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起きた出来事をどう捉えるか。
仕事がうまくいかない悩みは、心の仕組みと密接に関係しています。
定番の悩みをシーン別に心理学で解決する方法をご紹介します。
悩み1 頼んでも、相手に応じてもらえない
解決策:本命の依頼前に、当て馬の依頼を言う
仕事の依頼を頼まれた相手は、
少なからず心理的な抵抗を感じるものです。
自分(=頼まれた相手)がやるメリットを見つけにくいからです。
このケースは、一旦承諾すると、最後まで責任ある態度を取る
人間心理を使って解決します。
方法としては、本命のお願い事を持ちかける前に、
もっと負担の軽い作業への協力を頼みます。
これであれば相手は応じやすく、
次に、『これもやってくれる?』と本命のお願い事を相談すると、
引き受けてもらいやすくなります。
ポイント:相手にYESと言わせるコツ
段階的依頼法
いったん承諾すると、
その姿勢を取り続ける人間心理(一貫性の原理)を利用します。
まず、相手が気軽に引き受けやすい些細な依頼を行い、承諾を得た後に、
本命のお願い事をすると、相手は応じやすいです。
譲歩的依頼法
気の毒な人からの頼まれ事は断りにくいものです。
この人間心理を利用して、
まず、ダミーの大きな依頼を出して、相手にわざと断らせます。
落胆した様子を見せて、
相手の罪悪感を刺激したところで、本命のお願い事をします。
悩み2 会議で自分の提案が通らない
解決策:会議前に賛同者を用意し、発言直後に賛成してもらう
会議などの小集団活動の生態を研究した、
アメリカの心理学者である、スティンザーは、
『ある発言の後の発言は、反対意見になりやすい』と指摘しています。
会議で自分が発言した直後に、
賛同意見を声に出してもらい、反対意見を出にくくしましょう。
そのためには、事前の根回しで賛同者を多く
確保しておくことが必要です。
賛同意見が何人か続くと、他の出席者も肯定的評価をするようになり、
あなたの賛同になびきやすくなります。
(バンドワゴン効果)
企画を確実に実現させる8つの根回しテクニックを使って思い通りに仕事を進めよう
- ある発言者に続く次の発言者は、反対意見を言うことが多い
⇒自分の発言の後に、見方に賛同意見を言ってもらう
- 人は議論を以前戦わせた相手の正面に座ることが多い
⇒自分の正面に味方に座ってもらう
悩み3 相手の怒りを最小化したい
解決策:相手の怒りは全面肯定に徹する
人は、あり得ない!と感じると、怒りを爆発させます。
この怒りを最小限に抑えるには、正面から受け止めることです。
『申し訳ありません。お怒りはごもっともです』といったフレーズで、
相手の怒りに同調する姿勢を見せましょう。(ベーシング)
怒る自分を認めてほしいと思っている
相手の承認欲求は満たされ、怒りは和らぎます。
『そこまで怒ることではないでしょ』などと、
否定的な態度を取ると、(反同調行動=ディスベーシング)
怒りを増幅させてしまうので、要注意です。
①相手の怒りを全面肯定する
否定する言動は絶対に避け、
相手の怒りの爆発そのものと怒りの理由のセットを受け止めましょう。
②怒りの調子を感謝で緩和
感謝の表明が、怒りを和らげます。
ご指摘ありがとうございます。と応じると、相手は怒り続けることが難しくなります。
③ミスは実際よりも大げさに報告
ミスや失敗の報告は、最初は実際よりも大げさに伝えましょう。
その後の詳しい説明で、相手を拍子抜けさせて、怒りを軽くしましょう。
仕事でのミス・確認不足を減らす方法は?ミス対策の行動習慣を身につけよう
悩み4 なぜか人に嫌われる
解決策:人が嫌いになる6つの視点で自己反省
人が人を嫌いになる理由は、不快に感じるからということが多く、
主に、軽蔑、嫉妬、裏切り、否定、軽視、投影の6つに集約できます。
相手に邪険な態度を取られて、嫌われている?と感じたら、
この6つの視点で自分の言動を振り返ってみましょう。
思い当たる節がなければ、
