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プレゼン前に必要な準備の進め方5原則
プレゼンを行う上で、
抑えておかなければいけない5原則に基づき、
相手の心に響く結果を残しましょう。
①聴衆を徹底的に調査する
スピーチの原稿を考える前にまず、
プレゼンの相手が、
どうゆう人達かについて徹底的に調べることが大切です。
・参加人数は?
・女性の割合は?
・誰が決定権を握っているのか?
といった基本的な事柄はもちろん、
相手が海外の方であれば
宗教や文化的な背景もポイントです。
その上で、
相手が本当に求めているものを探り、
相手に合わせて内容をカスタマイズすることが必要です。
②個人的なストーリーを話に盛り込む
例えば、
日本の地名は海外からの訪問者にとっては
覚えにくいものが多いです。
そんな時は、
『私が学生時代を過ごした街です』などと紹介し
自分の個人的なストーリーを仕立てて、
つけ加えれば、聴衆の記憶に残ります。
ストーリーのヒントは、
日々の出来事の中に隠れていますので、
存分に活用しましょう。
③リーダーが明確なビジョンを示す
チームでプレゼンを行う時に見落としがちなのが、
各人がプランの細部を語ることに終始してしまい、
全体のビジョンがぼやけてしまうことです。
例えば、
安い、量が多い、おいしい、売れている
などのような
作り手からの売り込みのデータ・資料は
買い手からすると聞き飽きており、
心を動かされることはありません。
心に残るプレゼンには、
必ず新しい視点と明確なビジョンが存在します。
ビジョンを示すのは
プロジェクトの顔となるリーダーの役割です。
④聞く人の心を掴むタイトル&目次をつけよう
目次をつけるコツは、
相手の疑問に答える目次を意識しましょう。
その疑問は、
①Why ②What ③Howの3つです。
①は、なぜこの企画が必要なのかという、
必要性や重要性を伝える部分です。
②は、企画内容で、
③は、どう進めるのかという方法やスケジュールです。
説明が進むにつれて、
疑問が1つ1つ解決されていくことで、
聞く側は心地よく感じて、深い納得を得られます。
このように、顧客視点を持つことが大切です。
自分の調べたことを一方的に並べたてていないか、
専門的な難しい用語を多用していないかなど、
相手の立場を考えて見直ししましょう。
⑤資料作成での色使いは要注意
資料内のグラフや表はできるだけ
シンプル化を心がけましょう。
特に色使いには要注意です。
いったん色をつけると、
何色が何を意味するのかを
資料内で一貫させる必要が出てくるため、
作成にも手間がかかります。
また色を多用した資料やグラフは、
読む側にも負担を与えますので、
細かい部分は『その他』としてまとめてしまい、
比較してよい要素は5項目5色程度に
抑えるようにしましょう。
相手がプレゼンで求めているのは、
商品やサービスを使ったら自分にどんな良いことが起きるのか
という情報と、
なぜその商品やサービスを作ろうと思ったかという作り手の情熱です。
相手を口説くためには、
細かな数字などのデータを解説するより、
成し遂げたい自分の主張や考えをはっきりと示しましょう。
会社のビジョン、何故この製品を広めたいのか
のストーリーに買い手は心を動かされます。
営業に活かせる8つのプレゼン惹きつけテクニック
プレゼンを成功させる上で、
下記8つのテクニックを用いることで、
相手の心を動かし、
商談を優位に進めることができます。
機会がある方は是非実践してみてください。
①懸念材料は真っ先に率直な方法で対応
懸念される問題について話さざるを得ない場合、
スピーチの段階で問題に触れ、
率直な対応を示しましょう。
スピーチ後には、聴衆の懸念が
払拭されていることが理想です。
②主張を裏付ける数字を探す
自分の主張を客観的に裏付ける
統計データを引っ張ってくるのは、
プレゼンの基本テクニックです。
例えば、
単に『東京はとても安全な街です』
と言うよりも
『50,000人の旅行者を対象にした最近の調査で
東京は世界で一番安全な街に選ばれました』
と表現した方が、説得力が増します。
説得力がある人の特徴は?説得力のある人に共通する話し方、切り返し話術を身につけよう!
