、視覚、触覚

の五感を使って集中力を高めることで、発想しやすくなります。


聴覚

自分なりの集中ソングと休息ソングを使い分けて、メリハリをつけましょう。


嗅覚

アロマ、特にヒノキなどの樹木の香りは、嗅覚を刺激して集中力を高めてくれます。


味覚

コーヒーはカフェインが大脳に作用し、眠気や疲労が取り除かれ、

集中力や思考力を増すことができます。


視覚・触覚

散歩すると、有酸素運動が血の巡りを良くし、右脳を刺激して活性化させることができます。


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ヒント⑥ 工夫の4要素でアレンジしよう


既存のネタから複数のネタをひねり出すのに使える4つの視点をご紹介します。


結合

既存のネタ同士や既存ネタと思いつきを結びつけてみましょう。

例:鉛筆+消しゴム→消しゴム付き鉛筆


省略

既存ネタから中身を削ぎ落してみましょう。

例:複数局受信できるポータブルラジオを1局だけ受信できる極小ラジオにしてしまう。


発展

特徴を強化して、独創性を際立たせてみましょう。

例:鉛筆を長さ50㎝、太さを直径3cmにして、名所旧跡のイラストを施し、

ご当地土産鉛筆にする


変形

形を変えてみましょう。

例:鉛筆の素材を合成樹脂に変えて、結ぶことのできる鉛筆にする


ヒント⑦ 他人とのやりとりでアイデアを膨らませよう


アイデアを膨らませるには、他人の力を借りるのも1案です。

少人数での即興のやり取りからは、新しい発想が生まれやすくなります。


ダラダラ考えずに、レスポンスの早さで勝負するので、

制限時間を設けて、短期集中でやりましょう。


大人数で1つのテーマを考える時は、

アイデアを共有するスピードがポイントになります。

挙手や討論形式は時間がかかりますので、避けましょう。


テーマやポイントについての理解を共有したら、

各自が思い浮かんだアイデアを付箋に書くと、

短時間で自由なアイデアが一斉に集まります。


書き終えたら、付箋をメンバーで輪読しましょう。

情報を短時間で共有することも可能です。

思考の技術を磨く方法

思考の技術を磨く方法


思考を磨くコツはクエスチョニングです。

頭の中に2人の自分を想像して
1人の自分が『なぜそうなるのか、なぜそのように考えたのか』
と問いかけて、もう1人の自分が答える。

それに答えられなければ、結論が不十分です。
それを繰り返すことで思考を磨いていくことができます。

たくさんの情報を集めても、思考する力が弱ければ、
そこから導き出せる結論は貧弱になります。

そのため、情報取集より、思考の積み重ねが重要です。

きっかけは小さな情報で良いので、
それを軸に思考を深めて足りない情報を加えてまた考える癖をつけましょう。

それを繰り返すことで『自分の結論』にたどり着けます。


ビジネス感性を磨くための方法

ビジネス感性を磨くための方法


これまでの収益だけを追求すれば良いという時代は終焉を迎え、
これからのビジネスは社会との調和が強く求められ、
職種を問わず、総合的な視点で物事を判断する力。
つまり、感性に基づく発想が重要になってきています。

今の世の中は商品・サービス共に良いものが巷に溢れてますので、
消費者に新たな価値や喜びを提供することが、
難しくなってきており、なかなか差別化が図れません。

お客さんの声に耳を傾けることは大切ですが、
お客さんが答えを持っていると考えて、商品やサービスを提供しようとすると、
結果として似たようなものになってしまいます。

ビジネスで勝ち抜いていくためには、
お客さんの声をしっかり聞いた上で、お客さんがまだ気づいていない
潜在的なニーズを提供する必要があります。

知性は過去の出来事を分析するのに有効で
未来が過去の延長線上にあれば、効果をもたらしますが、
取り巻く環境が刻々と変化し、コモディティー化が進む現在は、
お客さんが何を求めているかよりも、
自分がお客さんに何を提供したいのかをとことん追求することが大切です。


そこで必要になるのが、

こうしたい!という自分の感性に基づく発想こそが、

似たり寄ったりの壁を打ち破るカギとなります。

その感性を磨くには、機会があれば旅することがおススメです。

旅をすることで、普通の生活では得られにくい刺激が得られるためです。


違った文化や価値観を持つ人と交流すれば、

自分の良いところや悪いところも客観視することもできます。


自分自身を客観視する方法(4行日記)


自分自身の思考を掘り起こして

視覚化する方法として4行日記が有効です

  • 今日起こった事実
  • 気づき
  • 気づきから得た教訓
  • 明日への宣言

を1行ずつ書いてみましょう。


記録することで、自分の関心事や強み、弱みを自問自答でき、

目指したい方向性や、得意な専門性が見えてきます。


まとめ

・お客の話を丹念にヒヤリングし、対象の本質や問題の本質をつかむ
・アイディアは既存の知識の組み合わせに過ぎない
・思考を磨くコツはクエスチョニングを繰り返すことで『自分の結論』にたどり着ける
・こうしたい!という自分の感性に基づく発想こそが、似たり寄ったりの壁を打ち破るカギとなる


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