1970年生まれ。結婚を機に帰省し、メーカーへ入社。平社員で入社して9年で取締役(平→課長→次長→部長→常務→専務)/激動の時代を生き抜く、人としての器を広げるための情報をXで発信中!/成功論/リーダー論/心のスキルアップ/コミュニケーション術/趣味:ピアノ・筋トレ・サウナ・愛犬ヾ(・ω・*)なでなで
給料だけでは幸せになれない?継続的な幸福感を得るための4つの要素
昇給やボーナスは嬉しいものですが、その幸福感は一時的です。真に満たされた状態、つまり「継続的な幸福感」を得るためには、以下の4つの要素が不可欠です。
1. 「まずやってみよう」:成長と自己実現
自分の仕事にやりがいを感じ、目標に向かって努力する人は幸せです。成長を実感し、自己実現を達成することで、人は本当の喜びを感じられます。
リーダーができること:
- 権限委譲: 部下に裁量権を与え、「やらされ感」をなくす。
- 目的の共有: 会社の理念や仕事の意味を伝え、主体的な行動を促す。
主体的に働くことは、周囲とのコミュニケーションを増やし、後述する「なんとかなる」「ありがとう」の要素にもつながります。
2. 「なんとかなる」:前向きな楽観主義
リスクを恐れず、新しいことに挑戦できる人は幸せです。この楽観主義は、「自分にはできる」という自己肯定感から生まれます。
自己肯定感と自信のサイクル:
- 自己肯定感が強くなる → 目標にチャレンジしようと思える
- チャレンジして成功する → 達成感と経験を得る
- 達成感と経験が積み重なる → 根拠のある自信になる
過去の失敗や他人の評価に縛られず、小さな目標を数多く達成したり、自分の良い点を記録したりすることで、自己肯定感は高められます。
3. 「ありのままに」:独立と自分らしさ
他人と自分を比べたり、周りの目を気にしすぎたりせず、自分の強みを活かせる人は幸せです。自分の価値観で生きることで、より豊かな人生を送ることができます。
4. 「ありがとう」:感謝とつながり
人は、周囲の人たちとの豊かなつながりの中で「みんなのおかげで自分がいる」と感じられた時に、最大の幸福感を得られます。仕事の成果を一緒に喜んでくれる仲間がいれば、モチベーションは高まり、困難な時も助け合える関係性が築けます。
社員を幸せにすれば、会社は繁栄する
「社員の幸せ」は、単なる福利厚生ではありません。幸福な社員は、そうでない社員に比べて創造性が3倍、生産性が1.3倍も高いというデータがあります。さらに、離職率も低く、会社への貢献意欲も高まります。
【具体的な例】残業を減らす方法
「残業を減らせ」と強制しても、社員は不幸になり、生産性は下がる一方です。しかし、社員が自律的に働ける環境を整え、幸福度が高まれば、生産性が1.3倍になり、結果として残業時間は自然と減少します。
社員一人ひとりが「いきいき」と働き、「すくすく」と成長し、「のびのび」と振る舞える会社こそ、長期的に繁栄するのです。
関連記事:お金だけでは幸せになれない?
給料だけでは満たされないと感じることはありませんか?
今回の記事で解説した幸福感の要素は、収入の多さだけでは得られません。もしあなたが「年収は高いのに、なぜか心が満たされない…」と感じているなら、「お金だけでは幸せになれない?年収1000万超えでも満たされない理由と3つのヒント」の記事が、その答えを見つける手助けになるでしょう。
収益と社会貢献は両立する?ビジネス成功の鍵は「愛される企業」になること
「収益を追求すること」と「社会貢献をすること」は相反すると考えられがちですが、実際にはその両立は可能です。むしろ、社会的に善良で、社会問題に真摯に取り組む企業ほど、高い収益を上げられるという事実があります。
なぜ「愛される企業」は儲かるのか?
世間から愛され、親しまれる企業は、その好感度がそのまま業績に結びつきます。さらに、愛着を持たれた企業は、多額のマーケティング費用をかける必要がありません。
- 愛されない企業: 生き残るために必死で、製品を売るための広告費を増やし続けます。
- 愛される企業: 消費者自身がそのブランドのファンとなり、自らSNSなどで製品やサービスの魅力を広めてくれます。
つまり、マーケティング予算を削減するための最も賢い方法は、消費者から心底愛される企業になることです。そうすれば、消費者が自然とあなたのブランドの広告塔になってくれます。
CtoC時代における「愛着心」の力
ソーシャルメディアが主流の現代において、消費者は企業からの一方的な情報発信だけでなく、他の消費者との対話を通じて、信頼できる企業やブランドを選びます。
口コミやレビュー、SNSでのシェアなど、消費者同士のコミュニケーションが、ブランドの価値を形作っていくのです。
この時代において、ブランドにとって最も重要な資産は、製品の性能や価格ではなく、消費者からどれだけ深い「愛着心」を持たれているかです。社会貢献を通じて信頼を築き、愛される存在となることが、長期的な成功への道なのです。
関連記事:成功する企業が実践する11の原則
企業が社会から愛され、長期的に繁栄するためには、明確な経営哲学と行動原則が不可欠です。
収益と社会貢献の両立に加え、組織の力を最大限に引き出すためには、どのような行動をとるべきでしょうか?「成功する企業が実践する11の原則:組織力を高める経営哲学と行動戦略」の記事では、さらに包括的な視点から企業を成長させるための鉄則を解説しています。ぜひ、こちらもご覧ください。



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