様々なデータの中から、
訴えたい内容に合ったものを
ピックアップするようにしましょう。
③資料に記載する文と話す内容は別
プレゼン時に配布する資料に、
スピーチ原稿と同じ内容を書き込むことは止めましょう。
資料にあれこれ細かい内容を書き込んでしまうと、
聴衆はそれを読むことに気を取られ、
肝心のプレゼンに集中できなくなってしまいます。
配布資料はあくまでも自分の主張を
サポートするための補足資料にしましょう。
大事なことは自らの声とパフォーマンスで
訴えた方が、聴衆にダイレクトに伝わります。
アピールする側としては、
自分のパワーを相手に感じさせて
妄想させなければいけません。
付け焼刃で調べたことや自分があまり興味がないことを
プレゼンしても、すぐに見抜かれます。
どうアピールするかよりも、
自分が熱く語れる題材で対応しましょう。
④パワー・オブ・スリーの法則
スピーチの基本中の基本とも言えるテクニックです。
文字や単語は3つ繰り返すと、
人の記憶に最も残りやすいといわれています。
3つの質問を続けて投げる、
3つのキーワードを説明するなど
ポイントを3つに絞って表現するとベストです。
⑤ライバル対策はベルベットの手袋が有効
ライバル同士がお互いの欠点を攻撃し合う
『ネガティブキャンペーン』は
聴衆をうんざりさせるだけです。
ライバルの弱点が自分達の強みである場合
ポジティブな言葉で自分達の長所を強調するだけでも、
効果的なライバル対策になります。
⑥五感を刺激する
盛り上がったところで
内容に即した雰囲気を作るために
効果音、音楽、映像を使ったり、
香りで演出することも
効果的です。
五感を刺激すると、
他のプレゼンとの差別化につながり、
圧倒的に記憶に残りやすくなります。
また、流暢なトークは
むしろ記憶には残りにくく、
言葉がつかえたり、声が上ずったりするなど、
喋りは上手くないが、熱意あるプレゼンこそが、
ツァイガルニック効果という心理現象が働き、
確実に相手の記憶に刻まれます。
⑦双方向性を重視しよう
どんなに優れた内容であっても、
ただ座って聞いているだけでは退屈させてしまいます。
聞き手にプレゼンに参加してもらう
投げかけの言葉を発するなど、
双方向のコミュニケーションを心がけることで、
聞き手の集中力を高めることができます。
⑧一人に向かって話すようにしよう
通常、視線は近くに座っている人から
一番奥にいる人まで移動させながら話します。
しかし一方で、
聞き手の全てではなく、
特定の一人に向かって語りかける意識を持ったほうが
説得力が増します。
緊張で散漫になりがちな意識を、
会場にいる知り合いや、
反応の良い特定の聞き手に集中させて、
その人一人に説明するつもりで
プレゼンすると、分かりやすい話ができます。
プレゼンで勝つための話し方4ヶ条
プレゼンや講演など、
大勢を相手にするしゃべりは、
1対1の会話にはない難しさがあります。
あがり症の人は、
緊張のあまり、
言おうとしていた内容を忘れてしまう
ことも珍しくありません。
そこまでいかなくても、
聞き手がどれくらい自分の話しに
耳を傾けてくれているのか、
話しながら不安になった経験を持つ人は
多いと思います。
ここでは、聞き手の関心を引き付けて、
内容をキチンと理解してもらうための
4つのポイントをご紹介します。
①つかみの捨て言葉を使おう
大人数が会場にいる場合、
得てして人々の注意力は散漫になっていて、
会場がざわついていることが多いです。
そのため、
聞き手の耳を自分の方へ向けるために、
つかみの言葉が必要です。
いきなり最も大切なことから
話し始めると、
聞き流されてしまう可能性が高いです。
つかみ言葉には、
挨拶や呼びかけなどの捨て言葉を
つけるのがベストです。
例:皆さん、こんにちは。今日は寒いですね。
また、
通常の声よりも大きな声で話し始め、
普通に戻していくと、
相手の聞く気持ちを掴むことができます。
②イントネーションは抑えめに
ビジネスの話をする場合には、
イントネーションを抑えた方が、
相手に安心感を与えられます。
一般的に、背の低い人は、
声が高く、背の高い人は声が低いです。
声が高いと、
少しイントネーションをつけただけで、
聞き手には非常に抑揚のある話し方に聞こえてしまいます。
相手の気持ちを引き付ける効果もありますが、
その一方で感情的に話しているように聞こえたり、
話の内容がうさんくさく聞こえてしまい、
逆効果となることもあります。
一方、
声の低い人は、
イントネーションの変化が伝わりにくいため、
あまり落ち着いた話し方をしていると、
感情がこもってないように
受け取られることもありますので、注意しましょう。
③相手のボキャブラリーに合わせた言葉選びを
普通の会話で、
正確に聞き取れる言葉は、全体の90%程度です。
電話ですと、理解度は下がり、
80~85%程度になります。
残りの10~20%は、
聞き手がこれまでに習得した
言葉と照合して無意識のうちに補完しています。
そのため、
知らない言葉を使われると、
補完できなくなり、
理解度はさらに下がっていきます。
習得語彙数と同様に、補完する速度も大切です。
話速に対して補完速度が遅いと、
何を言っているのか、分からなくなります。
相手の持つボキャブラリーのレベルに合わせて言葉を選び、
理解速度に合わせて話速を調整する必要があります。
直接会って話をする時は、
書類を見せて説明すると、理解度は大幅にアップします。
相手の知らない言葉を使っても、
書類から文字情報を得られ、意味を理解・推測できるためです。
④水と飴で声帯を潤そう
声を出すための道具である声帯は筋肉です。
良い声を出すためには、
この声帯を乾燥から守る必要があります。
乾燥するとしわが寄り、
声帯を通る時に空気が渦巻いてしまい、
雑音が入ります。
いわゆる、かすれた声や
いがらっぽい声は、声帯にしわが寄っている状態の時に出ます。
水を飲んだり、飴をなめたりすると、
一時的にしわがなくなり、
通りの良い声が出るようになります。
人生は変えられる!
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