1970年生まれ。結婚を機に帰省し、メーカーへ入社。平社員で入社して9年で取締役(平→課長→次長→部長→常務→専務)/激動の時代を生き抜く、人としての器を広げるための情報をXで発信中!/成功論/リーダー論/心のスキルアップ/コミュニケーション術/趣味:ピアノ・筋トレ・サウナ・愛犬ヾ(・ω・*)なでなで
仕事でのイライラ癖を解消する考え方・直すための3ステップ
仕事をしていると、
- 実力も無いのに威張り散らす上司
- 非常識で失礼な発言をする部下
- 連絡がいつも遅い取引先
- 否定的なことばかり言う同僚
- 仕事を理解してくれない家族
- 期待通りの結果を出せない自分
- 努力しても認めてくれない会社
- 不条理なことばかり起きる社会
など、誰でも思い通りにならない場面に遭遇します。
そんな場面に遭遇すると
- 仕事をする気が失せてしまう
- 仕事が雑になってしまう
- 職場の雰囲気が悪くなってしまう
など、イライラが増していきますが、そんな時のイライラは百害あって一利なしです。
できる限り平常心でいることが大切です。
常に冷静でいることは難しいかもしれませんが、
苛立つ頻度や時間を減らすことは可能です。
イライラを減らしていくためには、
まず、自分がどうゆう場面でイライラしがちなのかを把握することがポイントです。
その状況に遭遇した時のために、視点や発想を変えて神経の高ぶりを
抑制する対処法を日頃から準備しておきましょう。
①真面目で正義感が強い
自分の考えが常に正しいと思いがちで、少しでも仕事で手を抜いたり、
ふざけたり、倫理や道徳に反することをした相手を許せないタイプ。
こうあるべきだ。という理想が強すぎるタイプ。
②負けず嫌い・プライドが高い
自分の価値を認めてもらいたいという欲求がとても強く、プライドも高いタイプ。
このタイプは、仕事で批判されたりバカにされるとすぐにカチンとくる一方で、
傷つきやすい一面も併せ持つタイプ。
③何でも我慢してしまう
言いたいことが言えずにイライラを抱え込むタイプや、
面倒な仕事で雑用を振られても、断れないタイプ。
そういった日々のイライラが沸点に達すると突然キレることがあります。
④人の感情に左右されやすい
相手の喜怒哀楽に敏感なタイプは、
喜びを友に分かち合える良い面がある一方で、他者のイライラが伝染しやすいです。
隣や向かいに座っている人が、イライラしやすい場合には注意が必要です。
イライラしていても状況は変わりません。
むしろ損するだけですので、下記の考え方で視点を切り替えて
別の見方を取り入れてイライラを抑えましょう。
- 世の中にはいろんな人がいる
- 我慢することも給料のうち
- 相手にも何か事情があるのだろう
- 平気で人を苛立たせる人は未熟な人だ
- あの人にもきっといいところはある
- 今は許されてもいつか天罰が下るはず
- いい時もあれば悪い時もあるさ
- 以前に経験したあの最悪の状況よりはましだ
- これは自分の成長に繋がるはず
実際にはそうでなくても、相手を許せる理由を自分で作り上げることが肝です。
また、物事の良い側面を見るように心がけることも1つの手法です。
肉体労働を課された時には、
- ちょうど良いトレーニングになる
忙しい中雑用を頼まれたら、
- 外に出られて気分転換になる
と見方をプラスの方向に変えます。
さらに、日々の生活においても意識して視点を切り替える訓練をしてみましょう。
食事に行って料理が出てくるのが遅い場合は、
- 手の込んだ料理を作っているから
とプラスに捉えて見方を変えます。
このようにイライラしそうだという兆候のある時に、
視点をプラスに切り替えられる習慣が根付けば、
不快な時間は次第に減っていくはずです。
①どんな場面で苛立つかを把握しよう
仕事では多様な人と接するため、誰でも神経が高ぶることはあります。
しかしイライラして得することはありません。
まずは、自分がどのような場面でイライラしやすいかを把握し、
平常心を保てるように準備しましょう。
②視点をプラスに切り替えて自分のペースを守ろう
- 世の中にはいろんな人がいる
- 相手にも何か事情があるに違いない
というように、視点をプラスに切り替えてみましょう。
できるだけ冷静に人間観察を行って、自分のペースを崩さないように心がけると
イライラは減らすことができます。
③イライラする時間を減らしていく
苛立つ自分を責めるのはやめましょう。
少しずつでよいので、頻度や時間を減らしていくように努力すればOK
