1970年生まれ。結婚を機に帰省し、メーカーへ入社。平社員で入社して9年で取締役(平→課長→次長→部長→常務→専務)/激動の時代を生き抜く、人としての器を広げるための情報をXで発信中!/成功論/リーダー論/心のスキルアップ/コミュニケーション術/趣味:ピアノ・筋トレ・サウナ・愛犬ヾ(・ω・*)なでなで
仕事の成果を最大化する「できる人」の報告術
会社で「できる人」や「エース」と呼ばれる人たちは、なぜ高い成果を上げられるのでしょうか?その秘訣の一つは、上司やチームメンバーの期待を上回る「上手な報告」にあります。単なる事実の羅列や感想文になっていませんか?
成果につながる報告の3ステップ
効果的な報告は、受け手の理解を深め、次の行動へとつなげます。以下の3つのステップで構成することを意識しましょう。
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全体像の提示(事実ベース)
まずは、プロジェクトや業務の現状を客観的な事実に基づいて簡潔に伝えます。何が起こっているのか、どのような状況かを全体的に把握してもらうことで、続く詳細な説明がスムーズになります。
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関心の高いテーマの詳細説明
相手が特に知りたいであろう点、ビジネスにおける重要性が高い部分を深掘りして説明します。このステップでは、相手の視点に立って、「この情報がどう役立つか」を意識することが重要です。
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考察と意見の提示
単なる報告で終わらせず、自分なりの分析や意見を付け加えます。「現状をどう捉えているか」「今後どうすべきか」といった具体的な提言を示すことで、あなたの主体性や洞察力をアピールできます。
「仕事の基礎力」を向上させる報告の意識
上手な報告は、個人のスキルアップにも直結します。
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報告の目的を明確にする
相手に何を伝え、どう動いてもらいたいのかを事前に考えることで、論理的な思考力が鍛えられます。
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視野の広げ方・絞り方を学ぶ
全体像を把握する「広い視野」と、特定のテーマを深掘りする「狭い視野」を使い分けるトレーニングになります。
この報告術は、日々の業務で意識的に訓練することで、誰でも習得できます。ぜひ今日から実践し、あなたの仕事の成果を最大化させましょう。
【上司への報告・相談】デキる人の言葉遣い3選|忙しい上司にきちんと伝わるコツ
仕事を進める上で、上司への報告や相談は避けて通れません。しかし、忙しい上司に簡潔かつ的確に伝えるには、使う言葉が重要になります。
上司に「デキる人」だと思われるための3つのポイント
印象の良い報告・相談には、以下の3つのポイントを意識しましょう。
- 誤解のない言葉遣いを意識する: 曖昧な表現を避け、具体的に事実を伝えることで、認識のズレを防ぎます。
- 状況を的確に言葉にする: 漠然とした表現ではなく、進捗や課題を明確にすることで、上司は状況を素早く把握できます。
- 節度ある、丁寧なフレーズを使う: 相手の時間を尊重する姿勢が、信頼関係の構築につながります。
シーン別!上司に伝わるフレーズと例文
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1. 進捗状況を報告する
あいまいな「うまくいっています」ではなく、具体的な言葉で報告することで、上司はプロジェクトの全体像を把握しやすくなります。
NG例: 「うまくいっています」
OK例: 「現在順調に進んでおり、○日に完成予定です。」
例文: 「○○の件ですが、現在ここまで順調に進んでいます。今週末までに完了する予定です。」
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2. 上司に相談する
上司の時間を尊重する姿勢を見せることで、快く対応してもらいやすくなります。具体的な所要時間を伝えることで、より丁寧な印象になります。
NG例: 「今ちょっといいですか?」
OK例: 「少しお時間をいただけますか?」
例文: 「ご相談したいことがあるのですが、この後、5分ほどお時間をいただけますか?」
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3. 頑張りをアピールする
主観的な「頑張っています」ではなく、より客観的でプロフェッショナルな言葉で、仕事への姿勢を示しましょう。
NG例: 「一生懸命にやっています」
OK例: 「鋭意進めています」
例文: 「この案件につきましては、鋭意進めています。」
これらのフレーズを使いこなすことで、上司とのコミュニケーションが円滑になり、あなたの評価も自然と上がっていくでしょう。
