
世の中全体のトレンド傾向を知ろう
世の中全体のトレンド傾向として、
モノからコトへと移りつつあります。
顧客が求めるのはハードそのものではなく
ハードを使って行う機能・結果です。
例
1日、1時間、自動車を運転するとしたら
稼働率はわずか4%。
所有の意義が問われるのも当然です。
企業のビジネスモデルも収益の源泉を
セールスからポストセールスにシフトすべき状況に来ています。
つまり、
製品ビジネス⇒サービスビジネスへのシフトが必要です。
製品ビジネス 例
高機能なDVDレコーダーを
2年がかりで企画・開発し販売
↓
企業が価値を開発・生産し、顧客が価値を使用する
サービスビジネス 例
基本機能を搭載したDVDレコーダーを生産・販売し
インターネット経由で
欲しい機能をその都度ダウンロードしてもらう
↓
企業と顧客が価値を共創する
こうした変化に伴い
顧客の購買活動も
・所有から、利用へ
・買うから使うへ
と変化しつつあります。
マーケティング心理の極意
マーケティングのプロになる
常にアンテナを張り巡らし、
自分の目と足で情報収集を行い、
それを記録する癖をつけましょう。
集めた情報や観察したものを基に、
その隠れた意味や本質を洞察し
そこから発想や企画につなげていくことを
心がけることが大切です。
具体的な方法として・・
情報収集
友人、知人、ウェブサイト、ブログなど、
仕事に役立つ情報収集ルートを作りましょう。
そこで得た情報は
そのままではプレゼンなどに引用できないので、
権威づけされた情報として、
新聞、雑誌などの情報をスピーディに拾い上げる力も
つける必要があります。
情報収集を効率よく行うコツ
ネットを上手に使いこなせば
3時間でその分野の専門家にある程度なれます。
ネット上の情報源は大きく分けて4つに分類されます。
①新聞記事/雑誌記事などオフィシャルなデータベース
信頼度は高いが
常識的なことしか書かれておらず、内容が薄いです。
②企業の公式サイトや一般のウェブサイト
③ブログ
④2ちゃんねるなどネット掲示板の書き込み
信頼度は低いが、ディープな情報が多いです。
上記4つのそれぞれの情報の性質を理解し、
長所と短所を使い分けることが重要です。
どこからどこまでが常識なのか見極めをつけるために
情報収集の順番は、
必ずオフィシャルな情報をスタート地点に置きましょう。
その分野のベースとなる知識をきちんと抑えたら
ディープな情報に進むようにしましょう。
ブログや2ちゃんねるの書き込みは、
公式の場では絶対に語らないような
心情を吐露しているものが多いため
その分野の人々の生々しくリアルな感覚を
自分の中に取り込むことができると、
ピンときやすくなります。
観察
いつでもどこでも人や町、店を観察する習慣をつけ、
発見した場合、記録をつけましょう。
洞察
モノやコトの表層ではなく、
深層部分を洞察することが大切です。
洞察すべき領域は、
商品・ブランド・ユーザー、カテゴリー全体、
生活者の価値観と社会トレンドの4つです。
機能的価値だけではモノが売れない時代ですので、
精神的価値や社会的価値を高めて差別化する必要があります。
・シャンプーを例にした洞察手順
まず自分で使ってみる
↓
何が良いのか?どんな気持ちにさせるのか?
なぜこのシャンプーが他のシャンプーではなく選ばれるのか?
このシャンプーの価値は何なのか?と掘り下げていく。
↓
自分の周りの人にも使ってもらい、
その行動を観察し、評価を取材する。
↓
ユーザー層を対象とした本格的調査を開始する。
発想
アイディアは量と質の掛け合わせです。
商品とユーザーが接する場から発想すると広がりやすいです。
広告・店舗・商品・持ち帰り袋などにまで
広げて発想することをお勧めします。
その際に、五感(視覚・音・におい・触り心地・味覚)
をフル活用しましょう。
企画
典型的な例としては、目標の確認、現状把握、課題の抽出、戦略提案。
グループでのブレストやワークショップを活用しても効果的です
通る企画書に必要な4つの条件
①心からやりたい!と思えるか
②やらなければならない理由はあるか
③周囲から共感される意義はあるか
④オリジナリティがあるか
企画書を作る前に、
この4つを自分に問いかける必要があります。
熱意、覚悟、大義、独自性。
これなしに企画書は作るべきでないし
これがクリアできていれば、企画は通ります。
発表
事前に必ず、リハーサルを行いましょう。
プレゼンでの最重要課題と聞き手の立場やスタンスを
最終確認しておくことが大切です。
本番では、最初にプレゼン構成を紹介し、
なるべく手元の資料は見ずに
相手を見ながら立って話すとベストです。
マーケティングの真髄とは
人を喜ばせたいという思いです。
新しい価値を作っていこうという志や、
人の心を動かすものを考えたいと思う気持ちが
マーケティングでは最重要です。
人を感動させたいという根本を
忘れないようにしましょう。
まとめ
・世の中全体のトレンド傾向として、モノからコトへ
・顧客が求めるのはハードそのものではなく、ハードを使って行う機能・結果
・製品ビジネス⇒サービスビジネスへのシフト
・常にアンテナを張り巡らし、自分の目と足で情報収集を行い、それを記録する癖をつける
・隠れた意味や本質を洞察し、そこから発想や企画につなげていくことを心がける
・マーケティングの真髄とは人を喜ばせたいという思い
人生は変えられる!
0 件のコメント:
コメントを投稿