現状に不満が多いとイライラしやすくなるため、できるだけ、
- 自分は今、幸せなんだ
とうい状況を作っていくようにしましょう。
ケースに応じたイライラ解決法
上司の言い方が乱暴ですぐ怒鳴るタイプ
ちょっとしたミスでも大げさに反応し、説教口調で『だいたい、俺が若かった頃は・・』と昔の自慢話をしつこくする。
また、言い分は聞いてくれない上、一方的に責めるタイプ
反発する部下
お願いした仕事の納期が遅れる
クレーム対応からの無責任な対応で問題が爆発
仕事のイライラを撲滅!怒りの感情との正しい付き合い方
現在の社会は、デジタル化によって仕事の作業密度が高まり、
成果主義が進んだことで、よりストレスを抱えやすくなっています。
そのため、精神的な余裕がなくなってしまい、
心の不安定により、些細なことで怒りの感情が沸騰します。
パワハラなどによる理不尽な怒りは、
成長を促すために部下を叱ることとは異なり、生産性を著しく低下させます。
怒った本人はイライラするため、仕事を効率的に進めらず、
また怒られた相手はもちろん、
『次は私が怒られるのでは?』と周りのメンバーも萎縮させます。
このような悪循環により、職場は消極的な雰囲気になりがちになり、
最悪の場合、人間関係に大きな溝が生じる場合もあるため、
怒りとの感情と正しく付き合う必要性があります。
怒りとの感情と正しく付き合うためには、怒りのメカニズムを知る必要があります。
人の心:コップ
怒りの感情:水
に例えると理解しやすくなります。
怒りが沸騰するのは、
- たまった水がコップからあふれる
- コップが小さいから
の2パターンです。
そのため、
- 怒りの水を抜く
- 心のコップを大きくする
この2点で対策を取ることで、怒りを抑えることができます。
また誰しもが持っている自分自身のこだわりや価値観が
怒りにつながりやすいため、そのメカニズムを知っておく必要があります。
下記6つの心は、本来であれば人に備わる長所ですが、
その傾向が強いと怒りに変わりやすくなります。
建前では正しいため、怒る側はそれを大義名分にしやすいです。
しかし、怒りをぶつけたとしても、
自分も周囲も絶対的な幸福が得られるのかどうかを見極めると、
決してそうでないことが理解できます。
①道徳心
ルールやマナーを守り正義感が強い
↓
ルールやマナー順守へのこだわりが度を越えると、
自分には裁く権利のないことにまで口を出し、
自分が指導しなければと怒りをあらわにしてしまいます。
②健全な利己心
完璧を目指すことに努力を惜しまない
↓
完璧を目指すあまり、自分と価値観の合わない人が許せなく、
度を越すと、価値観の合わない人を非難し、排除しようとします。
③自尊心
誇り高い
↓
プライドが高すぎると軽く扱われたと感じると激怒してしまいます。
④健全な執着心
物事を徹底的に追求し取組む
↓
度を越えると、頑固で融通が利かなくなり、自分の考えで意地でも譲ろうとしないため、
小さなことでもカリカリしてしまいます。
⑤警戒心
用心深く、謙虚
↓
度を越えると疑い深くなり、謙虚さは劣等感になります。
その劣等感が強い刺激を受けると、怒りに変わります。
⑥自立心
自分の意見を持ち、長いものに巻かれない
↓
度を越えると、独善的になってしまい、
誰に対しても反抗的・批判的な態度を取ってしまいます。
怒りは
- 怒りの水を抜く
- 心のコップを大きくする
ことで軽減可能です。
①怒りの水を抜く
怒りを感じたら、頭の中で6秒数えて意識をそらして、
相手に反射的な言動(怒り)を回避します。
6秒数えることで、怒りのピークから意識を離すことができます。
②心のコップを大きくする
怒りを感じた場合、下記の6項目を書き出し、見える化します。
- 怒った日時
- 怒った場所
- 怒りを感じた出来事
- その時に感じたこと
- その時に自分が取った行動
- 相手に期待していたこと
これを続けることで、自分の怒り癖が理解できるようになります。
怒りは主観的な感情ですので、まずその状態から脱することが重要です。
怒りを感じた内容の見える化で、自分の怒りを客観分析してみることで、
『あの程度のことでなぜ怒ってしまったのか』
と反省意識が芽生え、怒りっぽさを和らげることができます。
また、人は怒りを感じると呼吸が速く浅くなるため、
ゆっくり深く呼吸することで、冷静さを取り戻せます。
余計な一言をやめたい人に向けたフレーズ対策集
気を使って言った言葉でも、相手の勘に触って、
