1970年生まれ。結婚を機に帰省し、メーカーへ入社。平社員で入社して9年で取締役(平→課長→次長→部長→常務→専務)/激動の時代を生き抜く、人としての器を広げるための情報をXで発信中!/成功論/リーダー論/心のスキルアップ/コミュニケーション術/趣味:ピアノ・筋トレ・サウナ・愛犬ヾ(・ω・*)なでなで
「断れないストレス」から解放!アサーティブな自己表現で信頼を築く4つのステップ
急ぎの仕事があるのに、頼まれごとを曖昧な態度で引き受けてしまう…。自分の本心を押し殺した言動は、やがて大きなストレスとなり、劣等感や攻撃的な言動につながってしまいます。
この「引き受け癖」から抜け出し、自分も相手も同様に尊重しながら意見を伝えるための表現手段が、アサーティブネス(アサーティブ・コミュニケーション)です。
ここでは、人間関係を悪化させることなく、最善の結果を導き出すための具体的な手法を紹介します。
1. 不合理な「思い込み」を取り除き、自己表現の壁を壊す
まず、「依頼は断ってはいけない」「物分かりが良いと好かれる」「相手に嫌われるかも」といった、あなたの行動を縛っている不合理な思い込みを見直しましょう。
特に日本人には、遠慮を美徳とする文化が根付いていますが、曖昧にして明確に断らない態度は、かえって相手に不快感を与え、信頼を損なう原因にもなりかねません。
「断ることは悪いこと」という考えを捨て、自分の気持ちを相手に伝えることこそが、円滑なコミュニケーションの第一歩です。
2. 「I(私)メッセージ」で意思を明確にする
アサーティブな自己表現の核は、「自分はどう思うか」「自分はどうしたいか」のように、自分の気持ちを大切にし、意思を明確に伝えることです。
そのために、主語を「私は(I)」にするI(アイ)メッセージを使う練習をしましょう。
| ポイント | 説明 | 具体的な例 |
|---|---|---|
| I(私)メッセージ | 主語を「私は」にして自分の状況と気持ちを明確に伝える | 「私は今、明日までに仕上げなければならない資料作りに追われています。」 |
| 代替案の提示 | 断るだけでなく、譲れる点があれば妥協案を提案する | 「明日の午前中ならお手伝いできると思います。」 |
このように、自分の状況を正確に伝えつつ、できる範囲で代替案を提案することで、人間関係を悪化させることなく、ベストな結果を導き出すことができます。
3. 「受け入れ態勢」を整え、建設的な関係を築く
一方的な自己主張ばかりでは、ただの自分勝手な人になってしまいます。円滑なコミュニケーションは、会話のキャッチボールから生まれるものです。
普段から相手の話を聞く姿勢を持ち、お互いに意見を出し合い、譲り合いながら、双方にとって納得のいく結論を出す努力をしましょう。
主張するばかりでもダメ、引き受けばかりでもダメ。お互いの溝を埋めようとする歩み寄りこそが、より良い人間関係と建設的な話し合いのできる環境を作ります。
4. ハードルを下げて「自己表現」の練習を始める
苦手な相手にいきなり自己主張をするのはハードルが高いと感じる人もいるでしょう。
引き受け癖を改善し、自己表現を身につけるためには、段階的な練習が有効です。
- まずは信頼のおける同僚や友人など、言いやすい人から自己表現を試してみる。
- 「断る」ことではなく、「Iメッセージ」で気持ちを伝えることから始める。
- 最初のハードルを低く設定し、成功体験を積み重ねて自信をつけてから、徐々に難易度を上げていきましょう。
このアサーティブな習慣を身につけることが、ストレスのない快適な働き方と、周囲からの揺るぎない信頼につながります。



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