1970年生まれ。結婚を機に帰省し、メーカーへ入社。平社員で入社して9年で取締役(平→課長→次長→部長→常務→専務)/激動の時代を生き抜く、人としての器を広げるための情報をXで発信中!/成功論/リーダー論/心のスキルアップ/コミュニケーション術/趣味:ピアノ・筋トレ・サウナ・愛犬ヾ(・ω・*)なでなで
「根回し」は汚い?キャリアを加速させるビジネススキルに変える8つの技術
「根回し」と聞くと、ネガティブなイメージを持つ人は少なくありません。しかし、これはビジネスにおいて成果を出すための重要なスキルです。
この記事では、根回しを「自分の利益のため」ではなく、プロジェクトを成功に導くための高度なコミュニケーション術と捉え、その本質と具体的なテクニックを解説します。
根回しの真の目的と基本プロセス
根回しは、斬新なアイデアや重要な企画を、会議だけで終わらせないための「事前準備」です。ただ提案するのではなく、キーマンを味方につけ、合意形成を目指します。
根回しの基本は、以下の3ステップです。
- 企画を知ってもらう: まずは相手にさりげなく情報を伝え、関心を持ってもらいます。
- 企画を理解してもらう: 相手の意見を聞きながら、企画のメリットを理解してもらいます。
- 企画に賛同してもらう: 相手の賛同を得て、最終的な合意を形成します。
最初の段階で「賛成してほしい」と迫るのは逆効果です。まずは「ご相談」という形で相手の意向を聞き出すことが成功の鍵となります。
プロが実践する!スマートな根回し術8選
テクニック①: ポジティブに楽しむ
根回しはコソコソ行うものではありません。後ろめたさを感じず、仕事の一環として前向きに取り組みましょう。明るい言葉を選ぶだけで、相手の印象も変わります。
テクニック②: タイミングを見極める
多忙な相手に根回しを行うなら、月曜の朝が基本です。アメリカのビジネス習慣にもあるように、金曜の夕方など相手の意識が仕事から離れている時間帯は避けましょう。
テクニック③: 対面で心を通わせる
根回しは高度なコミュニケーションを必要とします。メールでは真意が伝わりにくいため、相手の表情や反応を見ながら話せる対面での会話を心がけましょう。
テクニック④: 傾聴8割、説得2割
根回しは「説得」ではなく「合意形成」のプロセスです。まずは相手の本音や意見を8割の時間を使ってじっくりと聞き出し、残りの2割であなたの意図を伝えます。
テクニック⑤: 賛成派から固める
根回しは長期戦です。成功の王道は「賛成派を固める→中間派を取り込む→反対派を落とす」という流れ。特に中間派を味方につければ、交渉はほぼ成功したも同然です。
テクニック⑥: 苦手な相手こそ時間をかける
苦手な人とのコミュニケーションを避けていては、根回しは成功しません。あえて時間と労力をかけ、相手への関心を深めていきましょう。思わぬ共通点が見つかり、心理的な距離が縮まることがあります。
テクニック⑦: 検討課題を小分けにする
難航する交渉では、一度に大きな合意を求めず、小さな「イエス」を積み重ねていくのが有効です。「この点とこの点は良いですね?」と合意できる部分を増やし、最終的な大きな決断を引き出します。
テクニック⑧: 資料は1枚にまとめる
口頭での根回し後、具体的に話を進めるための資料は簡潔に。特に忙しい上層部には、ポイントを3項目に絞り、各項目を3行以内にまとめた1枚の資料が基本です。あなたの評価も高まるでしょう。
仕事の成果を最大化する根回し術を学んだ後は、あなた自身のキャリアについて考えてみませんか?
特に40代からのキャリアに悩んでいる方は、もう悩まない!40代からのキャリアを変える自己成長術の記事も、ぜひ参考にしてみてください。
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