かえって逆効果になるケースは多いです。
どこが相手をイラっとさせるのか、それが分かれば対策できます。
1つずつ見ていきましょう。
- ~してもらう
- ~いいですか
は、話し手の自分が中心の言葉です。
この2つを重ねると、自分中心の度合いが高まって、
相手に一方的に都合を聞いているトーンが高まります。
そのため、相手は、なんとなく上から目線、なんとなく押しつけがましいニュアンス
を感じてしまうフレーズです。
- ~をお願いできますか
- ~してくださいますか
とストレートに言うようにしましょう。
悪気がないのに上から目線で嫌われがちな話し方を変えよう!敵を作らない話し方対策法
自主的に進んでやる姿勢は良いのですが、
相手にとっては頼んでないのに恩着せがましいなと感じてしまうフレーズです。
自分がしたいだけでしょ。と勘違いの危険もあります。
- ~(いた)しましょうか
という表現で伝えるほうが良いです。
このフレーズで使っている、申す、は
へりくだる意味を示す時に使う謙譲語と認識している人が多いです。
そのため、相手に、聞き手の自分がへりくだることを
強要されていると思われる可能性があります。
- おっしゃってください
という表現で伝えるのがベストです。
一見、腰の低い印象を与えるフレーズですが、
許可をもらうシーンに限定して、使うのがベストです。
例えば
『御社を担当させていただきます。・・・精一杯お手伝いさせていただくので・・・』
のように、連発して使うと、丁寧な印象ではなく、
むしろ軽く見られている印象を相手に与えてしまいます。
様々な語尾につけやすくつい使いがちなフレーズですが、
安易に使うのは気を付けましょう。
無責任で心がこもってない。と相手に受け取られても仕方のないフレーズです。
本当に真剣に相手のことを考えた上での発言で、
実際に自分の手を差し伸べていれば問題ないですが、
その場をさりげなく流そうとして、このフレーズを口にするのは控えましょう。
無責任な同情、もっと厳しく言えば自己満足でしかありません。
本当に相手を信じているのか。
それとも、単に無責任で、相手を信頼しているように見せかけて、
面倒なことを押し付けるために、方便として使っているのか。
後者の場合、言われる相手は、すぐ気づいて敏感に反応します。
自分がやりたくないことをやってもらう時に言うのであれば、
『お願いします』と伝えるのがベストです。
上司が確認の意味を込めて、質問・指摘した時、
既に知っていたり、理解していたりする場合でも、
『心得ています。』と返すのは賢明ではありません。
心理的対立を生み、
『次回、声をかける時は、気軽なチェックでも神経を使わないといけないのか』
と上司を身構えさせてしまいます。
こうした場合は、『ご指摘ありがとうございます』
と返事をするのがベストです。
仕事について相談したり、指示を仰いだりする時は、
その前に、自分で複数の選択肢を作り、それらを比較検討して、
自分なりに考えたベストの案を決めておくのが鉄則です。
どうしましょう。と受け身の姿勢全開で許してもらえる人は、
入社したての新入社員ぐらいです。
ゼロベースで相談に乗れるほど相手は暇ではありません。
上手な仕事の報告&相談の仕方は?期待に応えるためのポイント、コツを解説
言われたことだけをやっておけばいい。
このフレーズからにじみ出るのは、仕事に対する消極的な姿勢です。
仕事はチームプレーで進めるとはいえ、刻一刻と状況が変わることもあり、
開始時点で必要な作業の割り振りをすべて決められるわけではありません。
杓子定規的な分担主義は、チームの指揮を下げる。と心得ましょう。
平気、問題ない、OKと、ポジティブな意味合いで使う人がいます。
一方で、遠慮します。NOとネガティブな意味合いで使う人もいます。
このフレーズを聞いた相手の中には、
『どっちの意味だろう・・』と困惑する人がいてもおかしくはありません。
どちらにでも受け取れる表現を使うと、
思慮が浅く映ってしまい、損しますので気を付けましょう。
正直、~です。と言うと、違和感を覚える人は多いです。
- 正直に申しまして
- 正直なところ
と言うべきところを省略し、カジュアルな印象を与えてしまうため、
ビジネスシーンでは避けたほうが良いです。
- できれば
- できるだけ
- なるべく
こうした一言は、聞き手に頼りない印象を与えます。
『必ずしも、そうはならないかもしれない』
という含みを持たせているつもりかもしれないですが、
