1970年生まれ。結婚を機に帰省し、メーカーへ入社。平社員で入社して9年で取締役(平→課長→次長→部長→常務→専務)/激動の時代を生き抜く、人としての器を広げるための情報をXで発信中!/成功論/リーダー論/心のスキルアップ/コミュニケーション術/趣味:ピアノ・筋トレ・サウナ・愛犬ヾ(・ω・*)なでなで
職場で『和して同ぜず』を貫く!無駄な付き合いを断ち切り、成長する大人の仕事術
組織の中でプロとして働く上で、最も大切な心構えは「和して同ぜず(わしてどうぜず)」です。
周囲の人と心を通わせ、協調することは重要です。しかし、自分の主義主張を持たず、安易に他人の意見に流されたり、同意したりしてはいけません。
無理な付き合いはいますぐ断ち切るべき理由
職場の人間関係を円滑にするためとはいえ、無理して嫌な付き合いにつき合うのは、あなたにとっても相手にとってもメリットがありません。
「後から何か言われそうだから」「仲間外れにされそうで怖い」というネガティブな理由で、義務感から飲み会や社員旅行に参加するのは、まさに人生の無駄遣いです。
このような「付き合いの良さ」で仕事がうまくいくことはありません。なぜなら、周囲に合わせすぎる人は、本当に肝心な局面で発言できず、いざという時に自己主張ができないからです。
こうした流されやすい人間ばかりが揃ってしまうと、組織全体が誤った方向へ進んでしまうリスクを高めます。
本当に仕事ができる人、そして「いい奴」と呼ばれる人は、むしろ付き合いの悪い人間であるケースが多いのです。
成長を止める「惰性の付き合い」と時間の使い方
なんでもかんでも誘いに乗る人に、大抵生産的な人間はいません。
いつも同じメンバーで食事や飲み会を繰り返していると、だんだん緊張感がなくなり、惰性に陥ります。会話は次第に愚痴、陰口、社内の噂といった不毛でくだらない話ばかりになっていきがちです。
そんな非生産的な時間とエネルギーを費やすのは、いますぐやめましょう。
同じ時間を使うなら、普段の自分とは違う畑の人間と積極的に会うべきです。多様な価値観に触れ、刺激を受けることこそが、あなたのキャリアと成長に繋がります。
人は「孤独」の中でしか成長しない
そして、外部との交流と同じくらい重要なのが、「一人で過ごす時間」です。
人間は、孤独の中でしか真に成長することはできません。
いつも周りに誰かがいて、冗談を言い合っていると、「自分は孤独ではない」と錯覚しがちです。しかし、本来誰もが根源的な孤独を抱えています。
この孤独な時間こそが、自分自身と深く向き合うための唯一のチャンスです。
周りの空気に流されるまま、自己成長を放棄している大人は少なくありません。
流される人生を避け、真のプロフェッショナルとして成長するためには、職場で「和して同ぜず」を貫き、無駄な付き合いを断ち切る勇気と、孤独と向き合う時間を確保することが不可欠です。
ビジネスを加速させる「夜の付き合い」戦略:企業間取引を成功に導く人間関係構築術
企業間の取引や交渉の場では、技術力や価格といった理屈や論理だけでは、なかなか話が進展しないことがあります。特にデリケートな場面や長期的なパートナーシップにおいては、最終的に人間関係の深さが非常に重要視されます。
この観点から見ると、会議室では見えない側面を共有し、親密な関係が築きやすい夜の付き合いは、決して軽視できません。
ビジネスの成功を引き寄せる「酒の席」での心構え
夜の会食や飲み会は、形式的な商談とは違う特別なコミュニケーションの場です。ここでは、以下の2つの点を意識することで、相手との信頼関係を深めることができます。
1. 心からその場を楽しむ姿勢を見せる
あなたが心から会食を楽しんでいる様子を見せれば、そのポジティブな雰囲気は相手にも自然と伝わり、場全体が和やかになります。
雰囲気作りは、酒の席における最大のビジネスマナーです。「義務感」ではなく「楽しむ」という姿勢こそが、相手の警戒心を解き、本音を引き出すための鍵となります。
2. 相手のペースに合わせたコミュニケーションを意識する
