【完全版】中国ビジネスの教科書|商習慣から信頼関係まで、成功に導く10の鉄則

2022/04/09

成功仕事術

t f B! P L
中国ビジネス イメージ


この記事を書いた人
桑田かつみ 専務取締役

1970年生まれ。結婚を機に帰省し、メーカーへ入社。平社員で入社して9年で取締役(平→課長→次長→部長→常務→専務)/激動の時代を生き抜く、人としての器を広げるための情報をXで発信中!/成功論/リーダー論/心のスキルアップ/コミュニケーション術/趣味:ピアノ・筋トレ・サウナ・愛犬ヾ(・ω・*)なでなで

中国ビジネス成功のカギは「10のマナー」にあり|中国人と信頼関係を築く方法


世界最大の輸入相手国である中国は、日本のビジネスにとって今も不可欠な存在です。中国市場で成功を収めるには、独特の商習慣や文化を理解し、信頼関係を築くことが何よりも重要です。

ここでは、中国ビジネスで押さえておくべき必須マナーを10項目にまとめました。このマニュアルを参考に、中国ビジネスでの成果を最大化しましょう。



中国人と信頼関係を築くための10の必須マナー


  1.  役割分担を明確に理解する

    中国の組織は、役割分担が日本よりも厳格です。責任範囲が明確に定められており、それ以外の仕事は基本行いません。中国人と仕事をする際は、自身の役割を明確に理解し、その範囲で最大限の結果を出すことが求められます。

  2. 「決断が遅い」と思われない工夫をする

    日本の組織では、担当者が即決できないことが多いため、結論を急ぐ中国側と衝突しがちです。この問題を避けるには、以下の点を明確に伝えましょう。

    • 決裁権の有無: 「ここまでは私が決められるが、この点は〇〇の判断が必要です」と正直に伝えます。
    • 明確な回答期限: 「〇月〇日までには必ず返答します」と具体的な期日を約束しましょう。

    可能であれば、決裁権を持つ人物が商談に参加するか、担当者に権限を委譲することで、ビジネスチャンスを逃しません。

  3. 物事をストレートに伝える

    中国語は英語と同様に、YESかNOをはっきり伝える言語です。曖昧な表現を多用する日本人は、誤解を招くことがあります。

    商談では、「うちの商品にはこんな強みがあり、御社の顧客層にマッチしています。必ず売れます!」と自信を持って具体的にアピールすることが大切です。

  4. メンツを潰さずに交渉を進める

    中国では「メンツ(面子)」が非常に重要視されます。無理に自社の要求を通そうとすると、相手のメンツを潰してしまい、交渉は失敗します。

    お互いが納得できる着地点を見つけるために、譲れる部分は譲る姿勢を持つことが成功への近道です。

  5. 肩書より人間性で勝負する

    中国では、肩書よりもその人自身の人間性が評価されます。特に、家族や国、社会といった大きな視点を持つ人が尊敬されます。

    上下関係に縛られず、自分の意見を率直に伝えることが大切です。遠慮しすぎる態度は、「本心ではない」と受け取られることがあるため注意しましょう。

  6. トラブル時は「謝罪より解決策」を優先する

    トラブル発生時、日本人がまず謝罪するのに対し、中国では「どうやって解決するか」が最も重要視されます。

    謝罪よりも、具体的な解決策を積極的に提案する方が、信頼関係を損なわずに済みます。

  7. 酒席で本気度を示す

    中国では、酒席はビジネス関係を築く上で重要な場です。特に初対面の際は、誘いを快く受け入れるのがマナーです。

    「本気で付き合いたい」という気持ちを伝えるため、特にキーマンがいる酒席では、中国流儀に合わせて、しっかりとお酒を飲むことが信頼構築に繋がります。

  8. 「結果」にフォーカスする

    日本では報告・連絡・相談(報連相)が重視されますが、中国では結果が全てです。中間報告ばかりでは、相手をいら立たせてしまいます。

    報告よりも、まずは結果を出すことに集中しましょう。

  9. 良いところをストレートに褒める

    信頼関係は、働く上での最大のモチベーションです。相手の良いところを見つけたら、「仕事ができますね」「センスがいいですね」とストレートに褒めましょう。

    ただし、男性が女性の外見を褒める際は、異性として興味があると誤解されないよう注意が必要です。

  10. 自分に正直になる

    中国は、マナーよりも人間性を重視します。付け焼刃の知識や、自分を大きく見せようとする態度はすぐに見抜かれます。

    失敗を恐れず、自分に正直な姿勢を見せることが、中国人との正しい付き合い方です。もし文化に不慣れな場合は、「中国文化に不慣れで失礼があるかもしれませんが、中国を好きな気持ちは本物です」と素直に伝えましょう。

中国ビジネスを成功させるには、相手の文化や商習慣を深く理解することが不可欠です。それは、日本国内でのビジネスにおいても同じです。

部下や後輩と信頼関係を築き、チーム全体のパフォーマンスを最大化させるためのマネジメント術を、さらに学びたいと思いませんか?


あわせて読みたい

部下育成の教科書|信頼関係を築き、自ら動く最強チームを作るマネジメント術

Translate

自己紹介

自分の写真
平社員で入社して9年で取締役まで登り詰めた経験から、激動の時代を生き抜く、人としての器を広げるための情報を様々な話題から発信中!                      問い合わせいただく、記事転載希望のご質問ですが、リンク、転載元を明記していただければ、全記事、転載自由です。

【起業家・経営者必見】業務効率化・資金調達・スキルアップを叶える!

【起業家・経営者必見】業務効率化・資金調達・スキルアップを叶える!厳選ビジネスサポートサービス8選

X

お問い合わせ

名前

メール *

メッセージ *

QooQ