見方を変えれば、
『失敗した時の予防線を、今から張っておきたい』とも受け取れます。
- ~です
- ~します
と言い切って、実現に向けて努力したほうがベストです。
このフレーズとともに話す事柄は、相手をイラっとさせることが多いです。
相手は、
『ありがた迷惑』
『自分のモノサシを私に押し付けないでほしい』
と考えるからです。
『みんなは、自分と同じように考えるはず』
と思っているのが、この悲しいギャップが生まれる原因です。
よほどの自信がない限り、この言葉を使うのは控えたほうが良いです。
『すぐにやって』と言いにくい時に、
相手に気を使いすぎて、つい足してしまいがちなフレーズです。
しかし、実はそれなりに早くやってほしい場合がほとんどです。
結局、相手に催促してしまうことになり、
『だったら、『急ぎでお願い。』と言えばいいのに』
と、いら立たせてしまいます。
双方のストレスの原因になる可能性がある言葉は、
最初から口にしないのがベストです。
仕事に禅的思考を取り入れ、心を整えるストレス解消術を実践しよう
余計な一言をやめたい人に向けたフレーズ対策集 パート2
口癖のように使っている言葉が、相手をイラっとさせているかもしれません。
相手に不愉快な気分を募らせてしまい、
あなたの印象を悪くさせるようなフレーズを口にしていないか、チェックしましょう。
AとBのどちらかを選ぶ時、
『Aがいいです』
と
『Aでいいです』
とでは、相手に与える印象が変わります。
『Aがいいです』からは、積極的に選んだ様子が伝わり、好印象ですが、
『Aでいいです』からは、とりあえず妥協して選んだけれど、実は本意ではない。
といったニュアンスで伝わる場合があり、誤解を与えやすくなります。
無意識に『で』を使っている人は改めるようにしましょう。
『妥当だと思われます』『影響は大きかったと思われます』
のように、『思われます』を使うことで、
話し手が自分の意見として思っていることを
あたかも、客観的に導かれた結論であるかのように、
すり替えてしまっている表現です。
自己保身に走るタイプが好む言い回しで、
こすい手口は聞き手に決して好まれません。
心当たりがある方は慎むようにしましょう。
もったいぶった言い回しの典型例です。
『否定』+『できない』は二重否定に近く、慎重を期したせいで、
かえって話をいたずらに分かりにくくしてしまっています。
正しい表現としては、『~という可能性もある』と言えば済む表現です。
コミュニケーションで一番大事なのは、相手に確実に伝わることです。
シンプルな表現を心がけましょう。
物事を断定する時によく使われるフレーズですが、
その根拠が添えられることはあまりありません。
断定的なものの言い方をする人は、
頭が思考停止状態になっていて、他の可能性を検討しようとしないことが多いです。
相手の言葉に耳を傾けようとする姿勢に欠けているため、
嫌がられることがしばしば起こり、
ビジネスチャンスを失うことにもつながりますので、気を付けましょう。
『かなり前に頼んだ仕事が、まだ終わらない・・・』
『この人の段取りは悪いなぁ・・』
などと、自分が苛立っているせいで、相手をせかそうとして、
このフレーズを使ってしまいがちですが、
それを聞いた相手の心に芽生えるのは、
『一生懸命やってるんだけど!』という反発の感情です。
逆効果になるだけで、口にしていいことは1つもないため、使うのは避けましょう。
ビジネスでは、相手に無理難題を押し付けてしまったり、
押し付けられたりすることは珍しくありません。
そんな時、真剣に取り組んでいるからこそ、
つい口に出た、『納得できません』であれば、問題ありません。
不味いのは、自分本位の一生懸命さを押し売りする場合です。
やれることや、やるべきことを
最大限やっていないと相手は思っているので、
『独りよがりだ』と感じられてしまうため、注意しましょう。
隣の芝生は青いと言われるように、他人の環境がうらやましく思えて、
『君はいいよね』と口にしてはいませんでしょうか。
表面上はそう見えるだけで、
実際は、必ずしも良いことだけではない当人(聞き手)は、
『私の何を知っているんだ』と憤慨してしまいます。
羨むだけの一言は、自分の努力を放棄したのと同じでも
ありますので、慎むようにしましょう。
時間が限られているのは、みんな同じです。
『忙しい、忙しい』と自分のアピールばかりする人は、
周囲の人を遠ざける可能性があります。
『〇日になったら暇になります(笑)』などと言いかえるだけで、