酒の席は、会議や商談の延長線上にあると考えず、ある程度自分自身を開放的に見せることが必要です。普段の仕事では見せないパーソナルな部分を共有することで、一気に距離が縮まります。
ただし、飲酒のペースや会話の内容は、必ず相手のペースに合わせることを意識しましょう。相手への配慮が、ビジネスにおける信頼感に直結します。
チームの結束力を高める「社内飲み会」の価値
「職場の飲み会は不要だ」という意見もありますが、特にチームで目標を追う組織において、夜の付き合いは依然として重要な役割を果たします。
酒の席は、チーム内のわだかまりや不信感といった目に見えない壁を解消する絶好のチャンスです。リラックスした雰囲気の中で本音で語り合うことで、相互理解が進み、チームの結束力をより一層強固なものにできます。
結論として、夜の付き合いは単なる社交ではなく、企業間取引を円滑にし、チームを強化するための戦略的な「投資」です。心からの楽しむ姿勢と相手への配慮をもって、有効活用しましょう。
自己成長を妨げる「悪いお酒」との決別:人望と安眠を手に入れる習慣
お酒の飲み方には、「良いお酒」と「悪いお酒」の2つのパターンがあります。「悪いお酒」は、普段理性で閉じ込めている自己中心的な感情(悪い自我)を解放してしまい、結果として人間関係や自己成長を阻害します。
一時的に「毒抜き」になったように感じても、その行動はさらなる憎悪や対立を生む悪循環を招きます。
悪いお酒で露呈する「器の狭さ」
お酒に酔って以下のような行動をとってしまう人は、了見の狭い性格が露呈している証拠であり、要注意です。
- 高飛車になる、生意気になる
- 過剰なまでに思い上がる
- 自分の間違いを認めない
どれほど高い能力や知恵があったとしても、世間からは受け入れられず、人から慕われることはありません。
人望を集める「徳」と「利他行」の重要性
周囲から信頼され、人望を得るためには、まず徳(とく)がなければなりません。
徳とは、自分の利益を優先させるのではなく、他人の利益を優先させる行動原理です。仏教ではこれを利他行(りたぎょう)と呼びます。
たとえ厳しい状況にあっても、この利他行を実践することで、自然と人が集まってくるのが世の常です。また、自分に敵対する人が現れたとしても、戦うのではなく、敵をも包み込む大きな器量を持つ資質が大切です。
自分に利益を求めず、他人を利する。この姿勢こそが、あなたを真のリーダーへと導きます。
ストレス解消にお酒が逆効果な科学的理由
「お酒を飲むのがストレス解消法だ」という人は多いですが、これは大きな誤解です。
慢性的に多量に飲酒すると、体内でストレスホルモン(コルチゾールなど)が増加してしまい、かえってストレスを増幅させます。仕事で失敗した時のやけ酒は、まさに悪循環の入り口です。
また、飲酒は睡眠に悪影響を与えます。
- 寝つきは良くなっても、睡眠の持続時間が短くなる。
- 質の高い休息が取れなくなり、ストレスホルモンを減らす機会を失う。
ストレスが溜まっている時こそ、飲酒は控え、さっさと帰宅して質の高い睡眠を取るほうが、よっぽどメンタルヘルスには良い効果をもたらします。
「悪いお酒」に頼らない健全なストレス解消法
もし、お酒に逃げ道を求めている自覚があるなら、今すぐに習慣を改めましょう。
お酒は仲間と楽しく飲むためのものであり、ストレス解消の道具ではありません。
健康的で生産性の高いストレス解消法は以下の通りです。
- 運動(特に有酸素運動): スポーツジムなどで汗をかく運動は、ストレスホルモンを効果的に軽減します。
- 睡眠: 飲酒ではなく、しっかりとした質の良い睡眠を取ることで、ストレスホルモンを減らすことができます。
飲酒時の注意点:睡眠への悪影響を最小限に
もしお酒を飲むのであれば、寝る直前は避け、飲酒から2時間以上間隔を空けて酔いを醒ましてから寝ることで、睡眠への悪影響を最小限に抑えられます。
ストレスを感じたら、「飲みに行く」代わりに「運動して、しっかり寝る」ことを習慣にしましょう。心身ともに疲れにくい体質に変わるはずです。
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