「いい人」をやめたいあなたへ:人生を好転させる3つの心理と2つの行動

2021/06/13

心のスキルアップ

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いい人を卒業して自分らしく生きよう


この記事を書いた人
桑田かつみ 専務取締役

1970年生まれ。結婚を機に帰省し、メーカーへ入社。平社員で入社して9年で取締役(平→課長→次長→部長→常務→専務)/激動の時代を生き抜く、人としての器を広げるための情報をXで発信中!/成功論/リーダー論/心のスキルアップ/コミュニケーション術/趣味:ピアノ・筋トレ・サウナ・愛犬ヾ(・ω・*)なでなで


「いい人」をやめたいあなたへ:なぜ「いい人」は損をしてしまうのか?


「いい人」であることは、素晴らしい美徳のように見えますが、実はあなたの人生を蝕む原因になることがあります。現代社会における「いい人」には、大きく分けて2つのタイプが存在します。もしあなたが心当たりがあるなら、それは「いい人」という名の罠にはまっているのかもしれません。



タイプ1:自分の軸がない「いい人」


このタイプの「いい人」は、他者から与えられたルールや期待には従順ですが、自分自身の人生に対する明確なビジョンや目標がありません。

  • 親の言いなりになってしまい、自律した生き方ができない。
  • 人と違うことをするのを極端に嫌い、無難な道を選びがち。
  • 本当にやりたいことを心の中にしまい込み、挑戦する勇気がない。
  • そもそも自分のやりたいこと自体が分からず、人生に目的を見出せない。

タイプ2:人間関係の軸がない「いい人」


このタイプの「いい人」は、他者との関係を円滑に保つことに固執しすぎ、自分を犠牲にしてしまいます。

優しい人


嫌われるのが怖くて、人に優しくすることしかできず、自分を傷つける相手にも「ノー」と言えません。


お人好しな人


頼まれたことを断れず、余計な仕事や責任を押し付けられがちです。「会社の役に立っている」「これがやりがいだ」と自分に言い聞かせ、安い給料で心身ともに消耗してしまいます。


愛想笑いが得意な人


自分に自信がなく、自ら会話をリードできません。ただ愛想笑いを浮かべるだけで、本当の自分を表現できずにいます。



あなたの人生を蝕む「都合のいい人」の末路


これらの特徴を持つ「いい人」は、周囲からは「都合の良い人」と見なされがちです。

一時的に敵を作らずに済むかもしれませんが、それは自分の人生を他者にコントロールされている状態です。自己肯定感は失われ、本当の幸せからは遠ざかってしまうでしょう。


なぜ「いい人」は成功できないのか?家畜のように生きる人が失うもの

いい人であることの弊害


「いい人」を演じていると、知らず知らずのうちに自分の心を押し殺し、まるで家畜のような状態に陥ることがあります。心の中で上司を「ばかじゃないか」と思っても、口から出るのは「そうですね」という相槌だけ。こうした感情の抑圧は、あなたの人生に深刻な影響を与えます。



「いい人」が失う3つの力


このような日々を繰り返すことで、あなたは大切な能力を徐々に失っていきます。

  • 自己理解と感性
    自分の本当の気持ちや感情がわからなくなり、感性が鈍ってしまいます。何が楽しく、何に怒りを感じるのか、心の羅針盤が機能しなくなり、人生から面白みが消えていきます。
  • リーダーシップと人間関係
    他人を思いやる余裕がなくなり、チームを導くリーダーシップも枯渇します。人に頼むことや任せることが苦手になり、すべての仕事を一人で抱え込んでしまうため、周囲との協力関係を築くことができません。
  • 物事を創り出す力(創造性)
    他人の指示に従うことに慣れてしまうと、自ら新しいアイデアや仕組みを生み出す力が消滅します。成功者はチームを機能させる仕組みを持っていますが、「いい人」は他者を巻き込むことを悪いことだと誤解し、そのチャンスを逃してしまうのです。

「都合のいい人」から「成功者」へ


他人をプロジェクトに巻き込むことは、決して「仕事を押し付けること」ではありません。むしろ、その人に成長の機会を与え、人生を充実させるステージをプレゼントすることに他ならないのです。

「いい人」という役割を手放すことで、あなたは自分自身の感性を取り戻し、他者と協力し、そして物事を創り出す力を手に入れることができます。あなたの人生を家畜のように誰かに委ねるのではなく、自らの手で切り拓く一歩を踏み出してみませんか?


