1970年生まれ。結婚を機に帰省し、メーカーへ入社。平社員で入社して9年で取締役(平→課長→次長→部長→常務→専務)/激動の時代を生き抜く、人としての器を広げるための情報をXで発信中!/成功論/リーダー論/心のスキルアップ/コミュニケーション術/趣味:ピアノ・筋トレ・サウナ・愛犬ヾ(・ω・*)なでなで
反論が苦手な人へ!人間関係を壊さず伝える【5ステップ】
会議や議論で意見を求められたとき、相手の意見に反対しづらいと感じていませんか?
しかし、ただ黙って同意するだけでは、本当に良い結果は生まれません。ここでは、相手を不快にさせずに自分の意見を伝えるための、効果的な5つのステップをご紹介します。
相手の話をさえぎらず、まずは最後まで聞きましょう。そして、「なるほど、〇〇さんの意見、よくわかりました」のように、まずは理解を示します。これにより、相手は「自分の話を真剣に聞いてくれている」と感じ、あなたの話にも耳を傾けやすくなります。
反論したい気持ちを抑え、まずは相手の意見の中で同意できる点を見つけましょう。「〇〇という点は、素晴らしいですね」と具体的に褒めることで、相手との間にポジティブな雰囲気が生まれます。
ここからが本題です。「基本的には賛成ですが、〇〇についてはどう思われますか?」のように、自分の意見を「不安な点」として提示します。これにより、相手は否定されたと感じにくく、「一緒に問題を解決しよう」という姿勢に変わります。
前のステップで提示した「不安な点」に対する具体的な解決策や、自分の意見を「代替案」として話しましょう。大切なのは、相手の意見を「否定」するのではなく、より良くするための「提案」であるという姿勢です。
最後に、提示した解決策や代替案に対して相手がどう思うかを確認します。「今の案で、何か気になる点はありますか?」などと尋ねることで、最後まで相手を尊重する姿勢を示し、合意形成へと導きます。
この5ステップを意識すれば、円滑なコミュニケーションを保ちながら、自分の意見をしっかりと伝えられるようになります。
職場でより良い人間関係を構築するための行動指針を、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。
⇒職場で良い人間関係を構築するために大切な行動指針「頑固者」は損をする?職場での衝突を避けるための思考法

職場には、男性と女性、上司と部下、営業と開発など、さまざまな立場の人がいます。それぞれの正義や正論がぶつかり合う中で、安易に「対立」を選ぶと、周囲から「厄介者」「頑固者」と見なされてしまいがちです。
なぜ、正論を主張することが危険な行為になってしまうのでしょうか?
頑固者が損をする3つの理由
- 視野が狭くなるから
「理解できない相手が悪い」と、自分の正論だけを押し通すと、相手を理解する努力を怠ってしまいます。会社は多様な価値観の集合体であることを忘れてしまうと、周囲から孤立し、社内での評価も下がってしまいます。 - 脳の老化と関係するから
加齢に伴って脳の活力が失われると、人との相互理解に膨大なエネルギーが必要になります。その努力を面倒に感じ、「自分が正しい」という考えに固執しがちになります。頑固になることは、脳の老化現象の一つとも言えるのです。 - チームワークを乱すから
職場では、どんなに正論であっても、感情的に反発すると「チームワークを乱す危険分子」と見なされてしまいます。たとえ優れた実績があっても、このレッテルを貼られてしまうと、順当な出世は難しくなるでしょう。
心を若返らせる思考法と行動
頑固者にならないためには、以下の思考を身につけることが大切です。
- 過去の成功体験を手放す
「昔はこうだった」「このやり方で成功した」という過去の栄光に固執しないこと。古い成功体験をリセットし、新しい発見や変化を積極的に受け入れることで、柔軟な思考を保てます。 - 一度立ち止まって考える
自分が正しいと感じることでも、すぐに感情的に反応するのではなく、一度立ち止まって「一呼吸置く」ことが重要です。そして、「本当にこれを主張するだけの価値があるか」を別の視点から冷静に考えてみましょう。 - 対立は最後の手段と心得る
安易な対立は大きなリスクを伴います。まずは、相手ととことん対話し、互いにすり合わせる努力をしましょう。それでも譲れない場合は、会社を去る覚悟を持って主張するくらいの覚悟が必要です。
職場を円滑に生き抜くには、「正論」を振りかざすのではなく、「対立」を避ける知恵が求められます。
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