『何で〇〇さんを毛嫌いしているの?』と親しい人に頼んで、
自分が嫌われている理由を聞いてもらって、本音を探りましょう。
相手から本音を引き出す方法は? 覚えておきたい会話質問テクニック
①軽蔑
身だしなみや話し方、マナーの悪い人
②嫉妬
自分より下か同等なのに、優遇される人
③裏切り
自分の期待に応えてくれない人
④否定
自分を否定したり、攻撃したりする人
⑤軽視
自分を軽んじたり、無視したりする人
⑥投影
自分が否定したい、見栄などを相手に見る
悩み5 コミュニケーション力を上げたい
解決策:訪問・電話で接触する機会を増やす
コミュニケーションには、シンプルかつ重要な勘所があります。
心理学でいうザイエンスの法則に基づくと、
人は知らない人には攻撃的・批判的・冷淡に対応します。
しかし、会えば会うほど好意を持ち、
加えて、相手の人間的側面を知った時に好意を持ちます。
そのため、コミュニケーション力を上げたいなら、
訪問や電話、メールによりコンタクト回数を増やし、
日頃思っていることや、身の回りの出来事を積極的に伝えることを
頻繁に心がけていくことで、相手に好意を持ってもらいやすくなります。
- 会えば会うほど、相手に好意を持つ
→用事の有無に関係なく、顔を出そう
- 人間的側面を知った時に好意を持つ
→思っていることや考えを積極的に言おう
悩み6 相手に嘘をつかれやすい
解決策:相手の様子が怪しければ大嘘だなと揺さぶる
嘘をついている人は、まばたきが多くなったり、
手の動きがぎこちないなど、表情や態度に表れやすい傾向があります。
下に記載した内容が相手に表れている時は要注意です。
『それは大嘘だな』と呆れた様子を大げさに見せたり、
『ほんと?』と言って相手を凝視し続けましょう。
また、『じゃあ、〇〇さんにも説明して』
と揺さぶりをかけてみるのも
嘘をついたことを相手が認める確率を上げられる良策です。
■目
- まばたきが多くなる
- 目が宙を泳ぐ
- やり取りの相手を凝視する
■口
- 早口になる
- 他の話題に転じたり、話をそらす
- 言い間違いがおこる
- 嘘ではないことを強調する
■態度
- 手の動きがぎこちない
- 足元が落ち着かない
悩み7 パワハラ上司に困っている
解決策:やめてください。と努めて冷静に言う
パワハラ上司が攻撃する対象は決まってます。
怒鳴り散らすと、『すみません。。』
と萎縮して反撃してこない部下は、心理学的には同調行動をとっています。
そのため、『やめてください』と冷静に言って、
反同調行動を取らない限り、パワハラ上司の振る舞いは改まりません。
勇気を持って、反同調行動を取りましょう。
繰り返すことで、パワハラ上司は調子が狂って
鎮静化する可能性が高まります。
- 大きくゆっくり息を吸って、吐く
- 沈黙しながら、にらむ
- 『職場で人的攻撃はやめていただけませんか』と冷静な口ぶりで告げる
悩み8 チャンスをモノにできない
解決策:自分はできるという自己効力感を鍛える
チャンスをモノにできる人は、
『こうすれば、こうなるだろう。そして、自分にはそれができる』
という確信を持っています。(自己効力感)
直面する課題を乗り越える重要な要素で、
モチベーションの質を決定づけるカギと言えます。
上司から突然振られたむちゃぶりの仕事に対して、
『よし、何とか頑張ってみよう』とポジティブに受け止められます。
自己効力感は後天的に鍛えられるので、
下の5つの方法で、チャンスをモノにできるようにしましょう。
1 達成体験
自分が努力して達成できた事柄を振り返り、追体験する。
2 代理経験
他人が達成する過程を観察して、自分もできることを確認する。
3 言語的説得
達成できる。と自分で自分に強く言い聞かせる。
4 生理・情緒的高揚
熱血ドラマなどを見て感化される。
5 想像体験
成功するプロセスを頭の中で繰り返し、脳に刻み込む
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