仕事を抱え込む人の特徴と心理|あなたの性格を変える3つのステップ

2021/11/04

成功仕事術

t f B! P L
仕事での抱え込み癖を直す対策法


この記事を書いた人
桑田かつみ 専務取締役

1970年生まれ。結婚を機に帰省し、メーカーへ入社。平社員で入社して9年で取締役(平→課長→次長→部長→常務→専務)/激動の時代を生き抜く、人としての器を広げるための情報をXで発信中!/成功論/リーダー論/心のスキルアップ/コミュニケーション術/趣味:ピアノ・筋トレ・サウナ・愛犬ヾ(・ω・*)なでなで

仕事を抱え込むのはもう終わり!部下に仕事を任せる人が最強な理由


「つい仕事を自分で抱え込んでしまう…」そんな悩みを抱えていませんか?部下や後輩に仕事を任せられず、結果としてキャパシティオーバーになってしまう人は、組織全体の成長を阻害するだけでなく、自身のキャリアも停滞させてしまいます。

仕事を抱え込まず、周りに任せられる人こそが、組織で大きな成果を出し、自身の成長も加速させる真のリーダーです。



仕事を抱え込んでしまう人の共通点


なぜ、人は仕事を抱え込んでしまうのでしょうか?その背景には、以下のような行動・思考パターンが隠されています。

  • 他人を信用できない

    「自分でやったほうが早いし、結果も良い」という強い固定観念。他者への不信感が根底にあり、相手の能力を信じることができません。

  • 職人気質・完璧主義

    人に任せることはできても、仕上がりに満足できない完璧主義タイプ。自分の仕事の範囲を超えて、過度なこだわりを持ってしまいます。

  • 「自分がやったほうが早い」という思考

    周りに手の空いている人がいても、協力して進めるより自分がやったほうが早いと考えてしまう人。この思考パターンは、結果的に組織全体の効率を悪くします。

  • 教えるのが苦手

    人に教えることに時間を使うのが非効率だと感じるタイプ。しかし、長期的な視点で見ると、部下を育成しないことは、自身のキャパシティを広げる機会を失うことになります。

これらの根底には、「自分が一番正しい」という強い自意識が存在します。自分が仕事を抱え込むことで存在価値を高めようとし、他人の仕事にも同レベルの完璧さを求めるため、負のスパイラルに陥ってしまうのです。



「仕事を任せる」ことがあなたと組織を成長させる


仕事を人に任せることは、短期的に見れば手間がかかるように思えます。しかし、長期的には多くのメリットをもたらします。

  • 時間的・精神的な余裕が生まれる

    仕事を任せることで、あなたは目の前のタスクに追われる日々から解放されます。この余裕は、新たな目標設定やより重要な業務に集中するためのエネルギーとなります。

  • 部下の成長と組織力の向上

    仕事を任せることは、部下にとって貴重な成長機会です。一度教えれば、次からは少ない時間で仕事を任せることができ、結果的にチーム全体の生産性が向上します。

  • 本当にやるべき仕事に集中できる

    抱え込み癖から脱却し、本当に自分がやるべき「コア業務」に集中できるようになります。どの仕事を誰に任せるかは、相手の得意・不得意を考慮することで、最大の効果を発揮します。

その場の楽さを取るのではなく、将来を見通すこと。

これが、仕事を抱え込まず、自身も組織も成長させるための重要な視点です。


仕事を任せられないあなたへ|抱え込み癖を克服する3つのステップ


「部下に仕事を任せたいけど、どうすればいいか分からない…」

そんな悩みを持つあなたのために、仕事を抱え込む悪循環から抜け出し、チームと自身の成長を促すための具体的な3つのステップを解説します。



ステップ1:仕事を抱え込む原因を自己分析する


まず、なぜ自分は仕事を抱え込んでしまうのか、その根本的な理由を考えてみましょう。

  • 「自分でやった方が早い」と思っていませんか?
  • 「相手に任せると、自分の思い通りにいかないかもしれない」と不安に感じていませんか?

自分の思考パターンを深く掘り下げてみることが、最初の一歩です。その上で、現在抱えている仕事の中から、部下や後輩に任せられるもの、または自分よりも誰かが得意なことを具体的に洗い出しましょう。



ステップ2:適任者を見極め、仕事を任せる準備をする


洗い出した仕事を誰に任せるか、その適任者を見つけることが重要です。

  • 相手の得意・不得意を考慮する: 仕事の内容や進め方に合わせて、最もスキルや経験が活かせる人に割り振ることで、スムーズな進行が期待できます。
  • 「完璧」を求めすぎない: 部下に仕事を任せる際は、ある程度の完成度の違いは許容するという覚悟が必要です。最初は手間がかかっても、長期的な視点を持つことが大切です。

適切な人に仕事を任せることで、やり直しといった無駄な作業を減らし、チーム全体の生産性を高めることができます。



ステップ3:自分が動かなくても回る仕組みを作る


仕事を任せられるようになると、時間的にも精神的にも余裕が生まれます。その余裕を、新しい目標や、本当にやりたかった仕事に使うことが大切です。

さらに、この機会に「自分が動かなくても仕事が回る仕組み」づくりを意識しましょう。マニュアルの作成、権限の委譲、定期的な進捗確認のルール化など、仕組みを整えることで、あなたはマネジメントや新たな価値創造といった、より重要な業務に集中できるようになります。


仕事を任せるメリットは?抱え込み癖をなくす5つの思考法


「仕事を任せたら、かえって時間がかかるのでは?」と感じていませんか?

実は、仕事を部下に任せることは、リーダーの役割であるだけでなく、自身の時間を作り出し、チーム全体の生産性を高めるための最強の戦略です。ここでは、仕事を抱え込まずに上手に任せるための5つの思考法を紹介します。



仕事を抱え込まずに任せる5つの思考法


  1. 「任せた方が早く終わる」と考える

    一人で全ての仕事を抱え込むよりも、チーム全員で協力した方が、最終的な完了は早まります。初めは教える手間がかかっても、一度任せてしまえば、次からはスムーズに進められるようになります。

  2. 「教える時間」を「自分の時間」に変える

    仕事を教える時間は、単なる「消費」ではありません。それは、将来的に自分の時間を増やすための「投資」です。部下のスキルが上がれば、あなたはより重要な業務に集中でき、時間的な余裕が生まれます。

  3. 「任せること」がリーダーの仕事だと認識する

    仕事を一人で完璧にこなすのがリーダーではありません。チームの能力を最大限に引き出し、組織全体で大きな成果を出すことこそが、リーダーの最も重要な役割です。

  4. 成長には「我慢」が不可欠だと知る

    部下に仕事を任せる際、最初は自分の期待通りにいかないかもしれません。しかし、その「不完全さ」を許容し、見守ることで、部下は自律的に成長します。

  5. 「仕事を任せなければ人は育たない」と心得る

    人は、挑戦的な仕事を任されて初めて成長します。部下の成長を促すことは、リーダーの責任です。仕事を任せなければ、部下の成長機会を奪うことになり、結果として組織全体の停滞を招きます。

まとめ


この記事では、仕事を一人で抱え込むことのデメリットと、抱え込み癖を直すための具体的なステップについてお伝えしました。他者を信頼して仕事を任せ、チームとしてより大きな成果を出すことは、リーダーとしての成長はもちろん、自分自身のキャリアを次のステージへと進めるための重要な鍵となります。


もしあなたが、チームメンバーの能力を引き出し、成長をサポートするスキルを専門的に学びたいとお考えでしたら、「キャリアコンサルタント」という専門職がその目標に繋がるかもしれません。


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