語彙力は最強のビジネススキル!「デキる人」の言葉の選び方
ビジネスシーンにおいて、あなたの能力を最大限に引き出し、周囲の評価を高める鍵が「語彙力」です。単なる言葉の多さではなく、状況や相手に合わせて最適な言葉を選び抜く力こそが、仕事の成果を大きく左右します。
1. 相手に合わせて「伝える」力を高める
語彙が豊富な人は、伝える相手を明確に理解することが得意です。
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専門用語を平易な言葉に言い換える
専門的な知識が必要なプロジェクトでも、語彙力があれば、知識のない上司や他部署のメンバーにも分かりやすく説明できます。専門用語をかみ砕いて伝えることで、誤解なく意図が伝わり、スムーズに物事が進みます。逆に、相手の理解を無視して専門用語を並べ立てる人は、「格好つけている」とマイナスな印象を与えかねません。
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言葉足らずを防ぎ、意図を正確に伝える
「語彙力がないと、相手に『その程度の考えしか持っていないのか』と誤解される可能性がある」という悩みを解消できます。自分の考えをより正確に、細やかに表現できるようになるため、言葉足らずで悔しい思いをすることもなくなります。
2. 「考える」力を深め、視野を広げる
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世界の見え方が変わる
例えば、「稲」という言葉を知っていれば、「田んぼに稲が実っている」と具体的に表現できます。しかし、知らなければ「田んぼが緑になっている」としか言えません。
語彙の多さが、物事をどれだけ具体的に、多角的に捉えられるかを決めます。語彙が豊富な人にとっては、日常の景色や出来事も、より豊かで詳細に見えるのです。
3. 語彙力に「想い」を乗せて人生を豊かに
ピンチの時に「助けてください!」と叫ぶ時、言葉選びにこだわる人はいません。その場の状況を乗り越えたいという強い想いが言葉になります。
この二つを掛け合わせることで、あなたの人生はより豊かになり、仕事もプライベートも円滑に進むでしょう。
優秀な部下は知っている!上司に嫌われない報告・相談の黄金ルール6選
「上司に報告・相談しているのに、なぜか評価されない…」。その原因は、伝え方にあるかもしれません。上司は、業務の進捗を把握し、適切なアドバイスをするために、部下からの報告・相談を必要としています。
1. タイミング:結果だけでなく「中間」を伝える
結果が出てから報告するだけでは、上司は不安になります。業務の進捗状況を気にかけている上司の負担を減らすため、こまめな中間報告を心がけましょう。
- ベストなタイミング
- 締め切りの半分を過ぎた頃
- 状況が大きく動いた時(トラブル発生、進捗遅延など)
- 上司が出席する会議の3日前
- ポイント
- 急ぎでない相談は、週半ばの水曜日が狙い目です。
- 順調な場合も、「順調です」と一言添えるだけで、上司は安心できます。
2. フィードバック:相談しっぱなしにしない
「ちょっとした相談だから…」と、その後の結果を伝えないのはNGです。たとえ些細な内容でも、上司は結果を気にしています。
3. 伝える順番:結論ファーストを徹底する
忙しい上司は、結論が見えない話にイライラします。結論を最初に伝えることで、スピーディーかつ的確なコミュニケーションが可能になります。
- 何の話か?(例:「A社のクレーム対応の件で、ご相談があります」)
- 何をすべきか?(例:「3つの案を用意しました。ご判断ください」)
- 結論は?(例:「結論から言うと、1つ目の〇〇という案でいきたいです」)
- なぜか?(例:「なぜなら、コストが予算内に収まり、相手の納得度も高いからです」)
4. 伝える姿勢:丸投げはNG、提案を添える
「どうしましょうか?」と丸投げされた上司は、ゼロから検討する負担を感じます。
上司に選択肢を提示することで、短時間で判断してもらいやすくなり、負担を減らすことができます。
5. 伝える量:要点を絞り、1分で完結
要点がまとまっていない報告は、上司の時間を奪い、混乱を招きます。
- 対面での報告・相談: 最長1分で伝えられるよう、話す内容を事前に整理しておきましょう。
- 書面での報告(メール・報告書): 冒頭に100字程度の要約を入れることで、上司は全体像を素早く把握できます。
6. メールの鉄則:冒頭5行にすべてを凝縮する
上司が読むメールは量が多いため、冒頭数行しか注意深く読まれないことがほとんどです。
- 件名: 「【ご相談】〇〇の件」のように、一目で内容と目的がわかるよう工夫しましょう。
- 本文: 重要なポイントを最初の5行以内に収めることで、読み飛ばしを防ぎます。
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