相手に与える印象は格段と変わります。
忙しいという字は、心をなくすと書くことに気づけば、
そもそも積極的に使う言葉ではないことが分かります。
相手のミスを責め立てようとして、
『何で~なの?』というフレーズを連呼する人は要注意です。
ただ謝ることしかできない相手は、
過ぎたことを必要以上に責め立てられると、反発心を抱きかねません。
そうした状況を避けるためには、
今後どうするか、と前向きな話に切り替えたほうが、
建設的で、仕事がスムーズに回ります。
この一言で済ませるのは、ビジネスパーソンとして失格です。
上司が部下に対して、また、お客が従業員に対して質問するのは、
分からなかったら、調べて答えてくれるだろうと思っているからです。
分からない時に期待しているのは、
『3分待ってください』
『誰か知っている人に聞いてみます』
といった、解決に繋がるフレーズです。
どうすれば、分かるようになるかを意識しましょう。
仕事を振った上司が、反抗と捉えるのは間違いありません。
『新しい仕事を振らないでほしい。仕事をこんなに抱えているんだから・・』
という部下の心の声が聞こえてくるからです。
仮に部下がそう思っていなくても、不遜であることには変わりありません。
承知しました。と受けて、抱えている仕事も含めて、
取り掛かる優先度を相談するのが正解です。
上手な仕事の報告&相談の仕方は?期待に応えるためのポイント、コツを解説
同意を示す日常的な言葉ですが、上司によっては部下から言われると
イラっとする場合があります。
対等の意図を感じ、指導することに対する感謝や、
上司への謙虚さがないと考えるからです。
そのため、上司をイラつかせるばかりか、
指導する意欲をそいでしまうこともあります。
この言葉を使った自分にとっても、
良いことは何もないので、慎むようにするのが賢明です。
『なるほど』は、上司や顧客のような、
自分より目上の相手に対しては使わないようにしましょう。
相手の言っている話の内容を
『それはそうだ』と評価しているように受け取り、
不快に感じる人が多いためです。
『おっしゃる通りです』
『ごもっともです』
といった言葉に言い換えれば、
相手をイラっとさせるリスクをゼロにできます。
相づちは相手を乗せて、話を盛り上げます。
仕事をスムーズに進めるためには、欠かせないものです。
しかし、とりあえず相手の話を肯定しておけば良いだろうとでも言うかのように、
『そうなんですね~』を繰り返すと、相手は自分の話を
『はい、はい、それで?』と聞き流されていると感じるため、
使う頻度は最低限に抑えましょう。
相手の話しがよく分からなかったり、納得できない時、つい出る言葉です。
半ば無意識に口から出た言葉で、相手を馬鹿にしているつもりはなくても、
相手はプライドを傷つけられて不快に思います。
まず相手の話を
『はい、そうですか』
と受け止めて、
『~ということですか』
『~の部分をもう1度教えていただけませんか』
と、理解、納得できない部分を確認するようにしましょう。
余計な一言をやめたい人に向けたフレーズ対策集 パート3
相手をイラッとさせるのは、この言葉がカジュアルすぎる言い回しで、
ビジネスシーンにふさわしくないからです。
相手の言い分に同意できない理由を話す前に加えている何気ない口癖だとしても、
相手は不快に感じます。
- と言いますか
という言葉に言い換えたり、まず自分の意見を伝えて、
- と思いますがいかがでしょう
と言葉を続けたりすることが適切です。
ビジネスシーンでよく使いがちな口癖の1つです。
少し。という本来の意味で使っているケースは少なく、
- あの・その
- えーと
と同じようにリズムを取るために使っている人が多いです。
多少使うのは仕方ないとしても、度を越した『ちょっと』は耳障りで、
相手に確実にマイナスの印象を与えます。
意識して少しずつでも減らすように心がけましょう。
いわゆる若者言葉は、ビジネスシーンでは禁句です。
この言葉を使うことで、
『この人は自信がないのかな』と受け止められて、
損をしている可能性があります。
- 私といたしましては
が正しい表現です。
この言葉をそのまま口に出すと、相手は頭ごなしに否定された気分になります。
その後に続く自分の意見がどんなに良いものでも、
『そうじゃなくて』と言ったせいで、
素直に受け止めてもらえる可能性は低くなります。
こうした余計な言葉は省いて、
- 私は~と思います