「いい人」を続けてしまう3つの心理的原因とは?

なぜ人は、いい人 になってしまうのか?


なぜ、あなたは「いい人」を演じ続けてしまうのでしょうか?心の中では不満や違和感を感じているのに、それを押し殺してしまう背景には、あなたの行動を支配する3つの心理的な理由が隠されています。



1. 「高く評価されたい」という自尊心


私たちは誰しも、尊敬され、高く評価され、魅力的に見られたいという欲求を持っています。この自尊心が、「いい人」を演じる原動力になることがあります。

  • 仕事で成果を出そうと頑張る
  • 人間関係で不快なことがあっても、反論せずに我慢する
  • 嫌な仕事を押し付けられても、笑顔で引き受ける

これらは全て、「評価を下げたくない」「嫌われたくない」という気持ちから生まれる行動です。しかし、無理を続けると、心と体が疲弊し、本当の自分を見失うことになります。



2. 「奉仕のマジック」に囚われている


他人を助け、喜ばせることは素晴らしい行為です。しかし、それは自分の意志で「奉仕」を選んでいる場合に限られます。

こうした行動が、いつの間にか「奉仕」という名の十字架になり、あなたの自由を奪っているかもしれません。自分の本当の気持ちを犠牲にした奉仕は、自己犠牲であり、いずれ破綻してしまいます。



3. 「リスクを避けたい」という不安


「いい人」でいることは、リスクヘッジの一環でもあります。会社をクビになる、評価が下がる、仲間外れにされるといった不安を避けるために、嫌なことにも耐えてしまいます。

特に、日本人に根強く残る「協調性」を重んじる文化は、この傾向を強めます。和を乱すことを恐れるあまり、自分の意見を言えなくなり、結果的に都合のいい存在になってしまうのです。



「いい人」のままでいることは、一見安全な道に見えます。しかし、それはあなたの人生を他人の都合に合わせて生きることを意味します。この3つの心理的な罠に気づくことが、本当の自分を取り戻すための第一歩です。


「いい人」から脱却するための2つの具体的な行動

いい人を脱却するためのポイント


「いい人」という役割から抜け出し、本当の自分を生きるためには、心の状態を変えるだけでなく、具体的な行動を起こすことが重要です。ここでは、あなたの人生を好転させるための2つのステップをご紹介します。



1. 「ちゃぶ台返し」で人生をリセットする


話し合いを重ねても状況が改善しない場合、思い切って現状をひっくり返すという大胆な行動が必要になることがあります。

  • メリット: 社会的リスクは伴いますが、「自分はやるべき時にやれる人間だ」という自信(勝ち癖)がつき、自己肯定感が高まります。
  • 変化: 抑圧されていた本当の自分が解放され、視界が大きく開けます。
  • 人間関係の整理: この行動によって、あなたに合わない人間関係は自然と離れていきます。その代わりに、本当のあなたを理解し、受け入れてくれる人だけが周りに残ります。

この「ちゃぶ台返し」は、人生のターニングポイントとなる力強い一歩です。



2. 「サードプレイス」で心の軸を整える


会社や家庭とは異なる、心からリラックスできる「第3の居場所(サードプレイス)」を持つことは、心の安定に不可欠です。

  • 趣味を見つける: 心から楽しめる趣味を持つことで、人生の充実度が飛躍的に高まります。
  • 自己肯定感の向上: 趣味を通じて得られる達成感や楽しさは、あなたの心の軸を整える土台となります。
  • 新たな選択肢: もし仕事で辛いことがあっても、「趣味に生きる」という新たな選択肢を持つことで、人生の幸福度を高く保つことができます。

サウナやピアノ、スポーツ、読書会など、どんな場所でも構いません。自分の居場所を見つけ、心を整える時間を作りましょう。


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