AI時代のビジネス戦略:モノからコトへ、顧客と価値を共創するマーケティングの鉄則

2021/05/19

リーダーシップ術

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世の中全体のトレンド 傾向を知りビジネスに活かそう



この記事を書いた人
桑田かつみ 専務取締役

1970年生まれ。結婚を機に帰省し、メーカーへ入社。平社員で入社して9年で取締役(平→課長→次長→部長→常務→専務)/激動の時代を生き抜く、人としての器を広げるための情報をXで発信中!/成功論/リーダー論/心のスキルアップ/コミュニケーション術/趣味:ピアノ・筋トレ・サウナ・愛犬ヾ(・ω・*)なでなで


モノからコトへ:AI時代の新たなビジネスモデルとは?


現代社会の大きなトレンドとして、「モノからコトへ」という価値観の変化が進んでいます。

これは、顧客が製品そのもの(ハード)を所有することに価値を見出すのではなく、その製品を使って得られる体験や結果(コト)を重視するようになったことを意味します。



なぜ「所有」から「利用」へシフトしたのか?


例えば、自動車の稼働率はわずか4%と言われています。ほとんどの時間は駐車場に停められたままで、所有していることの意義が問われるようになりました。

この変化は、企業のビジネスモデルにも影響を与えています。収益の源泉を「製品の販売(セールス)」から、「販売後のサービス(ポストセールス)」へとシフトすることが求められているのです。

具体的には、「製品ビジネス」から「サービスビジネス」への転換です。


製品ビジネス(旧来型)


  • 例: 高機能なDVDレコーダーを2年かけて開発・販売する。
  • 特徴: 企業が価値を一方的に開発・提供し、顧客はそれを使用する。

サービスビジネス(AI時代型)


  • 例: 基本機能を持つDVDレコーダーを販売し、必要な機能をインターネット経由でその都度ダウンロードしてもらう。
  • 特徴: 企業と顧客が共に価値を創造していく。

こうした新しいビジネスモデルでは、顧客の購買活動も「所有から利用へ」「買うから使うへ」と変化していきます。

あなたのビジネスは、この大きな流れに対応できていますか?


成果を出すマーケターになるには?情報収集から企画・実行までの鉄則

マーケティングのプロになる


マーケティングのプロフェッショナルを目指すなら、ただ情報を集めるだけでは不十分です。常にアンテナを張り、自分の目と足で情報を得て、その背後にある本質を洞察する習慣をつけましょう。ここでは、優れたマーケターが実践する思考と行動のプロセスを解説します。



1. 徹底した情報収集と記録


まず、仕事に役立つ情報収集のルートを確立しましょう。友人、知人、ウェブサイト、ブログなど多岐にわたる情報源を活用します。


効率的な情報収集のコツ


ネット上の情報源は、その特性を理解して使い分けることが重要です。

  • オフィシャルな情報源(新聞・雑誌など): 信頼性は高いが、一般的な内容が多い。
  • 企業の公式サイトや一般のウェブサイト: 企業視点での情報が得られる。
  • ブログ・SNS: 公式では語られない個人のリアルな声やディープな情報が豊富。
  • ネット掲示板など: 信頼性は低いが、生々しい本音やコアな情報が見つかる。

情報収集の基本は、まずオフィシャルな情報でベースとなる知識を固め、その上でブログや掲示板などから「生きた情報」を取り入れることです。これにより、常識と本音の両方を理解し、より深い洞察を得られます。



2. 五感を使った観察と洞察


常に人や街、お店を観察する習慣をつけましょう。そして、ただ見るだけでなく、その背景にある「なぜ?」を深く掘り下げることが重要です。

洞察すべき4つの領域


  1. 商品・ブランド・ユーザー: なぜこの商品が選ばれるのか?その隠された価値は何か?
  2. カテゴリー全体: 競合との違いはどこにあるのか?
  3. 生活者の価値観: ユーザーの行動から、その時代の価値観やトレンドを読み解く。
  4. 社会的トレンド: 社会全体の大きな流れを捉える。

機能的な価値だけでなく、精神的価値や社会的価値を洞察することが、競合との差別化を生み出します。



3. アイデア発想と企画・実行


洞察から得たヒントを基に、アイデアを発想し、具体的な企画へと落とし込みます。

成功する企画の4つの条件


企画書を作る前に、以下の4つの問いを自問自答してください。

  1. 熱意: 心から「やりたい!」と思えるか?
  2. 覚悟: なぜ今、やらなければならないのか?
  3. 大義: 周囲が共感するような、社会的な意義はあるか?
  4. 独自性: 他にはない、オリジナリティがあるか?

これらが明確になっていれば、企画は必ず通ります。

そして、どんなに素晴らしい企画も実行しなければ意味がありません

プレゼン前には必ずリハーサルを行い、聞き手の立場に立ったわかりやすい説明を心がけましょう。



4. マーケティングの真髄は「人を喜ばせたい」という思い


マーケティングの最終的な目的は、人を動かすこと、そして喜ばせることです。新しい価値を創造し、人々の心を豊かにしたいという情熱こそが、すべての活動の原点です。この思いこそが、マーケティングを成功へと導く最も重要な要素なのです。


関連記事:【顧客中心主義】時代は「個」へ。成果を出すビジネスの3つの原則


成果を出すマーケティングに不可欠なのは、「顧客」を深く理解することです。

消費者の価値観が多様化する現代において、どのように顧客と向き合えば良いのでしょうか?「【顧客中心主義】時代は「個」へ。成果を出すビジネスの3つの原則」の記事では、マーケターが実践すべき顧客中心の考え方を解説しています。こちらもぜひチェックしてみてください。

詳しくはこちらから

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