と切り出すようにしましょう。
否定的な意味を持ちながらも、角を立てないフレーズとして、
市民権を得たといっても差し支えないが、ビジネスシーンで使うのは問題です。
ダメ出しをして相手を傷つけたくないのは
山々ですが、評価を保留にしているのと同様です。
どこがどう駄目なのかを具体的に伝えないと、
言われた相手はその後の対応に困ってしまいます。
- 面倒なことを後回しにする
- 問題を先送りにする
こんな時に重宝するのが、とりあえず。の一言です。
口癖として使っているだけで、意味はないと考える人は多いですが、
仕事に対する姿勢が真摯な相手ほど、その理屈は通用しません。
- まずは
という一言に言い換えることで、
その先にあるものを意識していることを伝えることができます。
『一通りやった』を意味する言い回しで、
『未完成で不確かです』と公言しているのと同様です。
曖昧な状態であることをよしとしない
ビジネスの場で、使って問題ないシーンはかなり限られます。
そう考えれば、相手にあまり良い印象を与えないことが理解できるはずです。
謙遜して使っても、不十分、未完成と受け取られてしまう可能性が
あるため注意しましょう。
- 確かにしたはずのことが、そうなってない
- 聞いている話と違う事態が起きている
こうした事実を指摘された時に、口について出てくるのがこのフレーズです。
しかし、突きつけられた事実を前にして言い張っても、説得力はゼロです。
自分の責任ではないという自己保身のニュアンスをにじませる
他人事のような言い方に聞こえますので、注意しましょう。
説得力がある人の特徴は?説得力のある人に共通する話し方、切り返し話術を身につけよう!
『~で~。しかも~ですよね。まあ、どっちでもいいんですけど』
こうした言い方をする人は、自分の意見を通したい一方で、
責任は取りたくない気持ちも強い方です。
言いたいことを長々と行って、
最後は無関心あるいは傍観者のポーズを取り、中立的な立場に逃げてます。
相手を確実にイラッとさせるのは言うまでもないため、使うことは避けましょう。
異議や不平不満をぶちまけた後に、『別にいいけど』と続けて、
結局は状況を受け入れるという往生際が悪いフレーズです。
不満があることを言っておきたい気持ちが
こもっており、言われた相手はたまらず、
人間関係にしこりが残りますので使うのは避けましょう。
細かい仕事が重なっていて、とても忙しい状況を表現する時に
よく使われる言葉です。
詳しい説明を省けるため、重宝しているビジネスパーソンは少なくないはずです。
ただし使って問題ないのは、
バタバタの原因を聞き手と共有している場合だけです。
共有していない場合、理由になっていない言い訳を聞かされる
相手の中には不愉快に思う人もいますので注意しましょう。
年々、仕事においてスピードの重要度が高まっていることは確かです。
しかし、至急という言葉を、本当はそれほど急いでないのに、安易に使うのは問題です。
至急を求められた相手には、物理的・心理的負担がかかります。
相手が何かの拍子にいたずらに急がされたことを知ったら、
間違いなく反感をもたれますので、使い方に気をつけましょう。
- えーっと
- えー
- あのー
と言った言い回しは、話と話のつなぎについ使ってしまう無意味な言葉です。
仕方ないとはいえ、相手は聞き苦しくて集中できず、
肝心の話の内容も頭に入りにくくなります。
これでは話し手も損ですので、話す内容を予め確認して、
話す前の準備を入念にすることで、
この言葉をつい口にする頻度を減らすことができます。
- ~です。それから~。・・それから~
というように、話す前に内容を整理していない人は、
話している最中に別の事柄を思い出して、
『それから』のフレーズと一緒にダラダラと話に盛り込みます。
聞き手は話のゴールが見えず、そのうち不快に感じ始めます。
伝えたいポイントの数を確認して、話の冒頭で説明すれば、
『それから』と口にはしなくなるはずです。
相手とのやり取りで、要約は有効な手段です。
話が正しく伝わったか、理解したかをお互いに確認できます。
ただ、話の内容の1つ1つを要約して確認すると、相手にうっとうしがられます。
『要は』と言った後に、延々と話をしてまとまっていない無意味化した使われ方も
ビジネスシーンでよく見られるので注意するようにしましょう。
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