1970年生まれ。結婚を機に帰省し、メーカーへ入社。平社員で入社して9年で取締役(平→課長→次長→部長→常務→専務)/激動の時代を生き抜く、人としての器を広げるための情報をXで発信中!/成功論/リーダー論/心のスキルアップ/コミュニケーション術/趣味:ピアノ・筋トレ・サウナ・愛犬ヾ(・ω・*)なでなで
中国ビジネス成功のカギは「10のマナー」にあり|中国人と信頼関係を築く方法
世界最大の輸入相手国である中国は、日本のビジネスにとって今も不可欠な存在です。中国市場で成功を収めるには、独特の商習慣や文化を理解し、信頼関係を築くことが何よりも重要です。
ここでは、中国ビジネスで押さえておくべき必須マナーを10項目にまとめました。このマニュアルを参考に、中国ビジネスでの成果を最大化しましょう。
中国人と信頼関係を築くための10の必須マナー
-
役割分担を明確に理解する
中国の組織は、役割分担が日本よりも厳格です。責任範囲が明確に定められており、それ以外の仕事は基本行いません。中国人と仕事をする際は、自身の役割を明確に理解し、その範囲で最大限の結果を出すことが求められます。
-
「決断が遅い」と思われない工夫をする
日本の組織では、担当者が即決できないことが多いため、結論を急ぐ中国側と衝突しがちです。この問題を避けるには、以下の点を明確に伝えましょう。
- 決裁権の有無: 「ここまでは私が決められるが、この点は〇〇の判断が必要です」と正直に伝えます。
- 明確な回答期限: 「〇月〇日までには必ず返答します」と具体的な期日を約束しましょう。
可能であれば、決裁権を持つ人物が商談に参加するか、担当者に権限を委譲することで、ビジネスチャンスを逃しません。
-
物事をストレートに伝える
中国語は英語と同様に、YESかNOをはっきり伝える言語です。曖昧な表現を多用する日本人は、誤解を招くことがあります。
商談では、「うちの商品にはこんな強みがあり、御社の顧客層にマッチしています。必ず売れます!」と自信を持って具体的にアピールすることが大切です。
-
メンツを潰さずに交渉を進める
中国では「メンツ(面子)」が非常に重要視されます。無理に自社の要求を通そうとすると、相手のメンツを潰してしまい、交渉は失敗します。
お互いが納得できる着地点を見つけるために、譲れる部分は譲る姿勢を持つことが成功への近道です。
-
肩書より人間性で勝負する
中国では、肩書よりもその人自身の人間性が評価されます。特に、家族や国、社会といった大きな視点を持つ人が尊敬されます。
上下関係に縛られず、自分の意見を率直に伝えることが大切です。遠慮しすぎる態度は、「本心ではない」と受け取られることがあるため注意しましょう。
-
トラブル時は「謝罪より解決策」を優先する
トラブル発生時、日本人がまず謝罪するのに対し、中国では「どうやって解決するか」が最も重要視されます。
謝罪よりも、具体的な解決策を積極的に提案する方が、信頼関係を損なわずに済みます。
-
酒席で本気度を示す
中国では、酒席はビジネス関係を築く上で重要な場です。特に初対面の際は、誘いを快く受け入れるのがマナーです。
「本気で付き合いたい」という気持ちを伝えるため、特にキーマンがいる酒席では、中国流儀に合わせて、しっかりとお酒を飲むことが信頼構築に繋がります。
-
「結果」にフォーカスする
日本では報告・連絡・相談(報連相)が重視されますが、中国では結果が全てです。中間報告ばかりでは、相手をいら立たせてしまいます。
報告よりも、まずは結果を出すことに集中しましょう。
-
良いところをストレートに褒める
信頼関係は、働く上での最大のモチベーションです。相手の良いところを見つけたら、「仕事ができますね」「センスがいいですね」とストレートに褒めましょう。
ただし、男性が女性の外見を褒める際は、異性として興味があると誤解されないよう注意が必要です。
-
自分に正直になる
中国は、マナーよりも人間性を重視します。付け焼刃の知識や、自分を大きく見せようとする態度はすぐに見抜かれます。
失敗を恐れず、自分に正直な姿勢を見せることが、中国人との正しい付き合い方です。もし文化に不慣れな場合は、「中国文化に不慣れで失礼があるかもしれませんが、中国を好きな気持ちは本物です」と素直に伝えましょう。



0 件のコメント:
コメントを投稿